2015年6月20日土曜日

こにまるカフェさん

本日WAnestのカフェは土曜おなじみの
『こにまるカフェ』さん。
https://facebokk.com/koni0cafe

先週のイベントでもレセプションで美しい
オードブルをご提供していただきました!!

実はこにまるさんもWAnest住民で
日頃は全く別の仕事をされています。

毎週金曜の夜遅くにlineで翌日の
メニューが送られてきます。

メニューを決めてから仕込みなのか、
仕込みの途中で送っていただいているのか・・・
いずれにせよ、仕込みは未明に及ぶそうです。

まず素材を厳選し、メニューを決めてゆくそうで
きっと、ご本人はそれが楽しみなのでしょうが、
いやはや頭が下がります。

さて、本日のメニューは・・・

”三つ葉のパルミジャーノ炒め”
気になりますねー

ランチタイムは  11~15時
おさけのじかんは18~23時 になります。

久しぶりにいい天気。
是非、お立ち寄りください!!

Have a nice weekend!!

Ted

p.s.お料理の写真がうまく撮れてなくて
  お見せできませんでしたー(泣)

2015年6月19日金曜日

11歳の少女に学ぶ。

~圓~
WAnest移転後の初イベントが
無事終了しました。

大勢のお客様に独創的な上村栄司氏の
作品を通じ、真珠の魅力、楽しさ、
美しさをお伝え出来たこと、
とても嬉しく思います。
ご来場のお客様をはじめ
期間中なにかとご協力していただきました
住民の皆さまにも心より感謝申し上げます。

『入ってもいいですか?』
11歳の女の子はとても丁寧な言葉遣いで
遠慮をしつつたずねました。

『もちろん、どうぞ!!』
スタッフとともに店へ入るなり

『わーっ!!アリエルのお部屋みたい!!』
とても嬉しそう。

ディズニー好きのスタッフとすっかり意気投合(笑)
真珠が好きで前日より店の周辺で入店できる
チャンスをさがしていたそうです。
決して無理を言わず、スタッフに聞いたうえで
作品を1つ1つ身に着ける。
その時の本当に嬉しそうな表情と
心から湧き上がるような作品に対する表現に
我々が心を奪われました。

なんとみずみずしい。
なんとすがすがしい。

約2時間も、真珠の世界に遊んでくれました。

『真珠』
というと大抵の方が冠婚葬祭をイメージ
されるのではないでしょうか?
上村作品を通じ、ひとりでも多くの方に
真珠の魅力をお伝えしたいと考えておりましたが
少女にも伝わるとは想定しておりませんでした。

まだまだ決めつけてしまっているようですね。
最後は『もっとみていたい!!』と涙を流し、
少女の一面もちらっとみせてくれましたが
きちんと『さようなら』と立派にご挨拶。

彼女にも素敵な真珠の
~えん~
になったかな・・・

Good day!!

Ted

2015年6月10日水曜日

ここは『The sound of silence』

いざ、南伊勢町阿曽浦へ!!

少し変わった製造業も営んでおり、
取引商社の営業マンに上手く伝わらず
歯痒い思いも多くしてきた。

だからこそ、手作り作品を扱う店として
単なる『物売り』になりたくないし、
少しでも作り手の『こころ』をお届けして
ゆきたいと考えている。
少し生意気かもしれないが、自分なりに
『心あるひと、作品』を求め歩いているし、
幸いにして、学ぶことの多い出会いが
続いている。

初めての伊勢路。
高速を降り、ナビを頼りに海岸へと向かう。
海岸線を走る国道から阿曽浦に通ずると
ナビが示すのは民家の敷地へ入るような道。
不安ながらも指示に従う。
時々舗装されている部分はあるものの
対向車とすれ違うことが出来ず、しかも片側は崖、
おまけにそこは『サルの王国』。
明らかにこちらがお邪魔をしている。
冷や汗をかきながら下ること時間にしたら
20分位なのか、かなり長く感じたがようやく海へと出た。

防波堤の前に車を停め、外へ出た。

『サウンド オブ サイレンス』
無音に体が包まれた感覚。


下りてきた山には鳶が舞い、遠くに見える外洋の波は荒いが
真珠養殖の筏があちこちに浮いている内海はとても穏やか。
地元の方に伺うと、筏は現在使われていないものが多いという。
綺麗に見える海も以前より水質も悪くなり、養殖業も
衰退を続けているらしい。
ここ20年ほどで今まで脈々と受け継がれてきたものが次の世代へと
繋がらなくなってしまうことの多さにここでも直面し
しばし遠くの筏を見つめる。

失礼ながら、この浦から香港、ドバイ、ベイルートなど、
世界を駆け巡っている上村氏の姿がどうしてもかさならず、
でも、このルーツは他のジュエラーとの違いであろう・・・
なんとなく理解をしつつ阿曽浦を後にした。

地元の方に『あの道で来たのかい?』とニヤニヤされながら
綺麗に整備された立派な道を教えてもらい、帰路は快適でした。
日本の道路網はすごい!!(笑)

Good day!!

Ted




2015年6月9日火曜日

いつか・・・。

いつか・・・・。

それは思わぬ早い展開となった。

ひと月ほど過ぎて電話があり
一緒に仕事をしてみませんか?と、

ジュエリー専門店ではない、集客、店のスペースなど
自分の状況から考えてやはり到底無理だと思われ、
2度ほどお断りしたと記憶しております。

『今まで取り組んだことのない業態で
新たな挑戦として、これから頑張ろうとしている
僕と、決して無理のないかたちで
一緒にじっくりと進めてゆきたい。』

断る理由も見つけられなくなり、なかば『降参』。
お誘いそのものはとても嬉しいことですし、
チャンスなのにどうして?と、
思われるかもしれませんが
身の丈とあまりに釣り合わないことをするのに
『ビジネスの相手』がある、という怖いものです。

時期も折角だからなるべく早い時期に、
ということで1カ月後にセット。

あまりに急な展開に頭の上に重たいものが
ズシンともたげましたが、
どちらかというと、そんな時は
『やってやろうじゃねえか!!』と思えるのは
とびきりのチビでサッカーをしていた頃と変わらず。
すでに他界しているが、厳しい状況の中
歯を食いしばり4人の息子にバトンをつないだ
両親からいただいた、なによりの財産かもしれません。

具体的なこと、限られた準備期間でまず何をすべきか?
お客様に何を伝えたいか?
と考えた時、自分の中で覚悟を決めることも含め
なにより確認したいことがありました。

『上村さん作品のルーツは何か?』
少しでもその手掛かりを求めるべく、
細かい準備は後に、まず伊勢に車を走らせることにした。



2015年6月6日土曜日

蒔絵真珠??

蒔絵真珠??

それより1年ほど前、
師匠より薦められた1冊の本。
ジュエリー業界の良心ともいえる
山口 遼氏著『TOP JEWELLER OF JAPAN』
を読み、東京で素晴らしい作品を発表している
女性アーティストを早速ギャラリーに訪ねました。
螺鈿と蒔絵をジュエリーに表現する、
その途方もない作業を伺っていただけに
上村氏の作品にも
『きっと奥行きがあるのではないか?』と
なんとなくブースの奥のへ。
すると・・・・
まるでそこは宇宙空間。
真珠にとりわけ関心があったわけではないが
ブースの中で強く、弱く、まるで星のように艶やかな
真珠たち、その素晴らしい仕事に、それにも増して
上村氏の熱い思いに心躍りました。

といって、ここは美術館ではなく商談会場。
心奪われる商品、素敵な出会いだからこそ、
ちからのない自分の足元がおぼつかなくなることが
少なくありません。
『手も足も出ない』いや、むしろ『出せない』

長い時間を頂いてしまったので、途中からは
どうしよう、と冷や汗混じりでお話しを聞いておりました。

ある意味で適当にお茶を濁すことも出来ますが、
どうしてもそれをしたくなかったので、
結局、正直に先代より急遽引き継いだばかりで右も左も
わからない状況であること、高価な商品を仕入れる状態
ではない、ことなどを正直に伝え、
上村氏の作品に出会えたことが心から嬉しいし、
『いつか』取り扱えるような店になるよう頑張ります。

と、1点も仕入れずにブースを後にしました。
いつか・・・

Have a wonderful weekend!!

Ted



2015年6月5日金曜日

上村栄司さん

昨日も『青虫シューズ』のご縁がありました。

ご主人様が高二卒業。
ご一緒のお客様はご親類が団地在住とのこと。
自分のルーツ本当で繋がっているような感覚。
不思議ですがとてもうれしいです。

WAnestへ移転して初めてのイベント。
ご案内が完成しました。
ジュエリーアティスト上村 栄司さんは
南伊勢町の真珠養殖3代目という生産者でもあります。

初めてお見かけしたのは2年前の香港ジュエリーショー。
先代からバトンを受けた店の商品でなによりお客様に
ご紹介したいのが自慢の手作りジュエリー。
一方、なにより勉強が足りないのもこの世界でしたので
師匠の通訳係も兼ねて香港へ・・・。

世界一の規模を誇るジュエリーショー。
トップクラスの宝石、バイヤーがブース丸ごと買い付ける
商談をしていたり、日本のジュエリー業界と違う
エネルギーに圧倒されていた中で、雰囲気に呑まれず
独特の世界観を発信しているブースに出会いました。

Eiji Uemura

えっ!!日本人?
ちょうど現地のインタビューを受けていたご本人は
マイケルジャクソンのような赤のスーツで堂々としており
なにかとても頼もしく、誇らしい気持ちでショーを後にしました。

次に訪れた東京のジュエリーショー。
先の香港と比較して、エネルギーが少し足りず
ある意味、落ち着いて見ていたところに突如、

Eiji Uemura

が目に飛び込んできました。
右も左もわからぬ状態ゆえ、見るだけのつもりで恐るおそる
ブースの前を通り過ぎようとすると、なにやら
不思議な『真珠』と思しきものが・・・
つい、立ち止まってしまうとブースの方から

『蒔絵真珠です』

つづく

Good day!!

Ted


2015年6月4日木曜日

青虫シューズ大活躍!!


 
『中学のユニフォームなんです』

ここから始まるお客様とのコミュニケーションを
楽しんでいます。

『えっ、高二!?』

このリアクション、ビックリするほど多いんです。

先日3世代でご来店のお母様も
『絶句・・・!!』
伺うと
お客様 『主人が高二です』

Ted  『もともと大山で店をしておりまして・・・』

お客様 『えーっ!!大山?私の実家が大山○○町・・・』

Ted  『○○町ならあのパン屋さんご存知ですか?』

お客様 『食パンがおいしいのよね!!』

更に話しを進めると、ベルカテナ第2章オープンで
お世話になったお花屋さんと親しく、花屋さんの上に
住んでいた、お嬢様が僕の娘と同じ幼稚園、小学校
であることなどもわかり、
すっかり仕事そっちのけで地元談義に
花を咲かせてしまいました。

経過をパン屋さんにもご報告。
久しぶりに食パンが食べたくなりました。(笑)

『靴でコミュニケーション』
めずらしいと思いませんか??

どれにしようか、とタンスの奥から
チョイスするプロセスも楽しいですよ!!


Good day!!

Ted





2015年6月3日水曜日

状況が存在を規定する。

京都、紫野。
地名の響きも雅な彼の地。
市営地下鉄から『金閣寺』行きのバスに乗り
『一休さん』で有名な大徳寺の近所でバスを降りる。

年数回の週末、東京駅の夜行バス『ドリーム号』に乗り
早朝に京都、授業を受けて夜の新幹線に乗り帰京という
パターンを長いこと続けておりました。

社会福祉の勉強と、自分の国をもっと知りたいと思い
仕事をしながら通える大学を、と選んだ京都の小さな大学。
『そうだ、京都いこう』のコピーにもかなり惹かれましたね。

全国から同じように仕事の合間に集まる学生達。
年齢も状況も様々ですが、教室の席は前から埋まってゆく
姿勢は真剣そのもの。講師も学生の熱意に応え
すばらしい授業も多く、一期一会の学生との交流も楽しかったので
京都通い(なんかいい響きですね!!)は有意義な時間でした。
その間に自分の名字が変わる”お相手”も見つけましたし・・・(笑)

一方、自宅でこつこつ進めなければならないレポート提出は
一向に捗らず、『仕事が忙しい』などと言い訳ばかりした結果
卒業時には長女が歩き始めておりました(苦笑)

ここまで、長~くブログを綴れなかった言い訳をしております・・・。

月末=ちいさな会社は越えるべきことが沢山あります。
そこに人との関わりで優先事項がいくつか入り・・・と、また言い訳。

でも、毎日ブログの時間を確保しようと、今まで苦手でした早起きをして
朝5時~6時には仕事を始められるようになりました!!
いい加減、長続きしない、という僕にとってはかなりの進歩で
『ブログ見てますよ』というメッセージが原動力になり
自分のイメージしていた働き方に少し近づけたことは大変有難いです。
但し、先月までは能力がないため、ほぼ自宅に帰らず続けていたため
その辺の『しわ寄せ』も出てきており・・・(You know what?)
長女の早朝通学に伴い我が家も早起き生活になっておりますので
今月からはそちらの改善もテーマに取り組んでみましょう!!

『状況が存在を規定する』
誰かのお言葉と記憶しておりますが
まさにそうですね。

自分のことで駄文を重ねて恐縮ですが『存在』についてもう少し。
大学の講義で先天性サリドマイドの先生が仰ったのが

『福祉とは存在なり』

入院していた祖父母を毎日見舞うことを日課に8カ月間、
片道5kmの道のりを、まさに雨の日も風の日も
自転車かジョギングで病院に通っていた香川、丸亀での日々。
当時、「なにもすることができない自分がどうする?」
唯一出来ることは

『毎日顔を見せること』

それがベストだったかはわかりませんが、
その時の気持ちをはっきりと言葉にしていただいたようで
体に電流が走った感覚で、授業中に涙を止められませんでした。

今も大切にしている言葉。
ちいさな店でも、
『どういう存在であるか』は意識しております。
お客様、関係者、取引先、WAnest・・・

無論、出来ることはほんの少し。
でも、ちいさな店との出会いがちょっと嬉しい、
そんなふうに思っていただけるようであれば
なによりです。



Good day!!

Ted