2020年12月30日水曜日

INVISIBLE

 追い回される時間野郎との一時休戦にワクワク

していたところ、貿易関係の急用が入り工場へ。

すっかり巨大化した金魚&出目金のポンプが

電気工事に伴う停電で止まってしまっていたので

再起動し、餌も少し多めに与え、

彼らも年越しOKかな?

新年早々悲惨な光景に遭遇することを回避できて

結果オーライ。

その足でジュエリー工房へ向かい、お願い事と

新作の打ち合わせをして今度こそ仕事納め。


”見えないもの”に悩まされた1年。

工場の従業員には、

”見えないもの(意識)を見える化”することで

見えないもの(意識)を変えてゆく、

そんなことを手を変え、品を変え、餅を与え(笑)

感じてもらった改革元年。

折しもそこに”見えないもの”が加わり、

変わらざるを得ない状況の中でどう変化するか?

楽しみでもありました。


年末恒例の表彰式で従業員同士から選出された

最優秀改善案件は、実は費用はほとんど掛からず、

全員が面倒に思っていたことをあらためて考え直し、

今、そこにあるものと知恵を働かせたアイデア。

まさに”意識”がもたらした理想的な改善でした。

本人たちはあまり気付いていないでしょうが

彼らの現場での立ち振る舞い、使う言葉など、

1年前と比べるとかなり変化してきていて、

頼もしくなってきております。(笑)

それこそが荒波を乗り越えてゆくちから。

1年後は今まで以上に楽しみです。


小さな店も色々もがきました。

♬どうにもならないことなんて

 どうにでもなっていいこと♬

と、これもブルーハーツの1節。

実は根っこがかなりパンクなのかも?(笑)

今年だからこその覚悟も生まれ、

”今”にフォーカスを出来たおかげで、

長年、心につかえていたことを実現しました。

宝石の頭文字にメッセージを込める

センチメンタルジュエリーに倣った

ロマンチックな作品もその1つ。



Your 

Graceful(Garnet)

Compassion(Citline)

&

Dedications(Diamond)

are the

Gift(Garnet)

for all


それと、




Your 

Great(Garnet)

Contribution(Citline)

&

Dedications(Diamond)

are just

Amazing(Amethyst)


もとより非売品として、心を込めた2作品も

ここから新たな何かが始まる予感。



そして素敵な先輩から届いたごちそう。

本年もお世話になりました。

来年もワクワクする空間を共有しましょう!!

ベルカテナ 店主 安味 哲志






2020年12月28日月曜日

仕事納め。

 


土曜日には工場、昨日は店の納会。

例年より少し早い仕事納めとなりました。

自分のブログで昨年末に感じていたことを辿ると

あらためて想定外な”今”と気付かされます。

ちいさな工場、ちいさな店、ともに存在し、

人も欠けることなく迎えた”今”を良しとしましょう。

大切にすること、生き方、存在意義などある意味、

本当のことが試され、顕れた一年のように思います。

♬あまりにも突然に

 昨日は砕けてゆく

 それならば今ここで

 僕ら何かを始めよう♬

ブルーハーツ『未来は僕らの手の中』が鳴り響き、

車でもよく聴きながらシャウトしてました。(笑)

30年以上過ぎた今でも色褪せぬ歌のエネルギー。

結構助けられました。出会っていて良かったです。

歌に励まされたおかげか、それ以上は悪くならない

現実が開き直らせてくれたのか、

個人的には今まで以上に躊躇わず動けた年となり、

結果は別としてかなり収穫の多い1年となりました。

支えてくれた工場の従業員、そして店のスタッフとも

来年に向け、前向きな話しが出来たと思います。

こんな時こそ、少し夢も心も大きめに、

工場で恒例の年末表彰イベントでは

現場にレッドカーペットを敷き、

受賞者作業着のまま5mの”ランウエイ”(笑)。




早速、来年はどうせならこうしてみよう、なんて

アイデアも浮かんでおります。

従業員には”最初で最後”ではなく、

未来の予行演習として臨むよう伝えました。

だって、今年新設した賞のトロフィーは宇宙船、

受賞者は第1号クルーとして皆の搭乗を待ち、

やがて宇宙を駆け抜けよう、という思いですので。

(笑)


案外、なにか実現する一歩となるのか?

あるいはその逆に地獄の一丁目となるか?

未来は僕らの手の中。







2020年12月23日水曜日

オリジナル。

 『牛のまなざし』

高田千鶴さんの写真展は昨日終了しました。

身近なようでそうでもない、牛のまなざしを

たくさんの方にご覧いただけ嬉しく思います。

高田さんの後輩も数名ご来場いただきましたが

ふんわり優しい雰囲気の若者ばかり。

”牛好きに悪い人はいない”

という新説を唱えてしまいそうです。(笑)

さて、今回のイベント、牛だらけの空間にすべく、

取引先にも僕の”モー想”にお付合い頂きました。

なかでも牛革シューズ”牛繋がり”である

佐賀の靴工房ジャンボさんには

セレクトショップオーナーとしての憧れでもある

別注モデルの制作にご協力いただきました。


『牛モデルを作りたいんですけど・・・』

という問いかけに楽しそう!!

と反応してくださるメーカーも珍しいかと…。

そもそも牛モデルのオーダーなんて

多分今後も入らないでしょうね。

(当店は第2弾あるかも?)

憧れの初別注オーダーが牛モデルという

ショップオーナーもかなりの変わり者ですね。

(笑)


・モデルホルスタイン

・モデルジャージー

の2タイプ。もちろん本気で作りました。

シューズ自体は元々当店で革の柔らさ、

履き心地良さ、遊び心あるデザインなど

愛用者も多いジャンボのラインナップから

中でも好評かつイメージを描ける2型をチョイス。



ホルスタインはアイボリーのつま先に

若干焦がし加工を施しかわいい顔のように、

踵には"jb牧場"の焼印入り。

白黒どちらの用途にもお使いいただけますよ。



ジャージーはなんと言ってもかわいい目。

メダリオンのパンチングをアレンジして

職人さんにデザインをお願いしました。

これが結構難しく、ちょっとずらすだけでも

表情がだいぶ変わってしまいますので、

何度も微調整を重ねました。

両足揃うと流れのあるラインが実は両目だったり、

踵の黒もなかなか効いてます。(自画自賛)

間違いなく当店にしかないシューズ。

もし街ですれ違ったらお互い、

『アーッ!!』

となり、ニコニコしてしまうことでしょう。

いつもはかぶらない商品を探しておりますが、

こちらはまるでお気に入りの車同士、街ですれ違う

ような、かぶる楽しみのご提案です。

僕のモー想がご担当者にも伝播して、

“牛マスク“を作っちゃいました(笑)


と、楽しくて嬉しい心遣いもいただき、

シューズお買い上げのプレゼントとしてみると

とても好評でした。

たくさんの方にご賛同いただいたチャリティくじ、

取引先にも様々なご協力をいただいた今回。

主催者として心温まる経験となりました。

高田さんの作品が皆さんの心を和ませ、

優しい気持ちにさせてくれたのでしょう。

ご協力ありがとうございました!!

皆さんにも素敵なクリスマスとなりますよう

We wish your 

Moury  Christmas🐄🐄🐄!!



2020年12月16日水曜日

アンバランス。

 今冬初の氷点下。

プレハブ小屋の簡易ベッドで震える早朝。


土曜日に宝くじの抽選を実施しました。

抽選方法を考えていたら娘から携帯アプリがある

という情報を入手。200枚くじを発行したので

それを条件に加えあとは画面を押すだけの簡単さ。

ファンファーレも鳴ったりしますので抽選する側も

おかげさまで楽しませていただきました。

当選番号はこちらです。



てんびん座が関係するのか?わかりませんが

”これでも”

バランスを意識して事を進めているつもり。

体もそうだと思いますが、一度崩れると元に戻すのが

なかなか難しいので、遠回りになっても

出来うる限り保とうと努めている(つもりです)。

特に自分を許す方向へのバランスは得意です。(笑)

製造業ではコロナショックに見舞われ急降下した

4-6月期から、他の業種よりは回復傾向にありますが、

物資の運搬に欠かせない海上輸送(コンテナ船)が

コロナの影響で崩れたバランスのため、

荷物を積みたいのにコンテナ(箱)がない、

船がない、など、世界中で大混乱しております。

船もコンテナも、荷物とともに世界中を巡りますが、

”空っぽでは動かさない”、これが鉄則です。

なので、例えば日本からアメリカへ輸出したら、

アメリカ、若しくは他国から日本へ輸入される

ものがないとコンテナ(箱)が減ってしまいます。

なければ箱を新しく作ればいいのですが、

箱の95%は現在、中国で生産されているとのこと。

箱の注文がコロナ禍でストップしていたため、

急な景気回復に追い付かなくなってしまったようで、

当面どうなるか、誰にもわからない状況です。

そして運賃は数倍となっております。(泣)

モノの動きにもコロナが影響を及ぼしています。

何事もバランスはとても大切ですね。

牛さんとジュエリー。

この振れ幅もある種バランスです。

(笑)







2020年12月12日土曜日

今夜抽選。

 


『牛のまなざし』高田千鶴さん写真展。

引き続き12/22までゆっくり開催しております。

個人的な思いの強い、やや個性的なイベント。

皆様にはどうだろう?と測りかねておりましたが

常連さんにも好評ですし、噂を聞きつけて

かなり遠方からいらっしゃるお客様もあり、

難しい時期でも開催して良かったと思います。

よろしければ牛だらけのベルカテナへ、

お立ち寄りください。

牛の如くゆったりと、とは到底ならず皆様同様、

師走の慌ただしさにどっぷり浸かり

ヤル気と逃げたい気持ちを行ったり来たり、

それが日常なネズミ体質で、かえってこんな時に

ふとアイデアもよぎったりするものです。(苦笑)

来年に向けてまた挑戦したいこともありますが、

ここからしばらくはやらねばならぬことの圧力が

例年重くのしかかる時期になります。

おっと、その前に…

今夜はMoury Christmas 2020

GALA チャリティー宝くじの抽選を行ないます。

ご参加された皆様にも素敵なクリスマスと

なりますように…


などなど。


2020年12月9日水曜日

ゼロ。

 Moury Christmas 2020

ご来場ありがとうございました。

高田さんのご縁で遠方より、

チャリティーにご賛同いただきくじをお求めに、

あるいは復帰後のスタッフをお見舞いに、など

多数のご来場を賜りました。



『宝くじをやめてこちらのくじを楽しみます。』

『なにか出来ることを、と思っていたけど

手段がわからずこちらに預けられるのは助かるわ。』

など、温かいお言葉もいただきました。

今年のくじは複数口お買い上げ頂くことも多く、

等しく難しい状況であろう中で他者に少し心を配る、

素敵なお客様の存在にとても励まされました。

チャリティ総額は、なんと

108,000円!!!

言い出しっぺも最後に2口参加させていただき

110,000円として、僕が欲を出す前に

スタッフがせっせと郵便局へ向かうでしょう。(笑)

今年も全額”ゆめ風基金”へ寄付させていただきます。

特定非営利活動法人ゆめ風基金 | NPO法人ポータルサイト - 内閣府 (npo-homepage.go.jp)

ちなみに私は”一切関係ありません” (あっ・・・)


日曜日、高田千鶴さんのお話し会を開催しました。

本当は皆様にご案内したかったのですがこのご時世、

少人数制とさせていただきました。

今年はゼロから考え直した、

という方も多いでしょう。

ちいさな店も長期休業に伴い、ゼロからやり直そう、

スタッフに声を掛け、励まし合いました。

高田さんの牛へのまなざしとのご縁に繋がるのは

自分をリセットした地、カナダでの辛くも楽しい

ジャージー牛酪農就労体験から。

お客様ゼロから再出発した地、ワネスト。

ちょっと個人的過ぎますが、(笑)

そんなことから高田さんの”ゼロ”とも言える

陸くん、なずな丸との出会いについて

お話しを伺いたいと僕からリクエスト。

『100%泣いてしまうので』

と、ご本人も事前に仰っていた通りとなりましたが

(無理を言いましてすみません)

高田さんの写真に宿る”愛情の源泉”が

皆様に伝わったのではないか、と思います。

(出会いについてはこちらのブログをご覧ください)

牛との出会い(農業高校時代の牛との思い出)|牛写真家 高田千鶴 公式ホームページ USHICAMERA – 牛写真家|動物写真家|高田千鶴ホームページ - USHICAMERA (ushi-camera.com)

人生初のアルバイトとなった長女。

父の課した”厳しい”ノルマも優しいお客様の協力で

達成し、高田さんの素敵なお話しにも立ち会え、

”超”先輩の皆様(笑)に混ぜていただき

とても刺激的だったようで、

『また手伝ってもいいよ。』

なんて言ってました。

彼女にとっての”ゼロ”。

おかげさまで企てた父の目論見以上だったようです。



2020年12月5日土曜日

開催中。

 Moury Christmas 2020

『牛のまなざし』~高田千鶴写真展~

木曜日より開催しております。

”何事も試してみる。

そして試したことは続けてみる。

でも、同じことを繰り返さない。”

なんとなく自分に課してしまう三段論法?

自分の首を絞め続けているように思います。

(苦笑)

スマートに前を行く先輩たちを追いかけている

つもりですが肝心の”スマート”にたどり着けません。

でも、先頭に立つ辛さより追いかけているほうが

楽しいとは言えるでしょう。

今年はさらに今までと同じには出来ない状況もあり、

そうなるとどちらかと言えばおとなしくない方向へ

舵を切ってしまう習性なのと、やはりこんな時こそ

リアル店舗が果たせる役割もあると思い込み、

しばらく引き算をしていた店内も敢えてモリモリ

派手に足し算、そしてウシまみれ(笑)にしました。

牛の写真、


ウシのシューズ、


うしのアクセサリー、


ポインセチアonカウ、


そしてGALA CHARITY宝くじの商品には

牛のジュエリーまで登場!!


取引先の皆様も僕の"狂"とも言える暴走に

温かくお付き合い下さり、

おかげさまでかなり充実した自慢の

ウシコレクションとなりました。

そして3回目を迎えたGALA CHARITYくじ。

くじの代金は全額寄付という基本は変えず、

密を避けるため(繰り返しを避けるマイルールも)

初の宝くじ形式を採らせていただきました。


なので、今までのように全員当選、とはいきませんが

当店を信頼し、ご参加いただけるのは

本当に嬉しいことです。

こちらの意図もご理解くださり、

1口、またはそれ以上、

中には本家の宝くじをやめてこちらへ、という方も。

(ご期待に添える賞品と自負しております)

高田さんの愛情あふれる牛へのまなざしが

皆さんの気持ちをそう向かわせているのでしょう。

店内がとても温かな空気に包まれております。

このイベントを始めるときに、自分なりに描いていた

その先の形。

ある意味それが小さな店を存続させる唯一の条件

とも思っておりますが、

おかげさまでその方向に進んでいると言えましょう。

そんな空気感に包まれながら連夜、"丑の刻"

まで、楽しく準備をしております。

モー眠い(笑)



2020年11月28日土曜日

牛のまなざし。



 旅慣れた人ほど荷物が少なくなる、

毎年、当店を真珠の海にするTEAM EIJIを

定点観察していても頷けます。

一方、イベントを前に付箋が消しては増え、

消しては増え、という状態の自分。(苦笑)

お迎えする側としては難しい状況下ゆえ、

数少ない機会をよりお楽しみいただきたいと

ついつい詰め込み過ぎてしまいがちです。

まあ、ギリギリまでもがいてみることにしましょう。

気持ちのスイッチを入れるとき、ちょっと激しめの

体に沁み込んだ”懐メロ”ロックをよくかけますが、

今朝は久しぶりにこちら、

Pocket Full Of Kryptonite by SPIN DOCTORS

Spin Doctors - Jimmy Olsen's Blues (New Version) - YouTube


ご存じないかと思われますが・・・(笑)

カナダの北の果てで目覚ましに多用していたので

1曲目のギターフレーズとともに現地で買った”最安”

ラジカセと寮の窓からの景色、痛寒い空気などが

シンクロして鮮やかによみがえります。

そのカナダの真冬に経験したもう一つが

ジャージー牛酪農牧場での就労体験。

それが今回ご紹介させていただく

『牛のまなざし』 高田千鶴写真展

へと繋がっております。

1か月くらいの体験程度なので語るのは失礼ですが

初日で既にカナダらしい経験を、なんて軽い気持ちで

来たことを後悔することに(泣)

臭い、

全てがカナダ人仕様でいちいちとんでもなく重い、

(当時は日本人でも華奢なほうでした)

生き物相手で仕事にキリがない、など、

そりゃモー大変でした。(牛だけに)

そもそも東京生まれの東京育ち。

間近で牛を見るなんてことも初めてでしたしね。

それでも何事もそれなりに慣れてしまうもので、

帰りのグレイハウンドバスで自分のあまりの臭さに

気付き、急に恥ずかしくなったり・・・。

無知ゆえに(そもそも草食であることもイマイチ)

怖かった牛たちも様々な表情を見せたり、

性格も違ったり、近くでしかわからないこともあり、

段々と可愛く思えるようになってゆきました。

(日本語誰もわからないので”アホ牛!!”と

呼ぶこともあったことは正直にお伝えします)

その距離感で撮影されているのが高田さんの写真で、

ファインダー越しに牛への愛情が溢れ出ています。

来年が丑年、というのは最後に取って付けました(笑)。

いつか皆様にご紹介したいと思っておりましたので

せっかくの機会、多くの方に観ていただこうと

『牛のまなざし』写真展はほぼ年内いっぱい、

12/22まで展示しております。

朝4時起きで、恐怖の?1日を迎える牧場での

目覚めの曲はギターフレーズなんかでは役不足。

MR. BIGの”COLORADO BULLDOG”1択でした。

Mr. Big - Colorado Bulldog (audio) - YouTube

余談です。


あっ、本日佐賀のJB牧場よりMoury Christmas発表の

”ウシ”さんたちが出発したと連絡がありました。

道中ご安全に!!







2020年11月25日水曜日

いざ。

 布絵教室生徒作品展も無事に終了。

OGがいらしたり新規の生徒さんも誕生したり、

継続の意義を感じる2日間となりました。


余韻に浸る間もなく、クリスマスイベントへ


いよいよ最後の準備を迎えました。

皆様、DMはお手元に届きましたでしょうか?

どうですか?かわいいと思いませんか?

今回も最近お気に入りの観音開きスタイルです。

個人的には中面の吹き出し『モー』が

とても気に入っています。(笑)


リビングなどに飾っていただけたら嬉しいです。

あっ、後面、『牛のまなざし』

高田千鶴さん写真展のご案内も是非ご覧ください。



気軽に会うことすらままならなかった今年。

あらためて出会うことの素晴らしさも実感しました。

ちいさな店としては、今まで以上に

ご来店いただくことの有り難さ、

貴重なお時間をいただくことへの準備、

当たり前のことが当たり前ではなく

だからこそ当たり前のことを大切にする、

変な言い方ですがそんな風に感じました。

”Moury Christmas”と題したクリスマスイベント。

こういう状況下でわざわざ足を運んで下さる皆様に

何か素敵な出会いをもたらすことが出来るよう、

そんな願いとともに準備を進めてまいります。



2020年11月21日土曜日

くさび。

 Belle Katena(ベルカテナ)

先代が考えた店名です。

Belle=beauty

Katena=ドイツ語で結合。反応(先代訳)

”美しい人、モノを介し心豊かな女性の空間を”

(2代目超訳)

というような趣旨をよく語っていました。

『ベルカテナの安味です。』

苗字も違うので学生時代の友人には

わけのわからないことになっておりますが(笑)

苗字以上に慣れるのに時間を要した店の名前。

変えるのももちろん自由なのですが、

先代がこの名前に込めた心や愛着を考えると...

自分が慣れることを選びました。

ある意味、”Belle Katena”を体現しているのが

定休日である第1・3水曜日に開講している

平井光世さんの”布絵教室”。

第一章からのお付き合いで、しかもお孫さんと娘が

同級生なのをお互い知らず運動会でバッタリという

不思議なご縁までありました。

教室は店主不在で女性だけの”秘密の花園”。

チクチクしながら、生徒さんの手作りケーキや

おやつとともに和気あいあいと楽しまれている様子。

『ただこなすな、よく考え向き合ってみよ。』

ウザい上司面で工場の従業員にあの手この手を使い、

ずっと同じことを言い続けていた今年。

等しく激流の如く過ぎゆく時間に楔を留めようと

あがいてみること、それを積み重ねてみることで

緩やかな流れを一層楽しむことが出来るのでは?

図案が閃くたび、新しい布を見つけるたび、

それを初々しく楽しまれているご様子の平井さんに

布の積み重ね方ならぬ時の重ね方の

ヒントを頂いております。

コロナの影響で数カ月休講し、日程も延期しましたが

生徒作品展を今年も開催します!!




作品のレベルが毎年向上し、(生意気ですね)

店主にとってディスプレイも

かなりエネルギーが必要です。(笑)



まずは全作品を床に並べ、イメージが湧くのを待つ

ここ数年恒例の儀式から、

今年はこんな感じにしてみました。




布と糸、だけで描かれる世界を是非ご覧ください。







2020年11月20日金曜日

逆張り。

 驚くほど温かいここ数日。

南風が強く、舞った落ち葉がちょうど

店の入り口付近に吹き溜まり、

掃いても掃いても積もります。

小春日和という言葉は当てはまるのかな?

在宅勤務もまた増えてきているようですね。


先日、久しぶりにショッピングモールへ。

”全く”と言えるほどクリスマスムードがなく、

こんな時だからこそむしろ明るめでもいいのに、

と思いましたがどうでしょうか?

自粛ムードか、若しくは予算がないか?

もともとクリスマスは完全に定着してしまい

クリスマスグッズも一巡し、売れないという側面も

よーく理解しておりますが、それはそれとして、

”夢を売る”店としては(笑)

ならば逆を行こうと考えてしまうのが悪い癖。

(だからちいさな店のままなのです)

小さい店は例年よりクリスマスグッズ多めの

電飾まであり、今年はそれで行こう!!と決めました。

(急遽変更しました)




ちょっと3枚目なサンタや

妖精、



電飾やツリーも、


”北欧系”をイメージして集めてみました。

こんな時こそ、

”ベタクリスマス”

なんていかがでしょうか?(笑)


2020年11月14日土曜日

キャリア

ベルカテナのクリスマス。

概要も決まり、DMの校了も終えて印刷へ。

いつもギリギリでご迷惑をお掛けしておりますが

あっという間にこちらの妄想以上に仕上げてくれる

広告事務所とは長いお付き合いとなっております。

”こういうイメージ” ”こんな感じで”にあふれる

僕の酷いラフを咀嚼し、プロの仕上がりに変換。

最後は完全にお任せ出来る仕事は本当に有難いです。

特に”ベルカテナのクリスマス”向けDMはご自宅で

クリスマスカードとしてお使いいただければ、

と願いを込めて作成しております。

今年も自分で思わず笑っちゃうほどかわいいです。

来週の連休頃にお届けできるよう頑張ります。

どうかゴミ箱直行させずちらっとでもご覧ください!!

と、毎回祈りながら夜中に大量の封筒を怪しげに

ポストへ投函しております。(笑)

よろしくお願いします。

 

ネット配信で同級生のフラメンコを堪能しました。

ちょうど活動20周年となるそうで、

人前でパフォーマンスを披露する緊張の中で

積み重ねてきた年月の凄さを感じる圧巻の演技、

フラメンコは詳しくありませんが、指先まで意識を

集中させる繊細さと激しいステップを見ながら

自分の中に積み重ねた時間を表現する

”オーラ”

があるか?と考えさせられました。

30歳を過ぎたころ、これからをどうしてゆくか?

娘達の父親としてどうありたいか?

考え、むさくるしいパパにはならないようにと

初めて18,000円のイタリア製白シャツを

清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入しました。

会社の資金繰りのため自分の給料は後回しという

最もお金がなかった時期でもあり、

(今は家計を見ないふりしているだけですが)

欲しかった2万円のデニムは当然論外。

諦めました。

その後何年も後悔したので、以来、若干?

衣装代は高騰を続けているような・・・

(馬子にも衣装)

干支4周し、次の1周終えると赤いちゃんちゃんこ。

艶っぽい枯れ方のなかに取り込みたい1ピースを

かっこいい先輩のもとでゼロからやり直すため、

数十年ぶりに狭い階段を下りた地下室の

タバコの煙が充満する重い扉を開けました。

なにもわからぬまま適当だった自己流をリセットし、

『NO. NEW YORK』

から始めるその先が楽しみです。

大手楽器メーカーのドラムスクールでは半年かかる

プログラムを2時間に凝縮してくださった先生からの

厳しい宿題をまずはクリアしないと。(笑)