2021年4月28日水曜日

親御さん。

都内大型店が休業し、路面店や都外のSCが大混雑。

そりゃそうなるよね、と誰もが思う展開ですが

皆様連休のご予定はどうでしょうか?

もしかしたら少しは気分転換のお役に立てるかな、

と思いまして、当店は若干閉店時間は早めますが

通常運転でゆくことにしました。

5/1(土)12~19時

5/2(日)~4(火) 11~17時

(スタッフ担当)

5/5(水)定休日

とさせていただきます。

よろしければ気分転換にご利用ください。


20代青年の親御さんとご挨拶する機会があり、

親御さんイコール先輩のイメージを抱いていたのが

きっと同世代かな?という初めての事態に

ちょっと戸惑いました。

高校の同級生とも息子が就活だなんだという会話に

なってきたので当たり前な話しなのですが、

自分も結構”大人”なんだな・・・

と思い知らされました。(苦笑)

親御さん、佐賀にお住まいで靴はもちろん全部

ジャンボさん、

(当店で扱う佐賀の靴メーカー)

とのことで、たしかにその日も履いておられました。

小さな取り扱い店舗ながら勝手に地元で愛される

取引先を身内が褒められている気分になりました。

(笑)





柔らかさ、履き心地の良さなど機能性はもちろん、

ひと手間を惜しまず遊び心を失わないデザイン性と、

リーズナブルな価格、アフターケアも万全ですので

親御さんのように今までに数十足お買い上げに

なられたお客様もいらっしゃいます。

当店にしては珍しく?ディスプレイされている商品は

ごく一部でサイズ、ご要望に合わせ

お気に入りを見つけていただけるよう

バックヤードで頭を悩まし、時には変化球も見せつつ

(失礼)、

ご案内致しますので気軽にお申し付けください。

希少な21.5cmのシューズ全在庫をメーカーに

リストアップしてもらい(といっても僅かでした)

そこからソムリエ?(僕)が選んだ6足、

連休前に間に合いわせてくれました。

どの靴屋さんでも足に合うシューズに出会えず

お困りでしたら是非、足入れしてみてくださいね。

執事はルージュをおすすめのようです





2021年4月25日日曜日

風情。

 おだやかな日曜日。

昨夜はサタデーナイトの楽しみ、

缶ビール1本買って自宅へ。

駐車場でちょっとのつもりが寝てしまい、

まだ意外と朝晩は冷えるので寒くなり、

結局なんだかビールという気分にもならず・・・(泣)

どこでも眠れることが裏目に出るパターン。


早朝送迎のない今朝は久しぶりにブラブラとお散歩。

去年の今頃から目的も目標も設けず、

(元々どうやらストイックではないようですが)

意図せず生まれた頃から住んでいる地元界隈の路地を

ただブラブラと歩いてみる、そんなつもりが

さすがは迷える子羊、

なかなか頭を空っぽにしてという境地には至らず、

頭の中は雑念だらけでうるさい、うるさい。(苦笑)

でも噂どおり、頭の整理やアイデアが浮かんだり、

散歩の効用はちょっとあったりはします。

なにより、いつもとにかく急いでいるので、

ちょっとの距離も車で移動しがちでしたが、

2~3駅分くらいなら歩いちゃえばいいじゃん、

となり、フットワークは軽くなった気がします。

(残念ながら体型には反映されませんが)

団地育ちのため?生き物名詞の語彙が乏しく、

散歩中も”あの鳥””この花”ばかりですが、

今朝はひばりの囀りにしばし耳を傾けたり、

軒先に店で飾った”こでまり”の花を見つけたり、など

少し風情も出てまいりました。(笑)


最近のお気に入りは朝6:30から開いている

2駅先のパン屋さんで朝食を買って帰ること。

日曜朝から楽しみにしている常連さんが

引けも切らずにやってきてはお目当てのパンを

買って帰る、なるほどこういう差別化もあるのかと

感心したりして。

そういえば当店には朝4時起きのスタッフが。

朝7時オープンのベルカテナに需要はあるのか?

いや、それならなにか朝市のようにしてみても?

それならどんなものがいいか?

などと頭の中はグルグルと妄想してみたり。

なにかいいアイデアはございますかねえ?執事さん?

(笑)

それは、何?




2021年4月23日金曜日

多彩。

 新年度の慌ただしさも落ち着いた頃でしょうか。

気がつけばGWも目前、

工場では連休前の駆け込み仕事や

連休明け原料の手配、生産スケジュール調整など

朝令暮改に追われがちな時期。

我が家では長女の新生活に伴い時間のリズ厶も

少しバラツキが生まれ、”キャンパス用語”を

会話に濫用する娘を微笑ましく思いながらも、

いつの間にか変わっていた髪の色に気付かない

というダメ親を演じてしまいました。

(苦笑)


再び緊急事態宣言発令のようですね。

皆様の連休はどうお過ごしになるのでしょうか?

店としての対応は検討中です。


ワン&オンリーへ思い切って舵を切った

オリジナル洋服、address_b。

おかげさまでお楽しみいただけているようで、


第1弾の”ラストワンピース”が昨日、

きっとお似合いだろうなと思っていた方へと

旅立ちました。

他にも、ちょっとレアなメンズシューズのご案内、

離任のお礼、新築祝いをお探しに、という

フリーテーマなご要望に店主は腕の見せどころ

(笑)

もちろん間違いのないよう、でもちょっと送り主の

こだわりが垣間見れるようなギフトとなるように、

仕入ではそのことを常に意識しておりますので

喜ばれたというお知らせをいただくと

とても嬉しいです。


一日の終わりにはluckiesの1番人気、

”No.5”


(別名、スミコチルドレン)もご紹介し、

ベルカテナらしい多彩なお客様に恵まれ、

週末へ向かい皆様からパワーを頂きました。


2021年4月18日日曜日

雨のち晴れ。

 


昨日の雨が洗い流し、きれいな青空広がる日曜日。

ひと雨ごとに季節が進みますね。

相棒(車)と旅に出るのでお休みを頂きます。

と、言いたいところですが早朝より送迎担当。(笑)

以前と違い、日曜日朝の首都高はガラガラで、

青空の中、都心のビル群やスカイツリー、

東京湾に浮かぶ海ほたるをチラチラと眺めつつ

ディズニーランド渋滞の出口を横目に次女セレクトの

音楽を聴きながらドライブするのも気持ちいいです。

ひと昔前の首都高は日曜日朝7時過ぎると既に渋滞。

苦痛の運転でしたからね。

定休日第二日曜日を営業させていただきましたので、

振替というかたちで本日お休みを頂きます。


スケートのレッスンは基本、先生が滑ってみせて

はい、やってみてというスタイル。

手取り足取りの指導は全くなく、試行錯誤しながら

文字通り転んだり、痛い思いをして(自分も久々に

スケート挑戦し無残に頭を氷で強打し体験済)

自分で感覚を掴むしかない、というスポーツ。

上手な人に共通の"軸"と、全体のリラックス感、

やはりそこなんだよなー、と思います。

(なかなか万事そこへたどり着けず…)


address_b meets Micro Mosaic




サン・ピエトロ大聖堂の壁画修復のために集められた

モザイク職人たち。

壁画修復完了後、職を失ってしまいます。

いわば生きてゆく糧として培ってきたモザイク技術を

アクセサリーなどに使えないかと試行錯誤をして、

創り出されたマイクロモザイクジュエリー。

世紀をまたぎ、海を越えても色褪せない美しさは

技術という軸と試行錯誤が内包されているからこそと

僕は感じておりますが如何でしょうか?

次の100年へ歴史を継ぐため、21世紀の技術と

錺やの技を付加しました。

新たな物語を紡いでくださる方はどなたか?

どこへ旅が繋がってゆくのか?

現代では再現不可能な作品の運命や如何に?




2021年4月14日水曜日

7年目。

2015年4月11日にスタートした、

『ベルカテナ第2章』

おかげさまで7年目を迎えました。

顧客ゼロの地でしたので前進のみ(笑)、

さすがに後退はしていないかと思いますが

瞬く間に流れる月日と感覚に少しズレがあり、

もっと長くワネストにいるような気がしています。


中庭の亀甲竹、は意外にもあまり生い茂らず、ですが

(苦笑)

シャガは見事に咲き誇り、


桜の木もずいぶん大きくなりました。


そして長屋の住民もだいぶ入れ替わり、

懐かしさを覚える出来事もいくつかあります。

良いこと < 苦いこと

どの道そんなものとは思いますが...

変わらぬこと < 変わったこと、

変わったことの多くは自ら”変えた”ことでもあり、

学ぶことも多かった6年間と思っています。

その中で、変わらずに続く平井さんの布絵教室。

すごいことだと思います。

変わらず続いていることこそ、変え続けてきたこと、

実感であり、なにか真理のような気もします。

第2章初期から応援してくださったお客様が

スタッフとして関わるというご縁もありました。

そのご縁で立ち上げられたオリジナルブランド

address_b

に込めた想いそのままに、

”現在地”はまさに自分の”今”そのもの

と受け止めております。

眩い遠くを眺めて憂うより今の自分を笑ってしまい、

出来れば後で今の自分をあの頃は…、と

誰かと大笑いしたい、

それぐらいシンプルな心境です。(笑)

第2章を踏み出せたこその素敵な出会いの数々。

ラッキー7にも恵まれることを期待しつつ、

お客様にもそんな場所となればと願いながら。



2021年4月11日日曜日

Lettera Dal Vesuvio

自分の年齢が折り返し地点を過ぎたためか、
”そもそも”に前より目が向くような気がします。

あまり関心の無かったカメオについても、
Mennella Rosario作品の窓から眺めた景色は
個人的には非常に興味深い。
”カメオ”も大別すると
メノウなどの石を彫る”ストーンカメオ”と
貝を彫る”シェルカメオ”に分けられます。
おもな生産地は
ストーンカメオ=ドイツ
シェルカメオ=イタリアとなり、
ご紹介するカメオは後者、シェルカメオ。
ポンペイを灰燼に帰したヴェスヴィオ火山の麓、
トーレデルグレコ(Torre Del Greco)という小さな町で
全世界の95%が制作されています。
といっても、そこはイタリアの産業。
大企業というより家族経営、個人経営の寄り合いで、
ご近所同士のお付き合いな感じのようです。
ジュエリー業界をちょっとかじると(笑)
イタリアといえば金細工、カメオ、そして珊瑚。
もともと、トーレデルグレコは珊瑚彫刻の町でした。
珊瑚は遠くアフリカのマダガスカルから送られていて
ある時、その荷物にちょっと面白い貝殻が入っていて
(これがクラシックカメオに使われたコルネリアン)
ちょっと遊びで(店主超解釈かも?)彫ってみたら
面白いものが出来た、といったところのようです。
偶然のような必然のような、もともとあるものを
工夫して新しい価値が創造される、
こういうルーツはとても好きです。

現在、ワネストでは葉っぱの切り絵作家、リトさんの
個展が大盛況で連日100名を超えるご来場のようです。
貝殻でも葉っぱでも、そこに新たな命を吹き込む
ことが出来るということですね。

現代のカメオはコントラストがはっきりする
サードニクスというシェルを使うのが主流で、
こちらはおもにカリブ海で産出されるそうです。
ものづくりの情熱はいつの時代もボーダーレス。
まだまだ新しいシェルカメオの素材もあるかも? 
しれません。

さて、Rosarioさんの作品。
お客様もカメオなの?という反応が多く、 
新しさも感じていただいているようです。

作家に見せた時は、

『素敵、でも薄いですねー』

無知で毎回ご面倒お掛けしております。(苦笑)

苦労を乗り越え、イタリアのカメオ作家と 
日本の錺やの技術と人柄が融合した、
クラシカルで遊び心ある作品が生まれました。






黄金の象が棲む聖なる山から流れる溶岩から
数千年の時を経て発掘された宝飾、

Lettera  Dal Vesuvio

“ヴェスヴィオからの便り“

是非ご覧ください。





2021年4月7日水曜日

Rendez-vous

 無知ゆえの無関心を好き嫌いの判断材料にしてしまい

後から反省させられることがよくあります。

もともと全くの無知だったせいかジュエリーの分野で

その傾向が多くあります。

昨年のジュエリー展示会。

ベストドレッサーに選ばれたイケメン俳優と

すれ違えることを”エサ”に当店”バイヤー”も初同行。

なんとも動機不純ですが、久しぶりのランデブー?

(笑)

珍しい機会なのでツアコンとして

いつもの一人徘徊ではさらっと通り過ぎるブースも

案内している中で”バイヤー”より

『流行のユニコーン、あちらにかわいいのがいるよ』

と、意外なトレンド込の情報があり、

行ってみたのがカメオのブースでした。

#カメオ#ユニコーン

どちらも一人ではあまり関心のなかったキーワード。

特にカメオは正直どれも同じように見えてしまい、

ポジティブな印象を抱いておりませんでした。

その中でこのユニコーンはちょっと新鮮で、

たしかにちょっといいな、と思いましたが大きくて、

かたちにするのは難しいかな、と先輩風を吹かせ、

らしい解説をしながら隣のケースへ目を移した時、

思わず”ウワッ!!”と声を出してしまいました。

斬新、しかもただ新しいのではなく、

カメオという伝統的なものの上で表現された

”新しさ”が僕にとってはむしろ艶やかで瑞々しく、

本当にワクワクしました。

(バイヤーは既に追っかけ状態で別行動でしたが...)

まあ、いつもならきっと見過ごしていたであろう

素敵な出会いをもたらしたのでよしとしましょう。

(笑)

元々、ツアコン気分で参戦した展示会でしたので

あまり持ち合わせもなかく2点だけ買い、

帰り際どうしても気になっていたあと1点も、

次の機会はわからないので覚悟を決めて文字通り、

財布をカラにして買い求めました。

残念ながら経験上、宝石では”後で”は後悔のもとと

なりますので。(苦笑)



Cameo by Mennella Roasario

素敵な作品、カメオについてはあらためて、

もう少し書かせて下さい。

大笑いから始まった娘たち8年間のランデブーも

一区切り。

今日から別の道を歩み始めます。


2021年4月4日日曜日

ゆとり。

 


エイプリルフール、


特大リングをプレゼントしました。(笑)

取引先より、最近はシャレも通じなくなっていると

直前に伺いまして、ならば、と逆を行く性格。

急遽、何軒も回ってふさわしいものを探しました。

(商品探しより真剣かも)

当日、お付き合いいただいた寛容な皆様、

ありがとうございました!!

どこか自分を笑わないと、他者へのゆとりも失うので

自己防衛の一環です。

社会もきれいごとばかりになり過ぎると

それを上手く利用するマックロクロスケが跋扈する

かと思われますので、上手い騙され方って

案外大切だとも思います。



address_b meets Libertyと題し、

ご案内しているオリジナルの洋服は

おかげさまで大変好評のようです。

それぞれ、とてもお似合いの方に旅立ち、

それこそがこのブランドに込めた想いですので

今後に向けスタッフも励まされております。

本当にありがとうございます。

お気に入りのブラウスまだ残っているかな?

と"偵察"に再度ご来店されるお客様も(笑)。

なにせワン&オンリー。

あいにくお取り置きは出来ませんが、

第三者審査でもお似合い認証取得済でしたので

ご縁が繋がればいいなと、個人的には思います。

実際に着てみたお客様より、着心地の良さ、

ラインの綺麗さにはプラスの評価を頂いております。

制作に携わり、ブランドロゴに含まれるrとsコンビ

ならではの、一番のこだわりでもあります。

どうぞお楽しみください。

早くも残り数点、

素敵な出会いを楽しみにしております。

そんな素敵洋服(自負)は、足し算を楽しめるよう

あえてシンプルに留めております。

"足し算"アイテムも少しずつご案内してゆきますので

よろしくお願いします。





2021年4月1日木曜日

29の日。

 29日(ふくの日)、オリジナルブランド

address_b発進致しました。

楽しみにしていたというお声も多く、

お客様とスタッフで着せ替えながらワイワイしている

暫く当店では見られなかった光景。

スタッフに顎で使われながら楽しませて頂きました。

(笑)

企画→生地セレクト→デザイン→制作。

一からものづくりに携わったスタッフ。

売れなかったら...など不安も多かったことでしょう。

そんな不安も皆様の熱気に吹き飛ばされ、

セレクトショップの醍醐味を楽しんでいた様子。

支えて下さる皆様に御礼申し上げます。



『2枚欲しいけど高いから1枚にしよう』


数名からそんな言葉をいただきました。

店主としては最高の誉め言葉です。(笑)

僕自身、最近自分の服を選ぶ際、

毎回その壁と戦っております。

Tシャツいいな、と思うと2万円、

このカットソーかっこいい、と思うと3万円

うわー、このデニム欲しい!!となると8万円、

このジャケット最高!!!は17万円でした。

上は全部買ったではなく諦めたものたちです。

やはり財務大臣の顔がちらつきます。(泣)

なのでお気持ちもよくわかりますし、

欲しいと思っていただけることがなによりです。

以前は洋服100万売るなら200万の在庫を持て

などと言われてましたら、

わずか十数点からお選びいただくなど物足りない、

と思われて当然かとも思われます。

でも、100万円の在庫で紹介しているお店で

本当に欲しい服はあっても1~2点、

そんな印象になっていませんか?

一般的に最近のセレクトショップPBの洋服原価は

10~15%、ユニクロさんで30%程度

と言われています。

address_bの洋服、色々欲望も渦巻き?

悩みましたが結果、価格は半額セールをすると

赤字になる、という設定です。

なので残念ながらセールは期待しないで下さいね。

作り手の趣味はチクチクと登山、

そこまでわかっている洋服もなかなかないです。

そして我々も”汎用品”を作るわけではなく、

支えて下さる皆様向けに素敵な洋服を作る、

究極のミニマムブランドを目指しておりますので

いい生地をセレクトし、職人さんへの工賃も適正に、

利益はお客様と”お互い様”、とさせていただき

作り手も、店も、お客様もワクワクするものを目指し

頑張りますので応援よろしくお願いします。



最近、定位置の背中に仏さまが並んでおりますので

欲深いことも出来なくなりました。(苦笑)

その分、一期一会をお互い楽しみましょう。

(ただし、やはりワン&オンリーにつき

出会いは大切に!!)