2023年10月29日日曜日

ラストダンス。

 土曜の荷捌きはとても珍しい早朝雷雨でした。

もう一歩季節が進むサインのようです。


あかね.yaさんと企てる第4日曜日の朝活。

何事も3回目くらいまではトントンと進みますが

そろそろ自分たちの首を絞め始めたかな?(笑)

なんて二人で打ち合わせをしてたのが昨夜。

いえいえ、そこからが本当の勝負と、

頭の中の回路が繋がるのを待っておりましたが、

やはりギリギリで”その時”が訪れました。






”クマジロウハロウィンマルシェ”


早起きは三文の徳が裏コンセプトなので、

きっと、なにかいいことありますよ。

明日はちょっと早めの10時開店です。


次女が先週、高校の部活を引退。

最後の姿を観戦してきました。

中学から高校の約5年間、

中2からコロナ禍という可哀そうな世代。

最初で最後の合宿にようやく今年行けましたが、

制限なく活動できたのは実質今年1年。

伝統の引退公演で出来ることを精一杯するのみ、

という状況は本人たちも無念でしたでしょうし

あらためてこの数年の重みを感じました。

それでも、思うようにならない中で出来ることを

一生懸命、晴れやかな表情で舞う娘を観ながら、

与えられた環境の中で居場所を見つけられたこと

を有り難いな、と思い、

環境を与えられたことにも安堵しました。

といって、ほとんど何もしていないパパは(笑)

体育館の端っこでこっそり涙しておりましたが、

ラストダンスを見守る学校OBの長女と母には、

そこまでの道のりも含め感慨深かったようで、

我が家のちょっと特別な1日となりました。

こちらは家族の備忘録として留めておきたく。



2023年10月27日金曜日

セーター。

 朝晩は寒くなってきましたね。

そろそろかな?と思いニットを並べました。

今年で3シーズン目のご紹介となります

The Harley Of Scotland の

スコットランド製シェットランドセーター。

シンプルで軽く、発色もきれいなので、

主役としても、差し色としてもおすすめです。

今季は若干ゆったりめにリサイズされました。




僕は子供の頃から冬の勝負服はセーター。

(あえてニットではなくセーターと呼びたい)

4男坊なので洋服は基本兄のお下がりでしたが、

セーターだけは僕向けに編まれたものが多く、

(チビ過ぎてお下がりも編み直しが必要)

”自分専用”感と、友達のお母さんから

『セーター素敵ね』

と、褒められることが多かったので、

それが嬉しかったのだろうと思います。

お客様も友人に褒められたわと

ご報告にいらっしゃいますものね。

高校3年で最後の1枚として編んでくれた

”クリスマスセーター”は僕のイメージを

デザインしてくれたもので、

30年を経過した今でも引き出しにあり、

若干?小さくなってしまいましたが(笑)、

現役で活躍しています。

ガスストーブの前で手際よくリズミカルに編む

母の姿にはきっと安心を覚え、

僕の足を使ってほどいた毛糸を巻く時間が

お手伝いをしているようで好きでした。

母の生前、セーターの思い出を話すと、


『あの頃はお金がなかったからね』


手編みのセーターは経済的理由が1番と

聞かされました・・・(苦笑)

今のようなファストファッションもない時代、

手間がかかることも多かったことでしょう。

言い換えれば今の時代にこういう思い出は

出来ないのかもしれませんね。

振り返れば子供の頃からオンリーワンというか、

他の人と違うものを求めた傾向があるのは、

基本お下がりという現実からの憧れなのかも?

それが今にも繋がっているように思われます。

ご紹介のシェットランドニットが思い出の一品、

とはならないと思いますが、そのかわりに?

意外とリーズナブルなのでは?と考えますが

どうかな?




2023年10月22日日曜日

倍返しだ。

 どこからともなく金木犀の香りが漂い心和らぐ

一年で最も心地よい季節。

週の前半、誕生日”イブ”はスタッフから

美味しい蕎麦をご馳走してもらいました。

午前0時を過ぎたところで娘たちに

『日付が変わったね』と話し掛けると??からの

『あーごめーん』

『あーおめでとー』

以上。ははは(笑)

当日、外出していると工場の従業員より

至急戻れとメッセージ、

オッサンオールスターズがサプライズで

現場パーリーを用意してくれました。(笑)

オッサン一生懸命ディスプレイする図


正直なところ夢を語る余裕もなく、

目の前の何とかしなければならないことから

自分が逃げ出さないように・・・

といってストイックではなく自分に甘いので、

ギリギリまで逃げ回って、もう逃げられない、

というところで少し踏みとどまってきた、

そんな半世紀を経て、そんな道でも少し、

もしかしたらだからこそ気づく自分の”勘”には

せめて正直であろう、いや、正直でいられる

自分でありたい、かな? (独り言です)


誕生日が2日しか違わないスタッフ。

先行してお祝いを頂いたので

『なら倍返しだ!!』

と、急遽バースデー企画を考えるため

モールをウロウロしながら閃いたのは

”いっそお客様にたくさんお祝いしてもらおう”

というアイデア。

これこそ、今までの積み重ねや人とひとの

関係性がなければ、おそらく出来ないこと。

”自分の勘”はGOサインでした。(笑)


”合言葉はスミコハピバー”








スタッフは僕と同じ恥ずかしがり屋なので、

それを吹っ切れてしまうしかないくらい、

あえてベタベタお子様誕生日会モードに(笑)


相変わらずの当日発表にもかかわらず、

たくさんのお客様から直接祝福を受け、

インスタのメッセージもベルカテナ史上最多で

スミコさんは大変ご満悦でした。

店主のお礼ガチャもほぼなくなりました。



『お知らせありがとう』


という言葉を多く頂いたのは”想定外”でした。

ご参加頂いた皆様のおかげで、

スタッフに素敵なプレゼントとなりました。

ありがとうございました。





2023年10月8日日曜日

感謝のしるし。

 HARAPPA展の洋服担当も無事に終了。

お立ち寄り頂いた皆様ありがとうございました。

実は商品返却の際にたたみ方がわかるよう

各1枚ずつ届いた状態で置いときましたが、

おかげさまで杞憂に終わり、

2箱が1箱になって会津へ旅立ちました。

お買い上げいただいた皆様のレビューも好評で

早速、秋の装いに上手く取り込み、どう?

ニコニコ見せに来てくれていて嬉しいです。




色々勉強させていただいたあかね.yaさんには

感謝の意味とサプライズを合わせ、

ベルカテナ的会津もめんの解釈として、

アンティークボタンをあしらった

ラグランスリーブジャケットをプレゼントとして

作り手が目分量でパターンを起こし作成。

(本人を測るとバレてしまうので)

スタッフが廊下で手渡すと、

今まで聞いたことのない高い声で奇声を上げ、

とても喜んでいました。(笑)

それもそのはず。

お気に入りの生地でフルオーダーのように

ピッタリなジャケットに仕上がりましたからね。

日頃、オリジナルブランドaddress_bで

一点もの洋服を手掛ける経験が活きました。

カリスマあかね.yaさんが店で着るとなると

オーダーのご要望もあるかと思いますので

早起きチームベルカテナは日曜日朝も

5時からラインをピョコピョコさせて

バリエーション協議を開始しました。

きちんとまとまりまり次第発表しますが、

本日は我が家でのhave to doリストが

二桁になってしまいそうなので

店主は仕事している場合ではなく、

急遽スタッフにバトンタッチし、

お休みをいたたまきます。(苦笑)




2023年10月1日日曜日

熱意。

 10月ですね。(はやっ!!)

今年も最週コーナーに差し掛かりました。




あかね.yaさん主催、ベルカテナ洋服担当企画

第二弾のHARAPPA展、火曜日まで開催中です。

恥ずかしながら知識ゼロでお迎えした今回。

直前に届いた商品をひろげてみて、

慌てて店内をいじくり直しました。(苦笑)

自分の中では選択肢になかった世界を知ると、

”なーんにも知らないなぁ”

と気付かされます。

400年の歴史を誇る会津もめんですが、

現存する生地メーカーはわずかに2社。

ここでも次の世代へ繋いでゆきたいという思いで

仕事をしている人々がいるようです。

これまでの長い年月では地域の野良着として

当たり前のように引き継がれてきたもの。

夏涼しく、冬暖かいという木綿の特性や

草木染めをルーツとするであろう色彩などから

会津盆地の気候や風土に溶け込んできた様子が

僕のような人間でもなんとなくわかります。

それゆえの難しさもあるかとは思われますが、

”思うこと”そして”思い続けること”

そこから何かが生まれ、何かが変わる。

商品とは全く関係のないことですが、

あかね.yaさんが声高らかに

20時までオープン!!

と宣言されたので必然的に洋服担当も…

となった夜の"ロスタイム"中に(笑)

なんとなくそんなことを考えておりました。

それもやはり彼女の熱意に応えたい、

という気持ちにさせられるからこそ。

是非。お立ち寄りください。