2021年2月28日日曜日

苦笑い。

 今年の2月は27・28が土日のため

最終コーナーからのストレートが短く、

色々間に合うのか?間に合わせねば、と

ちょっと追い込まれておりました。(苦笑)

経験を積むと対処法も増える半面、

”道程”も身に染みているので、

流れに身を投じるまでのエネルギーも

必要になってきます。

(言い訳ですね)


決算書を提出したその日に工場内で倒れた父。

憎らしくも愛したであろう現場から

彼らしく塩ビの粉まみれで担がれた救急車に

一緒に乗り込み、心配しなくていいと言いながら

はっきり意識したバトンを渡された瞬間。

毎年、税務署の帰り道にそのシーンを思い出し、

『わかるでしょ?』なんて語りかけてる“戦友“も

僕と同じ苦笑いをしているような…(笑)。


ちょっとな〜んにもしたくない虚脱感と、

さあ、あれもこれもとエネルギーが湧く感覚と、

もう一息、事後始末をやらねばならぬ仕事感が絡み、

個人的には一年でなんとも一番複雑な日。

親父が"この日"だったこともちょっとわかります。

正直なところ、以前は両親にもう少しいいカタチで

バトンを渡してくれよ!!と思ってました。

いいカタチ=楽なカタチ、を望んでいたわけで、

(もちろん望んでいます)

その道、進んでみたかったなぁとは思いますが

この日を迎える黒子役を引き受けてくれている

"経理部長"

一人何役?


土曜日に一生懸命機械を修理している従業員、



夜も眠れないんですけど、と言いながら

いきいきとした素敵な洋服を考えて続けている

丑年スタッフ(あっ…)。

made in WAnest


出会いや気付きの中から時間をかけて描いてきた

この景色は両親にどうよ?って思ってます。

目の前のことにもがき続けるこの道も悪くないかと

思いつつ、僕とは違い素直な心で学び、

みるみる上達する次女のスケートに、

育て甲斐とはこういうものかと感心しながら、

せめてもう少し自分自身を何とかせねば。



厳しい決算も受け、いつも以上に感じる我がお正月。

痛いことから前進しようと勘違いできる思考回路こそ

両親からいただいた一番大切なものかも?(笑)

みんなといつか違う景色を楽しむことを夢みて。






2021年2月19日金曜日

景色。

 夜に機械のベルトがボロボロと連絡を受け、

早朝荷捌き終了後、6:30開店のホームセンターへ。

夜明けの放射冷却で車の外気温が下がり続け-3℃に。

今朝もー3℃でトイレ凍結のためヒーターを始動。

今冬最後の解凍作業になるかな?

早朝のホームセンター、北風も吹き付ける寒さの中、

コロナ対策?もありレジは屋外のみ。レジの女性に、

『過酷な環境ですね。』と声を掛けると、


『夜明けも早くなり、季節を感じますよ!!』


あまりの爽やかさでお互いにこやかに。

帰路、真っ白で大きな富士山も拝み、

気持ちの良い朝を迎えられました。

夜中は従業員のおやつ大量買いに、

朝は部品調達へとパシらされる会社役員。

(笑)

夜中に会社へ戻ると従業員の改善提案書が

机に複数枚置いてあり、

締め切りの20日が早くも迫っていると気付く。(泣)

工場の従業員、店のスタッフが動きやすいように

段取りすることを優先しつつ、

税理士と経理部門の調整や貿易業務、

納品の配車や仕入原料調達、

商品札の制作や従業員の弁当手配まで、

ありとあらゆることをこなして工場を飛び出し、

店に着いてからは入荷商品の値札付けや品出しなど、

終えるともう閉店時間。

そこからスウェットに着替え、

ディスプレイ変更を始めてしまうともう・・・。

このスケジュールは10数年変わらないものの、

これでも以前と比べると手足を動かす仕事は減り、

各現場は僕がいなくても問題なく動いています。

(むしろ波風立ててしまうだけかも?)

これは本当に有難いことですし、自分が、自分で、

より、如何に任せるか、

とだいぶ考えられるようになりました。

♪積み上げて

また叩き壊して

今僕が立ってる居場所を

憎みながら愛していく

ここにある景色を讃えて♪

♪だけど逃げるは論外

だって他に行き場なんかない

昔は自分の価値を過信しては

高い空を見上げて過ごした♪


~The  song  of  praise~ Mr.children

ミスチル桜井さんの詩に震えました。

ひとりでは出来なかったこと、

昨日また製品がいくつか出来上がってきて

スタッフとさらにワクワクを共有しました。

そのワクワクからまたイメージが湧いてきて

ディスプレイに手をつけてしまい終わってみると

また5時の恋人が来る工場へという無限ループ。

季節とともに気持ちも明るく、軽く

してゆきたいものです。




2021年2月14日日曜日

ドラえもん。

 昨夜はリビングの床でウトウトしていたら

ドカンと大きな地震に飛び起きました。

東日本大震災以来の大きさ。

小刻みな縦揺れが長く続き、

一体どれだけ大きいのがくるのか?

ジュラシックパークさながらの緊張感でしたね。

娘たちによると数日前ニュージーランド近海で

大きな地震があったとのこと。

このパターン、科学的根拠はわかりませんが

プレートテクトニクスとは違う”公式”があるような

気がしてなりません。



長女は友達同士で焼肉ランチに、

次女もディズニーへ遊びに行っていたりと、

父親として確実に子供との接点が減ってきている中、

唯一の?重要任務は運転手として各方面の送迎。

長らく続いた塾の送迎任務は終了し、

たぶん最後になるであろうルーティーンとして、

次女のスケート教室送迎を続けております。

送迎時は車内の音楽も爆音ロックは禁止となり、

BGMは娘の支配下に。

おかげでヒゲダン、nijiU?twice?millet?

なんでも知ってます。(笑)

その中で世代を飛び越え普通に溶け込んでる

ミスチルもすごい!!

スケートは浅田真央さんのように小さい頃から

始める子が多く、中学デビューな娘は

スイスイ滑るちびっ子に混じり付いていくのに

必死な様子。

自主練もなかなか難しいですし、

結局感覚は自分で掴めということなのでしょうね。

そのせいか指導も手取り足取り感は全くなくて、

上手な先生が一度見本を見せて『はい、どうぞ』。

次々難しいことを要求され、どう滑るか?

イメージすら湧かないであろうことが

見ている側にも伝わってきます。

それを横目にちびっ子がスーイスイ。

結構悔しい状況が続くと思われます。

小さい頃に始め、気付いた時には滑れているという

”高速道路”は上達の近道ですが、

考えながら自分の感覚を掴んでゆく

”一般道”のようはプロセスは時間がかかり苦しく、

遠回りだけど気付きの多い道。

上手な人を良く観察し、真似て、崩して、 

また観察して・・・そういうことかと体得してゆく。

そこから掴んだものはきっと、娘の子供にも

言語化できる技術となっていることでしょう。


”初代の仕事を言語化する”


これが良いことだとは決して思いませんが、

もどかしさの中で苦労をしていた初代を引き継ぎ、

二つの仕事に向き合い、考え続けてきたことは

お恥ずかしながらこれだけと言っていいほど。

この細々続けているブログもその一環だったり。

常に自分の現状が反映されるこの細々感もまた

学びの機会となっていたりします。(苦笑)

時間がかかり過ぎていることに毎年向き合わされる

一年の"通知表"作成に追われるこの季節。

でも気付けばその中でいくつかは時間を掛けただけの

見える景色の変化も確かなものがある、などと

昨夜、珍しい妻の誘いに乗りドラえもんを探し求めに

初めて訪れた銀座の豪華な建物で感じたこと。

ドラえもん、残念ながらご縁がなかったようで。

(ホッ)








2021年2月10日水曜日

ごそごそ。

 工場の屋外トイレが意外とあっさり凍結するので、

1月は荷捌き後にまずヒーターで解凍作業、

一番早い従業員は7時過ぎに出勤してくるので

従業員の休憩室に暖房を入れ暖めておく日課も

立春を過ぎてからは寒いものの凍るまでには至らず

一つルーティーンが減りました。

確実に季節は動いていますね。


緊急事態宣言下の冬。

立ち止まっているとエネルギーが消えてしまいそう。

そんな中、お忙しい作家さんが遠方まで来て下さり、

初めましてのスタッフにも良い刺激となった様子。

折角なのでスタッフにも沢山の作品に触れてもらい、

そこから2点ですがお迎え致しました。


”癖の強い”(笑)店主セレクトを押し付けられてきた

苦労から少し解放され、自らセレクトしたものを

お客様にご紹介出来ることはやはり小さな店で働く

醍醐味といえましょう。

お買い上げいただけたらなおのこと・・・、

癖になります。

スタッフのファンな皆様ご協力よ…す。

(笑)

作家さんとスタッフの風通しを良くすることも

当店で取り扱うような商品ではとても大切なこと。

実際に会ってお話し出来たことはとても意義深く、

こういうときだからこそ行動する価値も今まで以上に

高まっていると、つくづく思います。

良い刺激も受け、啓蟄よろしく我々も春に向かって

ゴソゴソやっている準備もかたちになり始めました。

まずはスタッフ中心で進めている新たな試み、

期待以上の出来上がりに二人で顔を見合わせニヤリ、

ワクワクが非常に高まってきております。

コロナ禍で色々難しい状況があり、

スタッフには必ずしも最高の出発とは言えませんが、

むしろこういう時に状況を受け入れ、

今出来ることから始めてみることも大切ですので、

今回は店主がテーマを押し付けてしまいました。

でも、結果オーライかな?

もちろん、店主も援護射撃となるよう

あれこれ考えゴソゴソ動いております。

随分長いこと温めてきた企画でもあったり

するものですから、また少しチラ見せで、



もう少しもったいぶらせていただきたく候。(笑)





2021年2月4日木曜日

クレイジークライマー。

 早くもカレンダーを1枚ビリリ。

立春も過ぎ日差しに力が出てまいりました。

逃げる2月。

過去と向き合う決算作業時には

不思議と色々なアイデアも湧いてきてしまい

やはり前向きな方へ気持ちが傾いてしまいがち。

ある種の現実逃避作用なのでしょう。

真逆の作業の同時進行にはエネルギーも必要です。


共に作り手ではない僕とスタッフ。

去年種をまいたテーマに取り組んでいて、

それぞれ作り手にお願いする手前で妄想を膨らませ、

湧き出るアイデアにお互いワクワクしております。

以前より、

”こうしてみたいな”

”こうすべきかな”

と思っていたことをある意味で去年からのコロナ禍が

様々な状況を一変させ、退路を塞いでくれたことで

一歩前に進めることが出来ました。

残念ながら今の状況で足踏みもさせられましたが

出来ることから進めてみようとなりました。

ゼロからではないことで進むべき道が

見えていたのはありがたいことです。

一方、ようやく1区切りつける予定にしていたものは

また10年先延ばしになってしまいましたが…

(苦笑)

ゲームのクレイジークライマーでビルの最上階まで

たどり着きそうなところで花瓶が落ちてきて

”あ~れ~”

と落とされてしまい再スタートといったところ。

まあ、それも自分らしいと言えなくもないです。


お互い、ずっと好きだったものがテーマ。

スタッフはこんな感じ。



僕はこんな感じ。(笑)



はてさてどんなことになりますか、

お楽しみに?