2024年2月11日日曜日

思いやり。

 逃げる2月。

商売でよく使われる言葉ですが、ホント。

あっという間に10日も過ぎました。

寒さの中、風のない陽だまりや窓越しにふと、

感じるぬくもりは身体を少し軽やかに。

ただこの季節。

個人的には2社の決算という"過去“と向き合い、

期限に追われるという数十年。

重たいものを引きずり、日々の区切りや、

整えておくことの大切さを、

焦りの中で少しずつ、懲りないながらも

次へ向けて、後悔から学ぶ季節でもあり。

その意味では、成長の年輪を刻んできた、

そんな季節かもしれません。

昨日は工場の経理担当者が直前に迫った

税理士との最終打ち合わせに向け、

土曜日出勤をし、とても大変な最終確認と、

準備をしてくれていました。

上司はダブルチェック担当。

資料に現れている経理担当者の成長を

誇らしく感じつつ、ちょっとだけコツを伝授。

圧倒的な痛みから(苦笑)体得してきた、僕なりの

複式簿記は『急がば回れ』理論?の

最終章を伝える段階にたどり着いたことにも

『春』を感じました。

今回、彼女がこれを経験することで、

僕の役目は終了。

たとえ僕がいなくなっても留まることなく

季節は巡ると思います。(当たり前ですが)


企業会計は『Going concern』

継続を大前提としております。

ゼロから初めた僕は数十年。

勘も悪く、積極的でもなく、正しい道でした、

なんてとても言えません。

でも、その道中常に、

『いつかバトンをより良く渡すための道』

という意識を持ち続けていたことで、

あの失敗も、あの冷や汗も、あの涙も、

呑み込んでこれたかな?とは思います。

同じくゼロからの彼女はたぶん7年くらい。

自分の掛けてしまった年月も、

少しは役に立ったかな?とは思いますが、

ここからは彼女自身がこれまで、

わけわからないところから必死に付いてきた

歩みの中での痛みや経験をもとにして、

未だ見ぬ次の走者のためにも、

自身の経験を重ね、より良いバトンを渡せるよう

工夫をしていって欲しいと願っております。


“思いやり"


を忘れずに。





『じゃあ、あとはよろしくね』

と工場を出るも、インスタで見たかわいい花を

店とスタッフ用にと少し寄り道。

費用がかさむからきれいな写真勘弁して、と

冗談が言える馴染の店に寄れるのも、

スタッフがいてくれるおかげです。

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