2022年12月31日土曜日

高らかに。

 


28日、無事に本年の営業を終了しました。

❝ねばならぬ❞ことも結構ありますが、

考え事も、動くこともぼんやりしてしまい、

❝いい加減❞と❝良い加減❞のキラーワード、


『まっ、いっか』


で今年の締め括りと相成りました。(笑)

自分に甘〜い僕のかわりにスタッフが先回りして

新年を迎える準備をほぼ終わらせていたので

安心してちからが入らなくなったのかも?


個人的には50歳という節目を迎え、

我ながら不細工で遠回りな来し方を笑いつつ、

その中で残った現在の景色には、

自分なりに積み重ねてきたものと整合性があり、

納得出来るということはとても有難いな、

と心から思います。


"いつかきっとその時を笑えるように"


をおまじないのように、

目の前のことに一つひとつ向き合い、

それを乗り越える方法も出来れば次の何かにと、

繋げることばかり考えてきましたが、

きっと何より自分自身が切れてしまわないよう

必死だったのでしょうね。

"ゲンジツ"はきっとこれからも

たいして変わりはないのでしょうが(笑)

いつかきっとの時を迎えて、

これからはもうひとつ先の夢に向かって

声高らかにしてみようかな?と思っています。

https://youtu.be/bLGP5rSKvqw

今年も拙文にお付き合い頂き有難うございました

今年最後のブログを書いている間に

30年来のお付き合いとなったセンパイから

電話が掛かってきてお互い生存確認。

同じく30年来の友人100%手作りお節も届き、

年末らしくなってきました。



どうぞ良い新年をお迎えください。



2022年12月24日土曜日

4年に一度。

荷捌き後にトイレの解凍作業が加わる冬至前後。

寒い日が続きますね。

実質、年内最後の金曜日はあまりにひどい渋滞で

時間内に結局店までたどり着けませんでした。

(泣)

サンタさん各位。

今夜のプレゼントまだでしたらご相談ください。

(笑)




 メッシ悲願の戴冠で幕を閉じたサッカーW杯。

強豪国に真正面から挑む日本に一喜一憂出来る、

キャプテン翼世代には夢のような時間でした。

と、言いながら今回の日本代表戦ハイライト、

ドイツ戦はウトウト居眠りしている間に、

スペイン戦は早朝荷捌きの間に逆転劇、

フル観戦のコスタリカ、クロアチア戦は敗退、

という残念な観戦結果でしたが。(泣)


僕もおこがましいですが1度だけ、

"日本代表"サッカー経験があります。(笑)

カナダで海外留学生学生寮対抗トーナメントに

当時はまだW杯未出場の日本から唯一、

しかもチーム最年少として混ぜてもらいました。

ちっちゃいし、明らかに人数合わせという立場。

フレンドリーに接してくれましたが、

いざ試合が始まるとボールは自分を飛び越える

“お豆さん”状態。

全く信用されていないことがわかり、

活路を見出すためにはプレーで見せつける、

言葉も関係ないサッカー世界共通ルールに従い、

役どころを考えながら見つけた自分の居場所は、

中盤で相手のパスをカットし、

簡単に味方へはたく(パスする)、

オフトジャパンでの森保監督のような役割。

これにひたすら徹することで信用を得て、

ようやく”お豆さん”を脱出。

結局、その後はフル出場しチームも見事優勝!!

カナダで楽しい思い出のひとつになりました。

優勝後、ついたあだ名は不本意ながら


『ミスターサイドキック』(笑)


ここ、というところで効いてるイタリア人、

絶対の自信でシュートを決めるブラジル人、

デカくて強いドイツ人など、

お国柄も草サッカーから色濃くにじみ出て、

勝つことへの執着もすごい。

球際は遊びなんてとても言えずまさに”ガチ”。

決勝でトルコ人に日本では経験したことのない

ラフプレー&こめかみに肘打ちを浴び、

その後1週間は食べ物が噛めない状態になり、

滞在を始めたばかり、保険のない外国で

不安な日々を過ごすことに。

1度だけあったシュートチャンスを外すと、

結局最後までシュートシーンではパスがもらえず

(泣)

その点は悔しい思いをしました。

そんなことを思い出しながら、

今の選手はそういう環境でしっかり見せつけ、

居場所をもぎ取り、地位も得てるんだろうな。

以前はプレーに一喜一憂して観戦していた

W杯日本戦も、

勝敗よりただただ感心しておりました。

PK戦終了後もそんな気持ちでいると、

体育会の部活でマネージャーをしている

長女の方が悔しそうに涙を流していることも、

なんだか微笑ましい気分に。

4年に一度。

すっかり歳をとってしまったのかな?(苦笑)



2022年12月17日土曜日

”味”

 車の移動にかなり時間がかかるようになり、

店への到着時間が読めなくなってきました。

歳末感が出てきましたね。

自家用4tトラックを走らせていた若い頃、

1日300~500kmは通常モードで

早朝静岡納品、午後に鹿島引取り(手積み)、

超過積載なので夜中にようやく工場へ戻る

1000km日帰りゴールデンコースも時々(笑)

結婚式前々日は青森日帰りなんてことも・・・。

当時はこの時期鹿島→所沢6時間以上とかで

ピークのクリスマスイブは大抵トラックの中。

(笑)

ついこの間のようで、今では出来ない昔ばなし。

家族が出来てからのクリスマス、年末年始は

子供と過ごす数少ないイベントでしたが、

サンタさんもいなくなり、日頃も忙しい

娘達たちは当然ながら友達と会う時間が優先で、

予定がビッシリ埋まっているようです。

過ぎてしまえばあっという間な懐かしい日々。

家族のかたちも変わってゆくものです。

ベルカテナのかたちも、

かくあるべき理想、のようなものから

(たいそうなものはないかな?)

少ししなやかに変えてゆくべきなのだろう、

ぼんやりと感じております。

成長の喜び≧離れる寂しさ、から

齢を重ねると寂寥感が増してゆくのでしょうね。


ロンTでついにご主人もデビュー


そして夫婦のかたちも。

理想の夫婦?なのか、それとも

リソーノフーフー、なのか?

受け取り方はあなた次第。

”かくあるべき”と頑張ってきたからこそ、

”こんなのもありだよね”というおふざけにも

きっと”味”があるのでは?

という長ったらしい新商品のお知らせでした!!

(RISO・・・の・・・はあなた次第という意味です)



2022年12月11日日曜日

チャリティーご報告

 ベルカテナのクリスマス'22

チャリティーオークション各作品に

最高額で入札された皆様にお知らせ致しました。

各作品複数の入札がありまさにオークション。

快く出品された作家への敬意を込めた入札額に

とても励まされました。

まずは皆様落札を喜んで頂きなによりです。

今年の出品作たち



謎の作家?Ted


チャリティーくじ募金額147,000円

チャリティーオークション募金額91,000円

総額238,000円!!

今年ものべ100名ほど、

お子様から遠方のお客様まで、

温かくご支援を賜り、誠に有難うございました。

善意とは難しいものと心得ながら、

あかね.yaさん、アルビレオ音楽教室さんと合同で

それぞれの在り方を考えながら挑んだイベント。

それぞれが少しやせ我慢もして(笑)、

だからこそ得られたこともあったのでは?

と考えます。


『福祉とは存在なり』


大切にしている言葉をあらためて噛み締め、

慌ただしい年末を心豊かに過ごせることに

感謝申し上げます。

あかね.yaさんは既に来年のクリスマスイベント

イメージが出来たそうです。

さすが2年先の予定も埋まるカフェオーナー。

(笑)

その日暮らしな僕はきっと来年も直前になって

“その時の気持ち”を大切に、

などと嘯き、慌ててしまいそうですが…

『つづく』

となるよう頑張ります。


2022年12月7日水曜日

ベルカテナのクリスマス’22 その2。

 ベルカテナのクリスマス’22

少し余りを見越して用意したチャリティーくじが

最終日にちょうど無くなりました。

今年もATM大活躍

遠方からも。

今年もたくさんのご参加有難うございました。

なるべく多くの方にお楽しみ頂けるようにと

お一人様1日1回とさせていただいた今回。

複数口募金して頂くことも多く、

僕の顔を見てポンと10口!!というお客様も。

(脅迫はしておりませんが・・・)

3日連続でご参加頂くチャリティーの達人も。

不思議と毎年起きるくじの奇跡。

1点だけの男性向けニット、しかもLサイズ。

サイズもスタイルもドンピシャな男性が当選。

ムーミン好きにはムーミンづくしとなったり、

ちょうどお財布探していた方にはお財布、など

今年もいくつかの物語が誕生しました。(笑)

"持ってる"お客様が多いのか?

はたまた店主を見るにみかねた神の配剤か?

大方お楽しみ頂けたようでなによりです。


初開催のチャリティーオークション。

予想通り皆様入札額に頭を悩ませていました。

(笑)

自由に遊びで、とお伝えすると皆様異口同音に


『作家さんに失礼とならないように』


と仰いました。

これって本当に凄いことだと思います。

思いやるというチャリティーの本質に触れ、

その言葉、そのお気持ちだけで僕としては

本懐を遂げておりますが、

皆さんの入札額も楽しみです。


そちらも確定の上、寄付金総額などはまた後日

あらためてご報告させていただきます。



イベント準備に追われているところに届いた

素敵なお花とメッセージ。

年月が過ぎても命日を忘れずにいてくれる存在が

故人の生きた証にいろどりを添える。

有り難いことです。


ひと足先に”メリークリスマス!!”




2022年12月4日日曜日

ベルカテナのクリスマス’22開催中

 ガラッと空気も冬に入れ替わり

急に師走モードとなった12月。


ベルカテナのクリスマス'22


準備に追われ、最後は寝不足になりながら

お迎えする準備を前日深夜に終えるという、

相変わらずギリギリな店主です(苦笑)。

寒いので静かかな?

油断していた僕とスタッフはその後、

お水一滴も口に出来ないという

まるで繁盛店のような体験をすることに…(笑)

おかげさまで大盛況な初日となりました。




初の試み、ワネスト3店合同ミニコンサートも

皆さんとてもお楽しみ頂けたようで、

当店担当の陽気なスペイン人ギタリストも

予定には無かったアンコールまで。

きっと、場の雰囲気が伝わったのでしょう。

終演後の募金活動に快く応じて下さるお客様。

こういう心のキャッチボールが繰り広げられる

小さい店の光景をコソコソ眺めているのは、

店主として感慨深いものがあります。

イベントは火曜日まで開催中。

初開催チャリティーオークションも予想通り、

お客様が金額に頭を悩ませております。(笑)

"欲しい"と思って頂けるだけで我々は十分。

お客様の懐具合など総合的に考えながら

遊び感覚でご参加くださいね。

TEDも出品














2022年11月27日日曜日

チャリティー。

 ベルカテナのクリスマス'22



沖縄のお客様からもDMが無事に届いたと

お知らせをいただきました。

ちょっと似つかわしくない雪景色のカードですが

飾っていただけるようで嬉しいです。


"クリスマス"


おそらく世界共通単語かと思いますが

抱くイメージは生まれた場所で違うのでしょう。

日本でも沖縄と北海道では全然違うでしょうし、

東京は雪は降らないけど冬至に近く

きらびやかな夜景と山下達郎さん(笑)。

睫毛も凍るカナダから初夏のニュージーランド、

クリスマスについて語るのも楽しそうです。

地図をスクラッチしながら


ベルカテナのクリスマスも5回目となり、

どうやら一部のお客様には


"凄い賞品が当たるやつ"


と、ご認識頂けているようです。

始めるにあたり、お客様がワクワクするように、

と考えておりましたので、まずはヨシヨシです。

あっ、でも無料で差し上げているわけではなく

初回から開催しているチャリティーくじでは

皆様から寄付金を預からせて頂いております。

ウチで当たった賞品をあかね.yaさんへ直行し

披露し合う、というウワサも耳にしてますので

おかげさまで毎年ハードルが上がっております。

(笑)

金額を目的にしていることはありませんが、

昨年は総額なんと242,000円。

遠方から送って下さるお客様もいらしたり、

こんな機会があってうれしいわ、と

1口1,000円のところ5口、10口を気持ちよく

募金される方も増えてまいりました。

こちらの主旨を汲んでのお気持ちと、

なにせ全額寄付金ですので、

いつもと違い遠慮なくお預かりしつつ、

こちらが心温まる思いをさせて頂いております。

自分の偽善であることは承知の上ですが、

一歩踏み出して良かったと思っております。

もちろん今年もチャリティーくじは開催しつつ、

今年は当初よりプランとして温めていた


"音楽"

"オークション"


にもようやくトライ出来るようになりました。




まずは音楽。

初日12/3にワネスト内の3店舗、

アルビレオ音楽教室

gamouあかね.ya

ベルカテナ

で、クラシックアンサンブルミニコンサート。

小さな店内での演奏も贅沢ですし、

ワネスト内でそこかしこから微かに漏れ聞こえる

管弦楽曲の生音。素敵だと思いませんか?


そしてオークション。

Galaチャリティーとしていたのはこのためで、

作家さんにいつもと違うなにかを出品して頂き、

お客様には"今、ここでしかない"

一期一会をチャリティーでお楽しみ頂く。

作家とお客様の善意を他の誰かへ届ける、

店としてそれぞれの関係性を築けてこそなので

焦らず時間を掛けてきました。

積み重ねの上に作家さんへお声掛けをして、

果たしてどうなるか?わからないということも

楽しんで下さる前向きな作家3人にご賛同頂き

はじめの一歩をお届けいたします。

是非、ご参加ください。

2022年11月23日水曜日

ベルカテナのクリスマス’22 その1

 週ナカの祝日。

皆さんのゆったり感を表すような

雨音響く静かな朝。

当店は水曜定休日となりますが、

店主は勤労に感謝し通常営業です。

(笑)

”ベルカテナのクリスマス’22”


DMは届きましたか?

年に数回のDMなので、なるべく楽しいものにと

広告事務所の担当者に最大限の妄想をぶつけ、

カタチにしていただいております。

(しかも短納期)

とりわけクリスマスは心温まり、

ちょっとクスっと、

おうちのクリスマスカード役を任されるよう、

そんなことを密かに願いお届けしております。

あっ、コロナ禍で遠慮していた実家を

久しぶりに訪れたら飾っていました。

(昨年のですが・・・)


『あなたの妄想に付き合うほど暇じゃないわよ』


という厳しいお言葉も”ある方”から頂いたので、

少し解説をさせていただきますと、



・トビラオモテ

ワネストから聞こえる美しい音色に導かれ

急ぐ動物たちとそれに気づいたサンタさん。




・中面

ゴスペルやクラシックに聴き入る動物たちと、

仕事も忘れ、すっかりゴキゲンなサンタさん。



・裏面

余韻に浸り気持ちよく歌うサンタさんと、

迷惑を被っているウサギ(来年の干支)たち。


担当者にこんな感じで言葉だけを送りますと

カタチになって戻ってくるわけです。

もちろん僕の頭にはヴィジュアルがありますが

毎回それを超えたものになるので、

僕自身このキャッチボールを楽しんでおります。

長くお付き合いしている事務所の社長さんが

『ベルカテナの依頼は思い切っていけ!!』

と号令をかけて下さっているようですので、

担当者も楽しんでいるのかな?

と想像しております。

実はそういう雰囲気こそが文面以上に

一番伝わると経験上、思っておりますので

打てば響く関係性のもとに表現が出来ることは

積み重ねてきたことでもあり、

とても有難いことです。  

一方、肝心の情報が乏しいのがPR下手店主らしく

毎回詳細を別紙にしておりますが

”ちょっと何言ってるかわからないんですけど”

と、なっているのかもしれません。(笑)

今回の中面、つまりメイン情報は、

今年は12/3(土)ワネスト内

アルビレオ音楽教室

gamouあかね.ya

ベルカテナ

の3店でゴスペル(こちらチケット完売です)や

クラシックのフリーコンサートが開催されますよ

というご案内でしたー。


こちらも是非、お楽しみに!!


今年は

2022年11月20日日曜日

作業完了。

金曜の深夜4時。

店⇒工場への経路にあるコンビニのポストに

上下スウェットの中年が赤い封筒数百枚を

段ボールから取り出して投げている。

という怪しい構図になってしまいましたが

(笑)


”ベルカテナのクリスマス’22”


ご案内を発送させていただきました。


なんとか週末までに、という計画も

身内のちからを当てに、という思惑が外れ、

久しぶりに紙の裁断、折り、宛名と切手貼り

ほとんど全てをこなすこととなり

最後はSpotifyのCOMPLEX MIXに力を借りて

↑のような顛末となった次第です。

作業性も考えるとやっぱりこの封筒がいいな、

と細かいことも確認出来ましたし

労を伴う原点回帰もふんぞりかえらないため

時には必要ですね。



5回目となりますので、生意気ですが

”恒例”と付けてもよろしいのでしょうか?

今年も12/3~6まで開催します。


イベント企画においてここまでをクリアすると

あれもこれもとアイデアが浮かんでくるという、

たぶん順番が逆な行き当たりばったり・・・もとい

”ライブ感”を優先するタイプ(笑)ですので

実施方法はまだ確定しておりませんが


”恒例”のアチラ、もちろん今年もやります!!

新企画、コチラは新たな挑戦です。

そしてワネスト長屋のメンバーと協力して、

初のクリスマスらしい試みでお迎えしたり、

お客様にとっても素敵なひとときにになれば、

と願いつつ準備していきたいと思います。

詳細はこれから徐々にご案内させてくださいね。


まずは皆様に届く赤い封筒がごみ箱直行せず

皆様にご一読頂けることを祈りつつ。

赤いおフランスの封筒ですよ~


よろしくお願いします。


2022年11月17日木曜日

セレクト。

 立冬を過ぎてもおだやかな日が続いてましたが

火曜日の雨を境に季節が進みましたね。

いよいよウールの登場です。




着回し上手なスタッフが長年愛用するアイテムを

落とし込んだのがこちらのジャンバースカート。

上品で落ち着いたツイード地ですので、

インナーはカットソー、ハイネック、ブラウス

どれも品がよくまとまります。



昨年も好評でしたダブルポケットスカートは

ウールリネンバージョンで登場。

こちらはグリーンのアクセントが効いてて、

トップスに思いきって赤を入れて・・・

は店主の妄想。

(スタッフは絶対にNGですが)



マフラーやグローブはインポート中心で

ご用意しております。



大手セレクトショップさんも扱う

”THE HARLEY OF SCOTLAND”のニットは

発色がとても鮮やかでチクチク感もあまりなく

佇まいの良いセーターです。

(何故か”みうちくん”を思い出すのは僕だけ?)

あっ、ポーランドのモコモコハットは

スタッフがあまりにお似合いでしたので

どうやらひとまず残り1点となるようです。

(完売してました)

さすがにこれだけ円安ですとインポーターさんも

慎重にならざるを得ず入荷も少なめなのかな?

当面は値下げ局面にはなりませんので


『出会った時が一番お買い得』


という感覚でよろしいかと思われます。



以上、ちょっと不安商法的要素もある

珍しい商品情報ブログでした。

(笑)

2022年11月13日日曜日

昔。

 SNSが美しい皆既月食で埋まった先週。

現代では理屈が解明され、鑑賞を楽しめますが

今より空も広く月明かりとともに生活していた

昔の人は消えてゆく月を見てどう感じたのか?

442年ぶり天文ショーをYOUTUBEで確認しつつ

店いじりをしていてふと思いました。


原因不明なだるさにどうしたものか?

50の壁かな?

と思っていたらなんてことはない、

先週末の法事で親戚のかわいい男の子を

抱っこしたり追いかけ回したり、

久しぶりの"運動"が原因と今更ながら気付き、

ホッとしたような、

筋肉痛は3日後までという

自分の辞書を書き換えねばならない

"壁"に直面しトホホの週末。(笑)


かわいい男の子はママの携帯にパスワードを入れ

人差し指をスライドしお気に入りの写真を探し、

”これだよ”と言っては2本指で拡大する。

手慣れたものです。

うちの次女は宿題がエクセルっぽい表でしたので

パパの出番かと張り切っていたところ、

自分のipadでそれらしきアプリを見つけ、

こんな感じかな?と指操作をして完了。

結局僕の出る幕なし。

(泣)

頭で考えるよりカンで操作できる世代。

きっと彼らの子供から見た僕たちは

皆既月食をみた”昔”の人

と同じ感覚になるんでしょうね。




変わることの中で

変わらぬ何かを探し

変わり続ける


そんな感じ、かな?


2022年11月6日日曜日

深まる秋。

木々が色づき始めたワネスト。

本日は店主所用につきスタッフが担当です。

『あっ、今日はオーナーさんの日だった』

がっかりされる週末のお客様、チャンスです。

(笑)

17時までのオープンとなります。



”長屋”のカフェgamouあかね.yaさんでは

『タイチのラクガキ4 卒業個展』

11/4~15まで開催中です。

今回が一区切りということもあり、

初日は列ができ、急遽8時開店したとか。

沢山準備されていたグッズも売り切れ必死。

購入を希望されるなら早めがよさそうです。

『根っこの幸せ』が表れていて心和む作品。

一見の価値ありです。


当店オリジナルバッグ”PATTO”くんも

お客様の声に作り手が背中を押され、

手早く4点新作が届きました。

今回はモノクロシリーズとし、

新たな試みとしてバイカラーもあります。

こちらのバッグは当初よりaddress_bらしく

"一期一会"

つまりカスタムオーダーを同プライスで

お楽しみいただくことを念頭に開発し、

その分、時間が掛かってしまいましたが、

今回のバリエーションで少しお客様にも

イメージを膨らませて頂けるのでは?

と期待しております。

作り手と一体だからこそ、

ナイロンショルダーバッグカスタムオーダー

というのも珍しいかな?(笑)

アクセントとなるパイピングのカラーチェンジで

結構雰囲気が変わることも比較して頂けるような

パターンにしましたので、是非ご覧ください。



5回目となるチャリティークリスマスイベント、

今年は趣向を変えてお楽しみいただく予定です。

作家さんと新企画の打ち合わせもして、

ちょっと面白いことも出来そうです。

少し早めのクリスマスアイテムも入荷し

(当店比)

気持ちも徐々にクリスマスモード。

イベントについては徐々にお知らせ致しますね。

デカサンタ


2022年11月4日金曜日

幕開け。

 夜明けの数分だけ現れる朝霧。

従業員の部屋に暖房を入れる。

作業着にウインドブレーカーを羽織る。

冬支度になってきた朝の儀式。



この季節になるとご紹介したくなる

undyed+さんのフェルトバッグ。

肩掛けも出来る卵型のフォルムは、

可愛く、温もりを感じます。

生産者の待遇向上を目的とした

フェアトレード商品でもあり、

1つ1つネパールの手仕事です。

今年はグラデーションカラーも加わり、

イエロー、ネイビーと3色ご用意しております。

毎回ちょっとプレゼントを忍ばせてくれるのも

undyed+さんの心を感じます。

グラデーションのバッグに仕込んでありますので

購入されたお客様はラッキーかもしれません。

カシミヤ+ウールのバイカラーマフラーも

合わせて入荷しております。

巻物上手なスタッフスミコはもちろん、

僕のような方でも(笑)バイカラーと差し込み式で

簡単におしゃれな感じが演出出来ました。

(店主体験談)

ふわふわな肌触りも是非お試しください。


”ベルカテナ第2章”

ワネスト移転をした頃中学受験だった長女も

晴れ着の記念撮影を終えました。


感慨深いものがありますが、

子供の成長が自分の時間軸になっていることも

有難いことと感じた快晴の午後。

偶然?にも長女は日韓、次女はドイツ大会という

サッカーW杯イヤー生まれなところから

彼女たちの親孝行は始まっておりますが、

彼女たちにとってはこの第2章こそ、

父親不在、”空白の8年”の幕開けだった、

ということになりますね。(苦笑)





2022年10月30日日曜日

旗印。

 早朝から5分間隔でヒゲダンが鳴り響く日曜。

娘を部活に送り届けたところです。

今年もあと2ヶ月。

師匠も走る12月のバタバタを差し引くと

実質1か月のようなもの。(泣)

見たくないゲンジツは整理して、

前進したいことは少しでも…って、

結局心で唱えていることはいつも一緒デス。(笑)

当店オリジナルブランドaddress_b。

こちらはそんな前進や挑戦への旗印でもあり、

おかげで以前よりは"作り出す""工夫する"という

意識が芽生えてきたように感じます。



そのaddress_bオリジナルショルダーバッグ

『PATTO』さん。

約1年の試作期間を経て今秋デビューしました。

マグネットフラップなので

パッと開き

パッと取り出せる、

ゴルフのパットカバーをヒントにしたので

その名も『PATTO』なのですが、

お客様にもコンセプトが伝わっているようで

とても嬉しいです。

購入されたお客様も実際に使ってみたら

とても便利だしかわいいというお声も。

お客様の評価を心配していた作家にとっては

次に繋がるなによりのエネルギー源。

早速新たなアイデアが生まれているようです。

洋服、バッグ、ジュエリーと、

address_bオリジナルアイテム作成メンバーは

半世紀超えの店主よりセンパイな女性たち。(笑)

これまでの経験や積み重ねが活かされ、

今の自分、ひいてはお客様の楽しみに繋がれば、

これは店主の裏コンセプトです。





 

2022年10月27日木曜日

バランスシート。

 ひと雨ごとに深まる秋。

晴れた日は一年で一番気持ちの良い季節。

夜明け前の早朝荷捌きになってきました。


オーダージュエリーの打ち合わせ中のこと。

僕が提示した価格にお客様が腑に落ちず

首を振りながら考え込む様子に、

こちらの落ち度があったのではと、

言葉を選びながら話しを進める。

どうやら経理のお仕事をされているようで

バランスシートに今回の見積もりを落とし込み、

どうしてもお客様が納得いかないのは、なんと、


『どう考えてもベルカテナさんが合わない。』


という、まさかの一言。

こちらのことを心配してくださるなんて、と

感激しました!!

そこからは僕も一応経理をかじる人間として、

以下の回答。

『はい、損益計算書上だけの見方で単純に

売上高に対し仕入と経費を差し引く、

ということですとお察しの通りかもしれません。

ですが今回イメージされたデザインは斬新で、

作家にも僕にとっても今後の制作に多くの

ヒントと経験を頂けるので、

その分は繰延資産として資産計上し、

後に償却する、というイメージです。』

そうお伝えすると漸くご納得の様子。

あまり好きではない経理の仕事。

まさかこのようなやくだてられるとは。

人生つくづく無駄なことはないものです。

複式簿記考えたやつスゴイ・・・(笑)

誤魔化そうとしても逃げ場がなく、

その意味では悔しいけど、

やればやるほど感心しております。(笑)

複式簿記は財務上のみならず、

個人的には思考法としても役立っており、

今回のケースはまさにそう。

ですので、このようにお話しさせていただき

かえって率直なお話しが出来ました。

因みに決算書というものは客観的事実、

と思われるかもしれません。

もちろんほぼその通りなのですが、

法人の意思が加味、込められたものと、

僕は考えております。

他界されたお父様の後を継ぐ方から

ご相談を受けたことがありますが

決算書を見せていただいたとき、

先代の意志、道半ばの無念さが

決算書から伝わり思わず涙したこともあります。

あっ、話しがそれました。


翌日、そのお客様が”補填”として工房にも、と

お菓子を届けてくださいました。

なんて素敵なことでしょう。





僕もお客様の気持ちに応えるための

とっておきの"ピース"を求め出かけた定休日。

取引先も僕の気持ちを汲み、素敵なご提案。

そんなときはいい出会いが待っているものです。

こうして気持ちの繋がりの先に出来る作品。

素敵なものになると思います。



2022年10月23日日曜日

50の風景。

 日程を決めた時から”その時”を迎える自分は

どんな心境なのだろう?と密かな楽しみだった

 見事な撤収作業を見届け空っぽの店で迎える

50歳の午前0時。

ちょっと期待していたところもありましたが

『やっぱりこっちか』と苦笑い。

それはそれで自分らしくていいのかも?



さすがに”折り返し点”とは言えない通過点は

自然とこれまでを振り返る気持ちになります。

端的に言えば、

”ない”中で今出来ることは何か?

そればかりを考えてきたように思います。

海外へ移住した兄からのメールは文末に大抵、

“エンジョイ”しろ、の定型文で結ばれます。

実はそれがとても下手な僕の性分が

付き合いの長い兄にはバレてますね。

(笑)

ミスチルの桜井さんがライブのMCで

『もし明日ミスチルでいられなくなっても、

きっと後悔はしないだろうな』

と言っててシビれましたが(説得力もあり)

僕は最善を尽くしてきたなどとても言えません。


『翌日も店開けるわよ。』とスタッフ。

少し休もうかな、という甘い気持ちも遮られ、

何とか最低限の準備をして工場へ”朝帰り”すると

机には従業員の改善提案書がどっさり。

さすがにカンベンしてー、と思いつつ

見ると最近赤ペン先生としてやりとりする

中学3年生のゴーストライターさんからでした。

外国人の父に代わり仕事の内容もわからず書く、

かなりな難易度です。

最初は赤ペン先生からのダメ出しで

提案書が真っ赤でしたが素直に受け入れ、

わずか数回ですっかり流れる文章となっていて

赤ペンを入れる余地なし。

感動で涙が止まらなくなった50歳初日の朝。


しかも仕事の内容を知りたいと工場に来て、

ついでに他の外国人の提案書まで代筆を手伝い、

そちらは見事1等事案。

人の役に立つ、という仕事の根本を体感出来、

彼女も悪い気分ではないはずです。

そしてこの肌で感じようと動く一歩こそ、

彼女にも従業員にも大切にしてほしいこと。

出会いという点を線で繋ぎ表れる絵が今の自分。

点が多いほど表情豊かに描けるように思います。

午後には初めて従業員がパーティーを企画し

面倒なことばかり言う上司を祝ってくれました。

従業員という存在あってこその、家族経営では

絶対に味わうことの出来なかった喜びを噛みしめ

またしても胸がいっぱいに…(笑)

今までサプライズ好きな僕が企画してきた

おっさんたちによる現場でパーリィー。

遊び半分、漫然と忙しがっている状態の従業員へ

時間は作り出すものという真面目な裏テーマを

機械の強制停止をヒントにと願っているのですが

こういうのって上司が主導しているだけでは

スベりがちなのが実際のところ。

今回、避難訓練+バースデーパーティーという

新たなパッケージにリニューアル。

貴重な時間を使うならより有効にという考え方、

ナイスアイデアです。

面倒な上司に格好のイジりネタを掴ませた

ツッコミどころ満載な避難訓練はご愛嬌として

ようやくバトンが渡せたようです。




夕方、店に戻るとスタッフが企画·作成も手掛ける

当店オリジナルサコッシュが2つ売れたと

誇らしげな報告あり。

歩けば身ぐるみ剥がされるカリスマモデル(笑)

あってこその売上と言えるのですが、

本人過小評価し過ぎで気付かないのがまた素敵。

とてもとても小さな会社の出来事ですが

どれも自分なりに撒いてきた種がようやく少し

根付いてきたかな?

50歳の風景も悪くないな、と

おかげさまで豊かな気持ちに浸る1日でした。


工場で倒れた父から救急車で受け取ったバトン。

僕の成長を待ち、母が50歳から始めた店、

というバトン。

1つでも順位を上げて次へ、

極めて単純なモチベーションをもとに、

良きことは1つ前進し、

良くないことはここまでとする。

戦国武将で2代目の名前が残らないように

繋がるかは別として、この交通整理までが

おそらくは大きな役割と気付きました。


『あなたは私より上品(じょうぼん)な人間。

良く学び、人生を切り拓きなさい。』


たしか生前最後の手紙に綴られていた一文。

兄がエンジョイなら母のそれは”よく学ぶこと”

結局最後にも書かせてしまったわけで、

まったく、”親の心子知らず”ですね。


『どうやら友達が私をどこかいいトコの

社長令嬢と勘違いしてるみたい』


と苦笑いする娘たち。(爆笑)

社長のムスメということは確かに嘘ではない。

でも実情に気付いているので、

社長にも年収200億のホリエモンさんから

(実は同い年)

”パパ”まで色々、という

ステレオタイプを疑え!!

他人の評価を信じるな!!

パンクなメッセージは果たせているかも?(泣)


『でもそのあとパパも頑張ったのよ』

と、後編を付加出来たあかつきには、

母と同じ思いを抱き、さらに、

僕からの定型文に『よく学び』が不要な娘たちに

”パパでもなら人生何とかなる”という

僕が両親からもらった(失礼だけど)

最高に安心なおまじないにはなるかも?

しれません。


長文、お粗末様でした。