2024年2月21日水曜日

こんな感じ。

 今週後半は菜種梅雨で雨続きの予報。

昨日は最後の晴れを利用し工場では朝から

4日分の前倒し現場作業に追われ、

晴天続きであまり心配のいらない冬から

お天道様の御機嫌を伺う季節へと移ろい、

少しピリリとした気分。

作業服から急ぎ着替えてベルカテナへ行き、

夕方からは店内で洋服のプチ展示会。

雪で首都高が通行止めになりキャンセルした

パーヌさんが夏物コレクション6ハンガーを

ガラガラと持ってきてくれました。

スタッフに次から次へと試着してもらい、

終わったのは21時前。

スタッフはもう就寝時間(笑)。

僕もクタクタになり天然床での寝袋確定。

営業の方にもお付き合いさせて申し訳ないですが

やはりこちらも真剣です。

こちらは春物



日頃なかなか手が回らず更新出来ずにいる

当店のwebショップ(実はあります)で

お買い上げのメールが届きました。

(しまった!!在庫管理出来てないかも…)

慌てましたが、無事在庫もあり即納可の回答。

お客様は金曜日のお出掛けに間に合うと

喜ばれひと安心。

関西の見覚えのあるお届け先の住所は、

やはり従兄弟や長年の友人のご近所。

偶然とはいえなんだか嬉しいものです。

小さな店を全国から見つけて頂けるという

WEBの可能性はやっぱり面白い。


”プチ展示会”中にいらしたお客様は

パールを気軽に纏うきっかけになったわと

お楽しみ頂いているブレスレットが

外れやすいとのご相談。

もちろん万全を期しているつもりですが、

やはり色々なことが起こり得るもの。

こうしてご愛用頂いているからこそのお声は

とても大切で、早速作家と情報共有したところ

改善方法もいくつか上がってきました。

これもある意味大量生産品ではない

フルハンドメイドならではのサービス。

少しお時間を頂いてしまいますが、

より良いかたちにしてお返ししますので、

どうぞご安心ください。

また、そのお話しをしているときにいらした

お客様は、イタリア家具をご検討中で、

そういえば、と、いつかの僕との会話を

かすかに脳裏に留めておいてくださったようで

久しぶりのご来店。

そうなんです。

ウン百万、ウン千万円の家具なんかも、

ご希望があればご紹介が出来たりするのです。

ちょっとしたプレゼントから大きな家具まで、

お探し物があれば僕に投げかけてみて下さい。

僕自身にも新たな扉を開けるヒントにもなりますので

どうぞお気軽に。

以上、

なんとなく仕事してる感じには見えるでしょ?

というアピール丸出しのブログでした。(笑)

僕の日常はだいたいこんな感じデス。

あっ、アピールついでにベルカテナのECサイトは

こちらです。↓

https://bellekatena.stores.jp








2024年2月18日日曜日

夢中。

 1月2月は決算という過去に向き合いながら、

ジュエリーショーやギフトショー、

洋服の展示会などに足繁く通う季節でもあり、

過去と未来を往来しながら、

"現在"のバランスを取ろうと試みているのか、

あるいは"現在"への逃避行動なのかも?(笑)


オリンピアン為末大さんの座右の銘は

『努力は夢中には勝てない』

孔子にも同じようなものがありましたね。

夢中とは無意味性。

「それに意味があるかはもはやどうでもいい」

という状態での行為で、

"なにかのため"の行為は努力。

努力と夢中の境目は、氏に言わせると

「将来のための行為」

「いまここの行為」

この境目は微妙ですが、

この境目が本人の集中に大きな違いを生む。

努力では集中が弱い。

夢中は本当に深く集中に入るので

得られるものも、出力も大きい。


パールアーティストの上村さん、

毎年過酷なアイアンマンレースに挑む兄、

僕の体を診てくれる施術家など、

まわりを見渡しても確かにそうだと思います。


自分はあっさりしたものでそうではなく、

それ故の憧れを抱きますが、

そんな僕にもこの先夢中が待っていると

根拠なく自分に期待しています。

店ではやはり夢中人を紹介してゆきたいですね。


かわいそうにそんな僕の血を引き継いだ長女。

もがく姿はまるで昔の自分を見ているようで、

自分の親がそうしてくれたように

信じ、黙って見守るしかありませんでした。

そんな彼女も現在就活真っ最中。

想定もしていなかったところから

面接の機会を頂け、そのチャンスを前に

さすがに藁をもすがる心境だったようで

父親の意見にも耳を傾けておりました。

ところがこの父親(ボク)は就活経験ゼロ。(笑)

全くテクニック的なアドバイスは出来ません。

”似た者同士”として、

『考えて考えた先にポロッと出てくる何かが、

今の自分自身。奇を衒わず真っすぐに、

それを伝えてみるといいかもね。』としました。


僕の中ではこれを唯一、自分の拠り所としてきた

感がありますが、(もっとも、僕の場合は前向きな

場面ではなく悉くギリギリの場面)

彼女も自分の資質には気付いているようで

その自分を信じている様子。

本番ではそれこそ”夢中”に話せたそう。

そんな機会を頂けたことに心から感謝し、

面接会場から出て閉めたドアの前で自然と

深々、しばらく頭を下げていたのだとか。

結果はさておき、たしかにこういう場面で

夢中にさせていただける機会に恵まれることこそ

ありがたいものです。

もっとも、やはりお互いもう少しギリギリパワー

からの脱却も目指さないと、

周囲に迷惑を掛けてしまうのですが…(苦笑)

夢中な洋服




2024年2月11日日曜日

思いやり。

 逃げる2月。

商売でよく使われる言葉ですが、ホント。

あっという間に10日も過ぎました。

寒さの中、風のない陽だまりや窓越しにふと、

感じるぬくもりは身体を少し軽やかに。

ただこの季節。

個人的には2社の決算という"過去“と向き合い、

期限に追われるという数十年。

重たいものを引きずり、日々の区切りや、

整えておくことの大切さを、

焦りの中で少しずつ、懲りないながらも

次へ向けて、後悔から学ぶ季節でもあり。

その意味では、成長の年輪を刻んできた、

そんな季節かもしれません。

昨日は工場の経理担当者が直前に迫った

税理士との最終打ち合わせに向け、

土曜日出勤をし、とても大変な最終確認と、

準備をしてくれていました。

上司はダブルチェック担当。

資料に現れている経理担当者の成長を

誇らしく感じつつ、ちょっとだけコツを伝授。

圧倒的な痛みから(苦笑)体得してきた、僕なりの

複式簿記は『急がば回れ』理論?の

最終章を伝える段階にたどり着いたことにも

『春』を感じました。

今回、彼女がこれを経験することで、

僕の役目は終了。

たとえ僕がいなくなっても留まることなく

季節は巡ると思います。(当たり前ですが)


企業会計は『Going concern』

継続を大前提としております。

ゼロから初めた僕は数十年。

勘も悪く、積極的でもなく、正しい道でした、

なんてとても言えません。

でも、その道中常に、

『いつかバトンをより良く渡すための道』

という意識を持ち続けていたことで、

あの失敗も、あの冷や汗も、あの涙も、

呑み込んでこれたかな?とは思います。

同じくゼロからの彼女はたぶん7年くらい。

自分の掛けてしまった年月も、

少しは役に立ったかな?とは思いますが、

ここからは彼女自身がこれまで、

わけわからないところから必死に付いてきた

歩みの中での痛みや経験をもとにして、

未だ見ぬ次の走者のためにも、

自身の経験を重ね、より良いバトンを渡せるよう

工夫をしていって欲しいと願っております。


“思いやり"


を忘れずに。





『じゃあ、あとはよろしくね』

と工場を出るも、インスタで見たかわいい花を

店とスタッフ用にと少し寄り道。

費用がかさむからきれいな写真勘弁して、と

冗談が言える馴染の店に寄れるのも、

スタッフがいてくれるおかげです。

2024年2月4日日曜日

きづな。

立春ですが週明けは積雪の予報。
立て込んだスケジュールがどうなるのか?
お天道様に合わせて対応するしかないですね。

『あれ?今日スミコさんじゃないんだ。』

店の入口でお客様ががっかりして帰る、
最近、週末に僕が店にいるとよくある出来事。
店としてはそうあるべきで、
僕もそれを目指して来ましたが…
『僕でごめんなさい。』
と謝るのもちょっとだけ複雑かな?(笑)

そんな皆様のために本日はスミコデーとし、
店主はせっせとスタッフとお客様を繋げる
縁結びグッズを作成しておきました。

プチマルシェ15セット


縁というのは本当に不思議なもの。
同じ出会いでも、いつ、どこで、どのように、
という条件が違えば一期一会になったり、
30年来の付き合いに発展したり。
お得意様は交通事故を通じて、
お互い行き来する仲良しになったのだとか。

僕が開業間もない治療院を訪れたのは約1年前。
奥様のクリスマスプレゼント探しに来店され
色々なお話しをしてゆく中で治療家と知り、
後日、訪問しました。
僕自身、この出会いのおかげで長年困っていた
両肩の脱臼癖から開放されたのですが、
当時は自分のことより、
めまいに悩まされている妻に、
何か良い方法はないものか探しており、
もしかしたら、と期待したのが一番の動機。

そこから、彼と話しているうちに、
ニュージーランドに住む兄に会わせたくなり、
兄が偶然家族を連れて来日することになり、
兄家族が治療院を訪れ、治療を受けたら
長年痛みで苦しんできた義姉があら不思議、
その場で痛みがなくなってしまい、
驚いて先生をお師匠さんと呼ぶようになり、
家族や友人思いの彼女はニュージーランドで
辛い思いをしている人達にも自分の経験を
届けられないかと本気で考え、

ニュージーランド北島施術ツアー

を企画し、提案。
なにせ場所は南半球の国。
経済的、日程的など断る理由はきりがない中、

こんな熱い気持ちに応えなければ後悔する、と

SAY YES !!

なんと実現してしまいました!!

帰国して伺う旅のお話しはまるで宝石箱。

兄も、もし自分の勘が間違っていれば
自分の信用を失いかねないリスクを背負い、
それでも周囲の幸せを願い奔走する伴侶を見て
なんとかしようと道中の通訳を担当。

お互いの利他の気持ちが響き合い、繋がり、
TEAM気綱としてそれぞれが全力で取り組んだ
奇跡の10日間施術ツアー。

あの一歩

として彼らの中に間違いなく永遠に刻まれる
素晴らしい経験となったことでしょう。

少し背中を押そうとお話しした
僕達夫婦の貧乏物語。
こんな軌跡へと繋がるのなら
僕らのそれも無駄ではなかった笑い話。(笑)


おみやげ