2019年7月27日土曜日

ポストカード。

雲の流れが速く、
マンションの廊下に雨が吹き込んでいます。
4時台はいつも静かな行きつけのコンビニが
何故か凄い賑わい。
聞くと夏休みの特に金・土は
夜中もかなり来店が多いそうで、
『ダラダラ来ます』
と表現されていたのは、現場のホンネでしょうね。
(笑)
来週末はいよいよ我が町最大のイベント、

”いたばし花火大会”

さながら戦場と化す当日に向け、
これから1週間はどんどん仕入れを増やすそうで、
仕分けを担う夜勤にはしんどい日が続くとのこと。
様々な期待を背負いそれぞれ準備を重ねて
その日を待つ大きなイベントを突然の台風で台無し
とならないことを願うばかりです。
各地のイベントに影響がありそうですが
中止の判断も難しいことでしょう。

板橋花火大会、ちょうど60回のようです。
土手を父親におぶられて帰った、自分の中にある
最も古い記憶の花火も既に10回は越えていた、
ということになります。
それから地元の子供同士で行くようになり、
高校の友人が来るようになり、
お酒を飲むようになり、
我が子を連れてゆくようになり、
そして子供たちもそれぞれに・・・

時の流れを感じます。
果たして何回まで数えられるのか?

もう少し時が過ぎたら学生ノリに逆戻り、
なんてのも悪くないかも?

久しぶりにDMを発送させていただきました。
山下達郎さんのレコードジャケットでおなじみ、
僕にとっては雑誌”FM STATION”
の表紙というイメージ、懐かしい永井博さんの
ポストカードを同封しましたが如何でしょうか?
商品選びの中で見つけ、是非お見せしたい!!と
慌ててDM作成、という流れでしたので
DMとしては薄い内容で申し訳ありません。
そんな動機でしたのでオモテを敢えてポストカード
とさせていただきました。
(店主として如何なものでしょう?)

夏のインテリアとしても爽やかですし、
ちょっとしたご挨拶にお使いいただければ
”懐かしさの輪”が広がって素敵かな?
と思っております。その前に1度だけ、
カードを持ってご来店いただけると
特別なことが待っておりますので
そちらも是非、お試しください。(笑)
実はポストカードには我々スタッフ側の
秘密の暗号が隠されておりまして、
そちらも密かな楽しみなのです。
(ちょっと内緒です)

DMは出した側と受け取る側の温度差があるもので
やはり反応が気になってしまうのは正直なところ。
早速、嬉しいことにDMを見ていただいたという
久しぶりのお客様。
当初はお腹にいたお子様も4歳になられたそうで
2時間だけパパが面倒を見てくれる貴重な時間を
割いてのご来店、となれば一応子育て経験者?
の店主。
精一杯頑張りましたが如何でしたでしょうか?


Ted

2019年7月25日木曜日

そもそも。

空気が変わりました。

冷気の混じりを感じていた早朝荷捌き。
今朝はすっかりひんやり感が消え、
いよいよ夏の気配。

工場内も軽く40℃を超え、従業員も”いい汗”
かいてます。(笑)
熱中症予防のためにもお互いの呼吸をより感じ、
合わせ、無駄な動きを省くことが大切です。


兄弟4人で現場作業をしていた頃は役割も自然に、
末っ子はとにかくちょろちょろ動き回る、
など決まっていたものです。

兄貴達がサッカーをしてたから僕も習い、
兄貴が開発したサイコロ野球ゲームを真似し、
(これは凄かった!!)
兄貴の好きな洋楽を聴き、
兄貴がリーボックを履けば僕も履き、
MA-1を買えば僕は上手く母に買ってもらう、
今に通ずる趣味嗜好のかなりの部分は兄達の敷いた
レールの上を歩いたようなものです。
ただし、兄達は複数の習い事をしていましたが
予算も余裕もなくなった4男はサッカーだけ。
写真のアルバムなんて1~2冊ですし・・・(泣)。

自分の無知を痛感させられたカナダへの渡航も
やはり海外で成長して帰ってきた兄貴達を
目の当たりにし、

『自分も変われるのではないか?』

というのが一番の動機だったような気がします。

海外生活のスタートとなった大学の寮では、
マリファナがとても身近でカルチャーショック。
軽~いお誘いもありました。
その年、ミラクル大逆転劇でチャンピオンとなった
トロントブルージェイズのワールドシリーズを
みんなでTV観戦している中にも...といった具合で、
そもそもあまり関心がなかったこともありますが
お調子者でもある自分は一歩間違えば...
でもそこもやはり末っ子。

"兄貴達そんなことしなかった"
"そんなことしにきたわけじゃない"

というのが判断基準になりましたし、
なにより、

"送り出してくれた親に恥ずかしい"

離れたからこそ強く思いました。
逆に、もし兄貴達がそうであったならば
全く違う人生になっていたことでしょう。
でも、やはり"そもそも"の判断は自分の責任で。
nao〜だれかいるの?〜

きっぱりしていると、付き合う人間も重なるもので
素晴らしい出会いは今でもご縁が続いています。

テキーラサンライズで意識が飛んだくらいは
20歳のご愛嬌として。(笑)

帰宅後に何故かサッカー部全員に丸刈り指令が出た
昭和時代と違い、真面目な修学旅行から戻った娘に
TVの話題について聞いてみると、一言、

『家族がかわいそう』

うん、大丈夫そう。









2019年7月20日土曜日

キングの言葉。

一瞬晴れた昨日は湿度も高く蒸し暑い1日でした。
風もなく、ワネスト中庭の竹もじっとして囁かず
余計に暑さを感じます。

案外ラクかも?という思惑通りにはいかないよ、と
工場の”研修生”にもようやく”本物の夏”をちらり
体験させることが出来たのでは?と思います。
(笑)
サウナでスコップ作業をするようなものですので
大変ですが”いい汗”をかけますよ。
毒も喰らわば皿まで、くらいの気概も時に必要。
振れ幅の大きさは折れかかる心を救ってくれたり
するかもしれません。

ちいさな工場はボーナスの季節。
従業員の士気が高まるよう願いを込めて
”総支給額”を弾んだつもりでもそこから厚生年金、
所得税などを約30%も天引きせねばならず、
手取り額となると従業員も

『なんだ、これだけか・・・』

と、がっかりしているかもしれません。

支給側も自分達の気持が反映せず誠に不本意。
多くの中小企業経営者は自分のボーナスはゼロ。
従業員のためにボーナス資金として金融機関から
6ヶ月返済で金利も高い短期借入金を調達して
支給されているケースも多いかと。
支給後も面倒な事務作業が待っていて、
税務署はもちろん、年金事務所にも5日以内に
支払い報告をする義務を課されていますので、
煩雑な手続きを代行してもらう税理士や社労士への
手数料も発生しますし、すべて会社負担。
もし払えなければすかさず延滞税のおまけ付き。

少し愚痴めいてしまいましたね。
せめてボーナスくらいは(ピン・・・)無しで
お互いに気持ち良く、といきたいものです。

隔週金曜日のお楽しみ、日経スポーツ欄のコラム
カズさんの『サッカー人として』。
今回はドーハの悲劇にまつわるジャニーさんとの
エピソードを交えながら故人を偲び、
1つの言動や振舞いが、人の心をつかみ、
あるいは逆なでし、人生の風向きを変える。
と記し、最後に、

”70歳や80歳でも歌い続ける歌手がいる。
人知れぬボイストレーニングで喉を鍛えて。
僕らも同じだ。キック、ドリブルにトラップ、
ボールを意のままに扱うこと。
自分が何で身を立てているのか、
根本に立ち返らなきゃ。”

キングにこう言われてしまうと、僕もつい
寝不足になっちゃいますよ(笑)。
彼の居心地よさそうな場所見つけました。
決まった‼️







2019年7月17日水曜日

刻印。

珍しく電車で移動をした昨日の帰路、
踏切に障害が発生し警報音とともに急ブレーキ。
乗り換えた電車では近くで立っていた男性が
繰り返し意識を失い倒れるという出来事。
乗り慣れている方にはよくある出来事?なのか
どちらもみなさん全く慌てる様子もなし。

さすがに人が痙攣しながら倒れる様子に焦り、
助けを求めると近くの好青年が一緒に
電車から駅へ降ろすのを手伝ってくれました。

『こういう時、医療知識がないから焦るよね。』

と彼に話しかけると、

『実は僕、そちら方面で・・・』

聞けば理学療法士の道を歩み始めて3ヶ月。
気付いたのに、初動では気付かぬふりをした自分を
悔やんでいました。
きっといい仕事が出来るようになると思います。


ペンダントリフォームをされたお客様が、
お気に入りとなったジュエリー裏面の刻印について
ご質問を頂きました。
作家にとり刻印はなによりお客様へきちんと
仕事を全うした証、と工房では考えており
大切な儀式です。
例えばこちらは上から
・42.0カラットのボルダーオパール
・1.1カラットのオパール
(上記2石はお客様よりお預かり)
・0.22カラットのオパール(6石合計)
・0.11カラットのルビー(4石合計)
地金は18金と純度900のプラチナを使用
と示しております。
オリジナル作品には更にブランド印を打ちます。
更に愛着が持てるようになった、と嬉しいお言葉。

こちらのペンダントのような刻印とともに
見えないところにも美しいデザインを施す
作家たちの仕事ぶりもきちんとお伝えしたいと
いつも思っております。
詰め込んで散らかっている僕の引き出しから
皆さんに引っ張り出していただくと徐々に整理が
ついてくるかと思われますので、
ご協力よろしくお願いします。(笑)

Ted



2019年7月15日月曜日

パンドラの箱。

毎日通うワネストは国道から曲がり、
目印となる日本エレベーターの塔へ向かう道のり。
道をさらに進むと年間来客者数が5000万人超、
TDRより多い越谷レイクタウンがあります。
昨日はワネスト前まで渋滞していて??。
そうか、連休か、と気付きました。

ワネスト中庭では週末、恒例となっている
越谷わんにゃんボランティアさんによるバザーが
開催され多くの方がご来場されました。
人知れず活動を継続されているスタッフの皆様も
こうした人々に支えられているのでしょう。
いつもと違う賑わい、人のエネルギーに満ちた
2日間でした。

ちょうど2歳のバースデーを迎えた
”ワネスト王子”、
はじめてのおつかいの後ろ姿に励まされた店主。
祭りの後、連休最終日の本日はいつも通り、いや、
いつも以上の静けさに包まれるワネストかな?(笑)

帰宅すると近くの団地からは盆踊りの太鼓が響き、
いよいよそんな季節かと、
例年なら暑さを連想させる音も
関東は相変わらずの梅雨空に少し寂しげです。
ナマケモノ。

天気に負けじと、
(多分に店主自身の気分転換ですが)
かなり変化球なグッズをご紹介しております。
実は昔からハンズなどを徘徊するのが好きな人間。
意外とお客様にも好評だったりして、
収集がつかなくなるので封印している
自分のパンドラの箱をつい開けてしまいそうです。(笑)
まあ、たまにはいいのかな?

工場の”研修生”が7月いっぱいまで延長となり、
祝日の今朝も7時から汗を流してスコップ作業。
”新入り”は古株のにも刺激を与える効果があり、
いつもよりみんながキビキビと動いているように
見受けられます。
(元々サボる人はいませんが)
いつもは当たり前となっている作業や留意点を、
初めての人にきちんと伝えられるかは、
案外いつもの自分が職務にどう向き合っているか?
があぶりだされます。
先輩としての自分もゼロから始めた道のりが
あるからこそ、子供の頃からの仕事である僕以上に
相手の立場にたってわかりやすく伝えられるものと
考えております。いわゆるOJT
(On-the -Job-Training)
教育の向上には良い機会。
どう今後に生かせるか?期待したいところです。

Ted

2019年7月11日木曜日

サンダル。

7月も中旬というのに早朝荷捌きではパーカーが
必要という肌寒い日が続いております。

当然ながらお客様心理として真夏のアイテム、
例えばノースリーブやサンダルを、とはならず、
傘でも日傘より雨傘をお探しに。

ちいさな店の思惑なんてお天道様には
いとも簡単に吹き飛ばされてしまいます。
(苦笑)

我が家の”ブッチー”もジメジメがイヤで何故か
かえる化?しているようです。(笑)

暑いは暑いできっと嘆いているのでしょうが。

かの世界的なファストファッションチェーンは
旬のアイテムを数カ月で商品化して世界中に
供給出来るそうですが、それはまだまだ例外として
一般的に洋服やシューズなどは1年以上前から
企画・準備を進めていますので、折角の努力が
報われないと嘆くのは販売サイド以上でしょう。

スタッフも同行した昨秋の展示会で出会った
サンダル達も漸く店頭に揃い始めました。
グラデーションや夏らしい大胆な配色、
ジャンボさんらしい表情はもちろんのこと
トランポリンソールなど、履き心地にもこだわって
お楽しみいただけると思います。'

カナヅチ少年でプール嫌いだったので夏はあまり、
という店主でもさすがに程よい暑さは待ち遠しい。

Ted



2019年7月7日日曜日

好きこそ。

充電切れで寝ると寒くて羽織ものを探す梅雨寒。
恒例行事が予定されている七夕の夜、
ワネストは残念ながら雨の予報。

やらなければならないこと、
やるべきこと、

日々は埋まり、そのくせ寄り道、回り道も多く
繰越残高が増えてしまうやや残念な日常。

”売上100億の男”はきちんと身のまわりが整い
洗練されているのを間近で比較してみると
自分の現在地も頷けます。
100億を目指すというより
自分を磨いてゆくその結果、なのでしょう。

友人と会う機会もなかなか作れず織姫彦星未満。
そんな中でもしかしたら、という淡い期待を抱く
お知らせだけでも嬉しいものです。

昨日は次女と同学年のかわいいお客様が来店。
前から何度か立ち寄っているものの、
いつも閉まっていて(よく言われます)
ようやく開いていた店にご一緒のお母様を
リードしてくれる頼もしさ。

『奥の間』、ジュエリーコーナーで目を輝かせ、
当店のジュエリーに使われているやや難解な
宝石を次々と言い当てる。
驚いていると、

『好きなんです。』

と、本当に楽しそうな様子。

こちらもつい乗せられてしまい、日頃お客様にも
あまりお見せしないコレクションまで持ち出して
出来うる限りの知識を伝えました。
スポンジのように吸収してくれているような感覚が
なんとも心地よい。
以前、塾の先生が子供の姿勢に乗せられてしまい
もっと教えたくなると仰った意味がわかりました。
学ぶ姿勢により学べることも違ってきますね。

やるべきことばかりに囲まれると、
つい気持ちのメガネも曇りがち。
純粋な好奇心に触れ、爽快な気分を味わいました。
また来てくれたらもっと楽しい話を提供出来るよう
初々しく、更に学んでゆこうと思います。
ヤビーボタン、覚えたかな?(笑)

Ted





2019年7月4日木曜日

研修生。

サッカーのコパ・アメリカ。
ダイジェスト映像からでもW杯とは違う、
南米独特のスタジアムに充満するエネルギーが
伝わってきます。
あの熱気に飛び込んでゆく選手たちは
ワクワクしているのか?
逃げ出したくなる気持ちもあるのか?
おそらくそんな単純なものではないでしょうが
伺ってみたいものです。
残念ながら予選突破とはなりませんでしたが
完全アウェイでも怯まず冷静にプレーする
若い代表選手を見て、凄いなぁと感心しました。
本人達は海外を相手に昔ほど技術的に劣るとは
思っていないのでしょう。揺るがぬ自信をもとに
対等に戦いを楽しんでいるように見受けられます。

工場では今週、急遽”研修生”を受け入れました。
ロクな説明もされずロクな紹介もせず
”完全アウェイ”のサウナ工場でスコップを渡され、

『とりあえずやってみて。』

同族会社で働く人たちはこれだから可哀そうです。(ウチだけ?)

我が社ではスコップを使っての脱水作業が
仕事の1丁目1番地。
ひたすら粉を土のう袋に詰め、脱水機に投入する。
単純作業ですが、それ故仕事へのアプローチの差が
はっきり表れます。
スコップの持ち方、角度、土のう袋を置く位置、
体の使い方など、工夫次第で作業効率も
体へのダメージもかなり差が出ます。
もちろん最初から上手く出来るはずもないですが、
スコップの1刺し1刺しに良くしてゆく工夫を試みる
意識がある人とない人で、結構はっきりします。
前者の作業には徐々にその人なりのリズムが生まれ
結果として仕事もより早く、効率的になります。
リズムが無意識化に刻まれると余裕が生まれ、
他の事象にも意識が向けられるようになります。
現場作業ではリズムがとても大切で、
リズムが悪い人は他の人のリズムにも配慮が出来ず
タイミングのちょっとしたズレはストレスを生じ、
思わぬ事故に繋がってしまうこともあるので
気づくとつい、口を出します。

今週限定の研修生は見ているこちら側にも明確に
1つ1つの動作から意図が伝わってきますので、
早くもその人なりのリズムが生まれているので、
すぐお任せモードで放置プレイのいい加減な上司。
(笑)

初めてのこと、慣れない環境に身を置き、
ひたすら作業で玉のような汗をかくのも
たまには悪くないでしょう?
さあ、優秀な研修生には金曜日の仕上げに
25kg紙袋詰め替えという初心者には筋肉痛必死
特別(鬼)メニューをご用意させていただきます。
どうせなら何事も一番を経験するのは価値あり。
良き思い出となりますように・・・(笑)。

Ted