2024年4月17日水曜日

そりゃあそうだ。

1ドル154円台は34年ぶりの円安とのこと。

34年前というと1990年。

随分前のようだけど出来事を調べると、 

湾岸戦争、ドイツ統一、昭和から平成へ、など。

あー、高校3年のあの頃ってそうだったのか、

つい最近のよう…。

1993年にカナダ行きを決めたのは、

当時は物価が世界一高かった日本にいるより、

超円高を享受出来そうだったことも要因。

つまり、わずか3年でそれだけ変化していた、

ということになるのですね。

ならば今回も?

いや、あの頃とは国力が違うので、

そうはいかないのかな、どうでしょうか?

沖縄ローカル


朋あり遠方より来る、亦楽しからずや。


カナダで出会い、30年来のお付き合いな友人が

沖縄から、越谷蒲生のベルカテナを目的地に

遊びに来てくれました。

わずか1年でガリガリ⇒パンパンになり、

迎えに来た母が気づかず空港で素通りしたという

僕のTed時代(笑)を知る数少ない友人。

年齢も違い東京と沖縄、お互いに何故そこ?

という地を選ばなければ絶対に無かった御縁は、

異国だからこそフラットなお付き合いに。

最初に出したおみやげも何故か?

“ハゲにならないシャンプー“

という面白さ。(笑)

息子さんが変わってて、と嘆いて?ましたが…

“そりゃあそうだ“とは言いませんでした。

お互いに写真1枚も撮るのを忘れ、

あの頃や現在、家族のことなど喋り続けました。

彼女からすれば“あのTed“が選んだ商品なのが

どうしてもピンとこないながらも

(そりゃあそうだ。)

お気に入りが見つかりお買い物まで。

昔の自分を知っている人を接客するのは

僕のほうもやっぱり照れ臭さが取れません。

でもやっぱり嬉しいものです。


人知らずして慍らず、また君子ならずや

あら論語、続きはこうだったなんて、
これまた結構タイムリー。

2024年4月14日日曜日

ギアチェンジ。

 4時台に明るくなり始めました。

荷捌きからの従業員の洗濯を3セットこなし、

メダカの水槽清掃とトイレ掃除が完了し8時前。

黄砂まみれな愛車の洗車時間を生み出せました。

昨日、日中はスタッフにお任せし、

店主は閉店後の壁紙貼り仕上げ担当。

職人っぽくなってきました。(笑)



桜も散り始め、これからは新緑の季節。

車窓からの景色に日々グリーンが増えてゆき、

気持ちも明るくなります。

運転は眠いけど(いつもか)気持ち良いこの季節、

窓を全開にしてギアをマニュアルモードに入れ、

エコモードな愛車がメーターに表示してくる

早めのシフトチェンジ指令を無視して

2速、3速の回転数を上げて引っ張りながら

窓を全開にしてドライブしがちです。

(わからないですね?)

あっ、でも春の交通安全運動中です。

スピードの出し過ぎ、

黄色信号での無理な突っ込み、

初めての道でわかりにくい一時停止など、

気をつけましょう。(過去の履歴から)


新年度も始まり、ベビーだったワネスト王子が

ピッカピカのランドセルを見せてくれました。

我が家も長女の塾通いから始まった弁当作りの

ファイナルイヤーがスタート。

(僕は何もしてませんが・・・)

自分のことより子供たちの成長からのほうが

月日の流れを感じます。


とはいえ4月。

自分も変えてゆきたいと先週から取り組んだ

壁紙貼り第2期工事もひとまず昨夜で完了。

久しぶりのお客様には違うお店なのでは?

と思って頂きたいぐらいなつもりなのですが、

こちらの思い入れなどつゆ知らず、

案外壁の色なんて気付かないものです。

このギアチェンジ、もしかしたらお客様より

日常だった自分のほうが感覚が変わったようで、

ディスプレイや仕入れも少し違う作用あり。

(単純です)

やはりたまにはファイト一発!!を飲みながら

ネブソクニモマケズ頑張ってみるものです。

今までにないものが登場する気配がする?

ベルカテナ。

どうぞご期待ください。(笑)





2024年4月7日日曜日

拠り所。

 「何屋さんですか?」


初めてのお客様から時々質問されます。

先日スタッフが受け、

「服とか、靴とか、カバンとか、ブローチとか、

色々ありますよ~。」


と、五月雨式に応えておりました〜。(笑)

洋服以外は僕がセレクトしておりますので、

彼女にはご面倒をお掛けしております。


お客様がお連れの知人に紹介するベルカテナは

「靴屋さん」←(こちらは多いです)、



「雑貨屋さん」、




「洋服屋さん」なども、



「クッキー屋さん」もありました。



でも、おそらく一番多いのは、

「なんだか色々あって不思議なお店。」

というビミョーな声。

僕自身を押しつけてしまっていますね。(笑)

ちなみに商品構成的には似ていた先代も

同じ質問を受けることも多かったのですが、


『あなたにとって良いものだけを。を、

コンセプトにセレクトしています。』


と、淀みなく応えておりました。

僕はと言えば、

“あなたとあなたの大切な誰かにとっても“

ともう少し守備範囲を広げ(欲深く?)

商品との出会いを探していますので、

「プレゼントに何かいいのないかな?」

と、期待してのご来店には総力戦で応えます。

(笑)


さて、店主の場合、お客様だけでなく書面上でも

業態について回答を求められることも多く、

その回答テンプレートは、


『ジュエリーなどのセレクトショップ』


…スタッフにすら伝わってないですね。(苦笑)

スタッフのせいでは全くなくて、

単純に社長の努力不足。これに尽きます。

そんな僕でも、今まで最も足繁く通った展示会は

ジュエリー関連。

高額なジュエリーがこれほど市場に存在する、

圧倒的物量を目の当たりにし、焦る気持ちや

虚無感に襲われながら、存在意義を探している。

これが率直なところです。

ベルカテナがそうであるように、

卸業者もそれぞれの物語があり、

そのストーリーに沿った得意分野があります。

全て、ではないのですがどうやら僕の場合、

そのストーリーを拠り所とするスタイルが

一番しっくりくるようで、そのために沢山の

“授業料“も支払ってきました。(苦笑)

当店のジュエリーは元々、美しくクオリティの

高い作品を手掛ける工房のフルハンドメイド。

お買い上げになられたお客様には長くご愛用

頂いております。

そこにベルカテナならではのエッセンスを加え、

他にはない+αの楽しみをご提供すべく、

宝石の代表で4月の誕生石でもあるダイヤで

新たな挑戦をしているところです。

もちろん店主としては知りすぎなければ、

なのですが、知りすぎない初々しさや自由度も

面白いのでは?と言い訳もしつつ。









2024年4月6日土曜日

夜のお仕事。

 満開の桜を遠目に眺め気持ちも華やか。

(深夜残業後の夜桜ばかりですが...)

ワネストは今週末が見頃です。

寒さも和らぎ、1枚薄くなった洋服とともに

少し心軽やかになったタイミングで

什器の変更と壁紙貼りという大きめの、

終わるまで帰れない”夜のお仕事”に着手。

フランスのスニーカーブランド「ASVALT」

アメリカの「MINNETONKA」

トルコの「BUENO」などを扱う仕入れ先が

ブランド別のPOPを作ってくださり、

春からそれを活用して紹介したいのと

壁紙もまだ途中なのが気になっていたのが、

2つの課題を組み合わせることにより、

より効果的になりそうなイメージが出来たので、

結果として同時進行となることに。

シューズのディスプレイは長年続けながらも

未だ”これ”といった動きのあるかたちが出来ず、

正直まだまだ頭が固いなぁと感じております。

アクリルのボックスは什器の”棚感”がなく

すっきり、きちんと感は出るので今回はこれで、

と思ってはいたものの、

メリットなはずの透明感が

どうも締まりなく見えてしまうのは何故?

ずっと気になっていたことの原因はもしかして

壁の色かな?と気付きました。

無知ほど怖いものはなく、初めての経験でしたら

ワクワクアドレナリンも湧いてくるものですが、

お金を取れる程の技術もなく、

ちょっとかじって少しコツもわかってきた、

逆に言うと完成までの時間や必要エネルギー量も

わかるという中途半端さが、

その一歩を鈍らせる出来ないヒトの典型に

陥ってしまうところでしたが、

今回は仕入れ先の好意という”他力”に助けられ、

頑張るチカラを頂きました。

壁紙を貼り終えた深夜に什器を置くと、

うん、ひとまずはイメージ通り。

前より見栄えは良くなったかな、と思います。

もっとも、職人としては情けないほどの見積もり

ミスで、壁紙が全く足りておらず、

そちらは未完デス。(泣)

お仕事は計画的に。(笑)





2024年4月1日月曜日

さくらさく。

 サクラサク。

案外寒かった3月を映し、東京では近年珍しい?

入学式の頃に満開を迎えそうですですね。

記憶も曖昧なので調べてみたら、東京の満開は

2011 12年が4/6、以来ほぼ3月中に満開でした。

桜をあと何回…なんてチラッとよぎる年齢に(笑)



自分自身の現状に満足など出来た例はないですが

現在の自分はこれまでの積み重ね上にあり、

それ以上でも以下でもない。

リアルだなぁ、最近つくづくそう思いますし、

その結果としての”今”に納得しています。

ぼんやりとした、あるべきかたち、というか

願望のようなものをフィルターにして、

常にそれと比較してきたようなところがあり、

そのくせ忙しいを口実に、まあずいぶんと雑に

半世紀を費やしたものだ、

夜、店でひとり反省会したりしています。(笑)


若い頃はそんな自分につけるクスリがなく

苛立っておりましたが、すっかり図々しく

オマエはアホだなー

と自分を笑えるようになりましたので、

反省してるのかわかりませんが…


それはおそらく、何が足りないかと処方箋、

つけるクスリも前よりは具体的にわかっていて、

それを出来るか、出来ないかという

シンプルに一人称の問題であることと、

そんな自分でも曲がりなりに出来たこともある、

ということもあるのでしょう。

処方箋もたいそうなことではなく、

むしろ、何が、何故、そんなことをもう一歩、

掘り下げてみること。

そんなことがもう少し出来ていたら・・・と嘆くより、

それでもここまでやってこれてラッキー、

ここからもっと面白そう!!と

伸びしろだらけの自分にちょっと期待している、

4月1日の偽らざる?心境。

イソップ寓話も…伸びしろ


2024年3月22日金曜日

第7回布絵教室生徒作品展。

 


3/22~24第7回布絵教室生徒作品展。

昨年は上手く日程の調整がつかず、

2022年10月以来の開催となります。

作品のクオリティも益々高くなり、

インターバルが長い分、作品も多め。

ディスプレイに頭を悩ます時間も長め…

となりました。(苦笑)

前日恒例の布絵かるたはこんな感じで、

足の踏み場もないほど。(笑)



第1回から参加の生徒さんはいないかな?

新陳代謝を繰り返し続いているということで

それも凄いことだと思います。

主宰の平井さんは片道1時間半かかる遠方まで

ワネスト移転当初から通われています。

衰えぬ情熱、これも凄いことです。


生徒さんの希望に合わせ図案を起こし、

合う布と糸をキットとして用意する。

平井さんは、よく、

『やはり絵はデッサン力よね。』

と仰いますが、布絵の場合、

そこから更に布探しも必要なので、

そちらも常にアンテナを巡らせる、

ということなのでしょう。

そこが楽しくも、大変でもあり、

なのでしょうね。


ディスプレイを任されている僕にとっても

毎回新たな試みをする機会となっています。










今年は”パズルゾーン”を作ってみました。

お楽しみ頂けるとよいのですが・・・。







2024年3月20日水曜日

心の向き。

 お彼岸。

夜明けはまだそんなに早くないのですが

これからどんどん早くなるでしょう。


『もしもピアノが弾けたなら』



ちいさな灯りを1つつけ、きみに聴かせることだろう


本間樺代子さんのミニミニコンサート。

日曜日に足を運んで下さる皆様に支えられ、

素敵な空間を僕自身も楽しませて頂きました。

開催そのものも突然でしたが、

僕のタイトル決定も直前。にもかかわらず、

本間さんは3回の演奏曲を変え、

『もしもピアノが弾けたなら』

もタイトルに合わせご披露下さるなど、

サービス精神旺盛。

お客様も彼女が3/30に主催する演奏会について

さりげなく支援金を置いていって下さいました。

演者、お客様、主催者、それぞれの”心の向き”が

他者へと向いていることで循環が生まれ、

その場の空気が温まる。

ちょうど契約更新の時期で、これまでを振り返る

ようなタイミングの”ベルカテナ第二章”も、

10年目になるようですが、

素敵な皆様に支えられていると本当に有難く、

誇らしくも思います。

先代(母)が4男である僕の成長を待って、

自分の仕事を始めた時は既に50歳で、

生前、時々『あと10年早ければ』と呟くのを、

待たせた張本人としては申し訳なく思い、

ほっておけないというのが末っ子の当時の心境。

そこからの第2章。

まったくのゼロから始めた10年は、

時間的にはもちろん早いのですが、

もっともっと昔からのような不思議な感覚。


ちなみにBelle Katenaという名はその母の造語で

”いつの日か”と、ずっと温めていた

言霊のようなもの。

Belleはラテン語のビューティー。

Katenaはドイツ語の化学用語で『反応・結合』。

美しいものが好きだった母らしく、

美(美学)を通じ

五輪の輪のように繋がり、ゆく、

そんなイメージを抱いていたようです。


『もしもピアノが弾けたなら』


美しい音色に彩られたひと時はBelle Katena

だったよと、(後付け感ありありですが)

お彼岸なので母への報告としましょう。

(笑)

ありがとうございました。








2024年3月15日金曜日

もしもピアノが弾けたなら。

 夢って叶うんだなぁ・・・。

とても嬉しい情報が入る。

苦労してたどり着いた夢だからこそ

いつかを思い悩んでいた”あの時“を

いつか大笑いしながら話したいものです。


『もしもピアノが弾けたなら』


娘たちに託しましたが、儚く消え、

ウサギ小屋の拙宅にド~ンと居座る

アップライトピアノ。(笑)

♫電話してちょーだい♫のCMに誘惑されるも、

どこか夢の続きに期待してしまい···。


夢を叶えるためには1にも2にも努力しかない。


そもそも夢って??と夢のないオトナな僕が、


『重要文化財の国分尼寺で音を奏でられたら…』

という夢に向かう鍵盤奏者、本間樺代子さんに

小さな夢を託すイベントを開催します。



『もしもピアノが弾けたなら。』

3/17(日)①13:00〜②14:00〜③15:00〜

各回約20分鑑賞自由(ベルカテナ店内にて)

一大イベントを目前に控えお忙しいところ、

エアポケットのようにポッカリ空いていた一日を

皆様に素敵な音を届けに来てくださいます。

おなじみ西田敏行さんの歌の2番に

♫もしもピアノが弾けたなら

小さな灯りを一つつけ

きみに聴かせることだろう♫

こんな一節がありますので、

当日はそんなイメージで。

春の陽気に誘われて気軽にお立ち寄りください。

2024年3月9日土曜日

ミニミニ“ミニ“マルシェ

 昨夜はワネストミニマルシェに向け準備。

工場での仕事があるので当日朝の準備は出来ず、

スタッフに什器の移動などはさせたくないのと

簡単な準備で済ませるよう考えたプランを

夜に雨が降ったり、当日風ありかも、など考慮し

プランを練り直し。

こっちかなぁ、というものは決算だのなんだの、

言い訳にして後回しにしているhave to doの

前倒し確定な片付けが先となる迂回コース。

土曜朝、工場で荷捌きするドライバーより

”早め希望”=AM5時

というメッセージも入り、時間も限られ、

そろそろ眠い時間帯。言い訳し掛けましたが、

”今回は”ちょっと頑張る方を選びました。(笑)

寝袋素泊まり、最近では珍しい濃霧の高速を、

土曜早朝の誰も観ていない時間の良い番組、

テレ朝”テレメンタリー”を聴きながら走り、

夜明け前に荷捌きを終え、従業員の洗濯物3回、

トイレとメダカの水槽管理を終えても8時前。

こんな日常ですが、すべてがスムーズに進むと

案外気持ちの良い1日のスタートです。(笑)

こんな日常ですので、周りには迷惑ですが

基本はジャズライフ。即興です。(笑)


”いつか”は大抵いつまでも”いつか”。


それが前倒しで実現する嬉しいメッセージあり。

しかも、『明日、参加したいのですが』という、

ジャズライフには一番の大好物。

ご本人が本当に”いつか”と思っていた証ですし、

前日となれば告知などもままならない訳で、

使うエネルギーのリターンを考えてしまうと

言い訳が先に出て、一歩が踏み出せないもの。

そしてフツーは相手のことを考えると・・・

遠慮しちゃうものです。

前日じゃあムリ。とか、

○○日までに、なんて自分の都合を

なすりつけるやり方って大抵その枠内に

収まる四角四面なものになりがち。

僕はそれよりたとえ前日でも、

閃いたエネルギーを大切にし、

ギリギリまで出来ることを考え、動く。

そのほうが結果として面白くなると思います。


初参加ワネストミニマルシェに初開催する

3種の野菜を各5個ずつだけご案内という

自然野菜ミニミニ”ミニ”マルシェ。

好きを求め、思い切って海外で生活をしてみて、

そこで得た自分にとって大切ななにか。

そのアンテナが農園との出会いに繋がり、

土まみれになる大変な作業とわかっていながら、

週末に遠方まで足繫く通う。

その意味ばかりを考えてしまうより、

バラバラなようで繋がっている人生、

ご本人の現在にはきっと意義があるはす。

前日OKな間柄?(笑)として、

“いつか“が実現することを嬉しく思います。

POP用意しました(前日ですが😆)



2024年3月6日水曜日

そんなの関係ねえ。

 2月はあっという間に逃げてしまい、3月。

意外と寒い日が続いていますね。

昨夜の帰宅時は吹雪いてました。


夏休み最終日の宿題みたいに決算を終わらせ

(苦笑)

気持ちも新たに、と行きたいところですが

添付資料の作成やら更新作業やら、

丸投げ出来ない作業がもう少し続きます。

いくつかの反省点と向き合いながら、

自分の現在地に謙虚にならざるを得ないこと、

足りないものも前より具体的に、

というよりシンプルに理解しています。

やるべきことを一つひとつ、

知っている自分自身をあきらめずもう一歩、

コツコツ、丁寧に踏み込んでみる。

どこまで出来るか?を楽しむくらいに。


リーマンショックで会社が倒れそうになった頃、

義父に泣きつくと、

『そんなことは関係がない、

お前のやり方が甘いだけだ!!』

婿として初めてもの凄い迫力で叱られました。

(泣)ではなく本当に泣いた。(笑)

当時はそれでもまだ、”どこか”に言い訳を求め、

父の真意を理解しておりませんでしたが、

今は本当にそうだなあと思います。


毎年、所信表明をしがちなこの時期ですが(笑)

アイアンマンレース完走記録を伸ばした兄や

”初リポDでファイト一発!!”をしてまで

徹夜で試験勉強している次女にも

こっそり刺激を受けコツコツもう一歩、

その先の景色をみてみたいと思う春のスタート。

次女のホンネ、マイ歯みがき粉



2024年2月21日水曜日

こんな感じ。

 今週後半は菜種梅雨で雨続きの予報。

昨日は最後の晴れを利用し工場では朝から

4日分の前倒し現場作業に追われ、

晴天続きであまり心配のいらない冬から

お天道様の御機嫌を伺う季節へと移ろい、

少しピリリとした気分。

作業服から急ぎ着替えてベルカテナへ行き、

夕方からは店内で洋服のプチ展示会。

雪で首都高が通行止めになりキャンセルした

パーヌさんが夏物コレクション6ハンガーを

ガラガラと持ってきてくれました。

スタッフに次から次へと試着してもらい、

終わったのは21時前。

スタッフはもう就寝時間(笑)。

僕もクタクタになり天然床での寝袋確定。

営業の方にもお付き合いさせて申し訳ないですが

やはりこちらも真剣です。

こちらは春物



日頃なかなか手が回らず更新出来ずにいる

当店のwebショップ(実はあります)で

お買い上げのメールが届きました。

(しまった!!在庫管理出来てないかも…)

慌てましたが、無事在庫もあり即納可の回答。

お客様は金曜日のお出掛けに間に合うと

喜ばれひと安心。

関西の見覚えのあるお届け先の住所は、

やはり従兄弟や長年の友人のご近所。

偶然とはいえなんだか嬉しいものです。

小さな店を全国から見つけて頂けるという

WEBの可能性はやっぱり面白い。


”プチ展示会”中にいらしたお客様は

パールを気軽に纏うきっかけになったわと

お楽しみ頂いているブレスレットが

外れやすいとのご相談。

もちろん万全を期しているつもりですが、

やはり色々なことが起こり得るもの。

こうしてご愛用頂いているからこそのお声は

とても大切で、早速作家と情報共有したところ

改善方法もいくつか上がってきました。

これもある意味大量生産品ではない

フルハンドメイドならではのサービス。

少しお時間を頂いてしまいますが、

より良いかたちにしてお返ししますので、

どうぞご安心ください。

また、そのお話しをしているときにいらした

お客様は、イタリア家具をご検討中で、

そういえば、と、いつかの僕との会話を

かすかに脳裏に留めておいてくださったようで

久しぶりのご来店。

そうなんです。

ウン百万、ウン千万円の家具なんかも、

ご希望があればご紹介が出来たりするのです。

ちょっとしたプレゼントから大きな家具まで、

お探し物があれば僕に投げかけてみて下さい。

僕自身にも新たな扉を開けるヒントにもなりますので

どうぞお気軽に。

以上、

なんとなく仕事してる感じには見えるでしょ?

というアピール丸出しのブログでした。(笑)

僕の日常はだいたいこんな感じデス。

あっ、アピールついでにベルカテナのECサイトは

こちらです。↓

https://bellekatena.stores.jp








2024年2月18日日曜日

夢中。

 1月2月は決算という過去に向き合いながら、

ジュエリーショーやギフトショー、

洋服の展示会などに足繁く通う季節でもあり、

過去と未来を往来しながら、

"現在"のバランスを取ろうと試みているのか、

あるいは"現在"への逃避行動なのかも?(笑)


オリンピアン為末大さんの座右の銘は

『努力は夢中には勝てない』

孔子にも同じようなものがありましたね。

夢中とは無意味性。

「それに意味があるかはもはやどうでもいい」

という状態での行為で、

"なにかのため"の行為は努力。

努力と夢中の境目は、氏に言わせると

「将来のための行為」

「いまここの行為」

この境目は微妙ですが、

この境目が本人の集中に大きな違いを生む。

努力では集中が弱い。

夢中は本当に深く集中に入るので

得られるものも、出力も大きい。


パールアーティストの上村さん、

毎年過酷なアイアンマンレースに挑む兄、

僕の体を診てくれる施術家など、

まわりを見渡しても確かにそうだと思います。


自分はあっさりしたものでそうではなく、

それ故の憧れを抱きますが、

そんな僕にもこの先夢中が待っていると

根拠なく自分に期待しています。

店ではやはり夢中人を紹介してゆきたいですね。


かわいそうにそんな僕の血を引き継いだ長女。

もがく姿はまるで昔の自分を見ているようで、

自分の親がそうしてくれたように

信じ、黙って見守るしかありませんでした。

そんな彼女も現在就活真っ最中。

想定もしていなかったところから

面接の機会を頂け、そのチャンスを前に

さすがに藁をもすがる心境だったようで

父親の意見にも耳を傾けておりました。

ところがこの父親(ボク)は就活経験ゼロ。(笑)

全くテクニック的なアドバイスは出来ません。

”似た者同士”として、

『考えて考えた先にポロッと出てくる何かが、

今の自分自身。奇を衒わず真っすぐに、

それを伝えてみるといいかもね。』としました。


僕の中ではこれを唯一、自分の拠り所としてきた

感がありますが、(もっとも、僕の場合は前向きな

場面ではなく悉くギリギリの場面)

彼女も自分の資質には気付いているようで

その自分を信じている様子。

本番ではそれこそ”夢中”に話せたそう。

そんな機会を頂けたことに心から感謝し、

面接会場から出て閉めたドアの前で自然と

深々、しばらく頭を下げていたのだとか。

結果はさておき、たしかにこういう場面で

夢中にさせていただける機会に恵まれることこそ

ありがたいものです。

もっとも、やはりお互いもう少しギリギリパワー

からの脱却も目指さないと、

周囲に迷惑を掛けてしまうのですが…(苦笑)

夢中な洋服




2024年2月11日日曜日

思いやり。

 逃げる2月。

商売でよく使われる言葉ですが、ホント。

あっという間に10日も過ぎました。

寒さの中、風のない陽だまりや窓越しにふと、

感じるぬくもりは身体を少し軽やかに。

ただこの季節。

個人的には2社の決算という"過去“と向き合い、

期限に追われるという数十年。

重たいものを引きずり、日々の区切りや、

整えておくことの大切さを、

焦りの中で少しずつ、懲りないながらも

次へ向けて、後悔から学ぶ季節でもあり。

その意味では、成長の年輪を刻んできた、

そんな季節かもしれません。

昨日は工場の経理担当者が直前に迫った

税理士との最終打ち合わせに向け、

土曜日出勤をし、とても大変な最終確認と、

準備をしてくれていました。

上司はダブルチェック担当。

資料に現れている経理担当者の成長を

誇らしく感じつつ、ちょっとだけコツを伝授。

圧倒的な痛みから(苦笑)体得してきた、僕なりの

複式簿記は『急がば回れ』理論?の

最終章を伝える段階にたどり着いたことにも

『春』を感じました。

今回、彼女がこれを経験することで、

僕の役目は終了。

たとえ僕がいなくなっても留まることなく

季節は巡ると思います。(当たり前ですが)


企業会計は『Going concern』

継続を大前提としております。

ゼロから初めた僕は数十年。

勘も悪く、積極的でもなく、正しい道でした、

なんてとても言えません。

でも、その道中常に、

『いつかバトンをより良く渡すための道』

という意識を持ち続けていたことで、

あの失敗も、あの冷や汗も、あの涙も、

呑み込んでこれたかな?とは思います。

同じくゼロからの彼女はたぶん7年くらい。

自分の掛けてしまった年月も、

少しは役に立ったかな?とは思いますが、

ここからは彼女自身がこれまで、

わけわからないところから必死に付いてきた

歩みの中での痛みや経験をもとにして、

未だ見ぬ次の走者のためにも、

自身の経験を重ね、より良いバトンを渡せるよう

工夫をしていって欲しいと願っております。


“思いやり"


を忘れずに。





『じゃあ、あとはよろしくね』

と工場を出るも、インスタで見たかわいい花を

店とスタッフ用にと少し寄り道。

費用がかさむからきれいな写真勘弁して、と

冗談が言える馴染の店に寄れるのも、

スタッフがいてくれるおかげです。

2024年2月4日日曜日

きづな。

立春ですが週明けは積雪の予報。
立て込んだスケジュールがどうなるのか?
お天道様に合わせて対応するしかないですね。

『あれ?今日スミコさんじゃないんだ。』

店の入口でお客様ががっかりして帰る、
最近、週末に僕が店にいるとよくある出来事。
店としてはそうあるべきで、
僕もそれを目指して来ましたが…
『僕でごめんなさい。』
と謝るのもちょっとだけ複雑かな?(笑)

そんな皆様のために本日はスミコデーとし、
店主はせっせとスタッフとお客様を繋げる
縁結びグッズを作成しておきました。

プチマルシェ15セット


縁というのは本当に不思議なもの。
同じ出会いでも、いつ、どこで、どのように、
という条件が違えば一期一会になったり、
30年来の付き合いに発展したり。
お得意様は交通事故を通じて、
お互い行き来する仲良しになったのだとか。

僕が開業間もない治療院を訪れたのは約1年前。
奥様のクリスマスプレゼント探しに来店され
色々なお話しをしてゆく中で治療家と知り、
後日、訪問しました。
僕自身、この出会いのおかげで長年困っていた
両肩の脱臼癖から開放されたのですが、
当時は自分のことより、
めまいに悩まされている妻に、
何か良い方法はないものか探しており、
もしかしたら、と期待したのが一番の動機。

そこから、彼と話しているうちに、
ニュージーランドに住む兄に会わせたくなり、
兄が偶然家族を連れて来日することになり、
兄家族が治療院を訪れ、治療を受けたら
長年痛みで苦しんできた義姉があら不思議、
その場で痛みがなくなってしまい、
驚いて先生をお師匠さんと呼ぶようになり、
家族や友人思いの彼女はニュージーランドで
辛い思いをしている人達にも自分の経験を
届けられないかと本気で考え、

ニュージーランド北島施術ツアー

を企画し、提案。
なにせ場所は南半球の国。
経済的、日程的など断る理由はきりがない中、

こんな熱い気持ちに応えなければ後悔する、と

SAY YES !!

なんと実現してしまいました!!

帰国して伺う旅のお話しはまるで宝石箱。

兄も、もし自分の勘が間違っていれば
自分の信用を失いかねないリスクを背負い、
それでも周囲の幸せを願い奔走する伴侶を見て
なんとかしようと道中の通訳を担当。

お互いの利他の気持ちが響き合い、繋がり、
TEAM気綱としてそれぞれが全力で取り組んだ
奇跡の10日間施術ツアー。

あの一歩

として彼らの中に間違いなく永遠に刻まれる
素晴らしい経験となったことでしょう。

少し背中を押そうとお話しした
僕達夫婦の貧乏物語。
こんな軌跡へと繋がるのなら
僕らのそれも無駄ではなかった笑い話。(笑)


おみやげ






2024年1月28日日曜日

ひっそり感。

 寒さの底ですね。

ワネスト回廊は毎日北風も強く、

ハヤブサも飛び込めるほど(実話です)

いつもフルオープンなドアも風に煽られ

控えめに開けている状態でした。

そうなるとお迎えするするこちらの気持ちも

ややこっそりとしてしまうのは僕だけかな?


そんなこっそり感と、

あらためて存在の大きさを思い知らされる

あかね.ya閉店ショックと寒さとのひっそり感で

エネルギー残量に少し余裕がありましたので、

『壁1枚の壁紙貼り』

『ロボくん開眼』

『コンパス』

という、マイ課題中級3本立てに取り組めて

それはそれで一歩前進です。







このあたりの取り組みは、

"不器用で雑"

な自分への挑戦と、

ものづくりの難しさと楽しさを体感する、

学びの意味合いが強いのですが、

自分自身と向き合わねばならないこと、

始めたら終わるまでやめられない、

イメージ通りにいくとはかぎらない、など、

出口を考えるとついハードルも高くなり、

気後れしてしまいがち。

ですので、こんな"言い訳の出来ない状況"は

これはこれでありがたいもの。

今回も個人的には次へと繋がるような、

なかなか気付きのある挑戦となりました。

きっと、良いものを作るために技はもちろん、

むかう姿勢や仕組みを整えることが大切、

ただ時間があれば出来るというものではない、

それも"技"の大きな要素なのかな、

そんなふうに感じております。


洋服のバックヤードはパステルカラーに彩られ

既に春色満開となっております。

今春イチ押しチェックのジャケットなんかも、

店頭に登場するタイミングを伺っている、

なんてウワサもあります。

春が待てないというお客様は

スタッフにこっそり聞いてみては如何でしょう?


2024年1月21日日曜日

お見事!!

 久しぶりに濡れた路面を走るタイヤの音響く

日曜日の朝。

雪にならないでと願う

仕事寄りなオトナになってしまいました。(笑)

昨日は24節気の最後、大寒。

季節はまた次の立春から始まるそうですね。

トホホな自分ですが記念に。


1月16日、gamouあかね.yaさんが閉店しました。

6年間のうちほぼ4年はコロナ禍という、

店を運営する者にとっては非常に難しい状況下を

ワネストを”ゼロからの地“に選んだ同志として、

お互いの存在をエネルギーに頑張ってきました。

大袈裟に聞こえるかもしれませんがコロナ禍は

ちいさな店を開けることそのものが、

自分の哲学を試された時代でもありました。

その中で”これかも“というちいさな光を見つけ、

自分を信じ走り続けたあかね.yaさん。

開店当初は『一日5人来るにはどうすれば』と

悩む日々が続いておりましたが、

最後は旅立ちを惜しむお客様が連日数百名訪れ

とても賑わっておりました。

初投稿ではいいね5件だけだったインスタも

今ではフォロワー2000人を超えています。(笑)

先輩風を吹かしていながら、その実集客では

おんぶにだっこですっかり甘えていた僕としては

寂しいのはもちろんなのですが、実はそれ以上に

確かな足跡を残し旅立つあかね.yaさんへ

『お見事!!』

と心から拍手を送りつつ、


さあ、今度はあなたの番です。


と、叱咤されているようにも感じております。

つまり、複雑な心境デス。(苦笑)

ちょうど工場でも自分を考え直す出来事もあり、

自分の中では大きな転換点なのかな、

そんな気がしております。


変わらないこと

変われないこと

変わったこと

それぞれありますが、

色々な季節をめぐり、


“あるべきかたちへの入口“


に、ようやく立てたのかな?

もしかしたらこのままだと一度

“リセットボタン“

を押さねばならなかったところを

“CONTINUE?“

になんとか留まらせてもらえたのかも?

ありがたく感じながら

次の季節へ気持ちも新たに。






2024年1月7日日曜日

一年の計。

 




新年企画『12の宝箱』。

おかげさまで半分以上旅立ち、

山が低くなりました。

やはりこうして皆様に反応して頂けることが

なにより次へのエネルギーとなりますので

本当にありがたいことです。

春に使えるカットソーセットや男性向け、

ウチらしいジュエリーの宝箱など、

店主が詰めながらニヤリとした

かなりオススメな宝箱が残っておりますので

ついにラストイベントの開催となってしまった

あかね.yaさんへお立ち寄りがてら

のぞいてみてください。


新年から机に向かう次女に


「一年の計は元旦にありだ。」


と言ったら

「なにそれ?」と返ってきました。 

今どき言わないのか?

それとも次女の”勉強不足”?(笑)


僕の方は新年毎に恒例の、


·手帳を買ってみる

·アレもコレもソレも


の(サザエさんのタイトル的)二本立て。

手帳はようやくいい感じのものを見つけ、

活用出来るかも?と淡い期待を抱き、

アレとコレはクリア出来たおかげで

ソレやアッチとコッチまでも、と

意欲的なスタートとなりました。


滞らせないで流してゆく。

心を軽やかにしておくのって大事だな。


なにを今更なのでしょうが、

腑に落ちること、体感することは

前進する糧になります。

スペックが古くメモリも小さい僕の場合、

自分で抱え込むより如何に受け渡すか?

今まで以上にその方法を探ってゆく必要性を

感じております。

周囲にはこれまで以上に面倒くさいおっさん

となってしまうかもしれませんが、

ご理解のほど、よろしくお願いしますネ。

フンガッフッフ。


2024年1月2日火曜日

12の宝箱。

 穏やかな正月を迎えたかな。

と思いながら車を走らせていたところに

緊急地震速報のアラートが鳴り響く。

良い1年を、という人間の思惑など関係なく

どうにもならない圧倒的なちから。


年末最終日。

新年に向けお楽しみいただけるかな?と

少しずつ集めていた”ピース”がようやく繋がり、

お客様とのご挨拶をほぼほぼ済ませ、

帰ろうとしていたスタッフにも手伝ってもらい

バタバタと準備を始めました。


『もう少し早く言ってください!!』


とならずに閃きを膨らませてくれるスタッフ。

最後まで甘えてしまいました。(苦笑)

もちろん、もう少し計画的に、とは常に憧れ、

およそ人生を通じて目標としておりますが、

それはひとまず置いておき、お客様ファースト。

(笑)


『12の宝箱』



と題し、と当店では久しぶりの福袋(福箱?)を

素敵な箱が1セットだけありましたので、

限定12個ご用意させていただきます。

箱ありきで新年らしく豪華に箱詰めを、と

躊躇するスタッフに指示しております。


どうにもならないことよりも、

自分たちが出来ることを一つひとつ挑戦する。

店を取り巻く状況も一変すると思われる今年の

はじめの一歩として。

皆様に幸先の良い出会いとなれば嬉しいです。


本年も宜しくお願い致します。