2024年2月18日日曜日

夢中。

 1月2月は決算という過去に向き合いながら、

ジュエリーショーやギフトショー、

洋服の展示会などに足繁く通う季節でもあり、

過去と未来を往来しながら、

"現在"のバランスを取ろうと試みているのか、

あるいは"現在"への逃避行動なのかも?(笑)


オリンピアン為末大さんの座右の銘は

『努力は夢中には勝てない』

孔子にも同じようなものがありましたね。

夢中とは無意味性。

「それに意味があるかはもはやどうでもいい」

という状態での行為で、

"なにかのため"の行為は努力。

努力と夢中の境目は、氏に言わせると

「将来のための行為」

「いまここの行為」

この境目は微妙ですが、

この境目が本人の集中に大きな違いを生む。

努力では集中が弱い。

夢中は本当に深く集中に入るので

得られるものも、出力も大きい。


パールアーティストの上村さん、

毎年過酷なアイアンマンレースに挑む兄、

僕の体を診てくれる施術家など、

まわりを見渡しても確かにそうだと思います。


自分はあっさりしたものでそうではなく、

それ故の憧れを抱きますが、

そんな僕にもこの先夢中が待っていると

根拠なく自分に期待しています。

店ではやはり夢中人を紹介してゆきたいですね。


かわいそうにそんな僕の血を引き継いだ長女。

もがく姿はまるで昔の自分を見ているようで、

自分の親がそうしてくれたように

信じ、黙って見守るしかありませんでした。

そんな彼女も現在就活真っ最中。

想定もしていなかったところから

面接の機会を頂け、そのチャンスを前に

さすがに藁をもすがる心境だったようで

父親の意見にも耳を傾けておりました。

ところがこの父親(ボク)は就活経験ゼロ。(笑)

全くテクニック的なアドバイスは出来ません。

”似た者同士”として、

『考えて考えた先にポロッと出てくる何かが、

今の自分自身。奇を衒わず真っすぐに、

それを伝えてみるといいかもね。』としました。


僕の中ではこれを唯一、自分の拠り所としてきた

感がありますが、(もっとも、僕の場合は前向きな

場面ではなく悉くギリギリの場面)

彼女も自分の資質には気付いているようで

その自分を信じている様子。

本番ではそれこそ”夢中”に話せたそう。

そんな機会を頂けたことに心から感謝し、

面接会場から出て閉めたドアの前で自然と

深々、しばらく頭を下げていたのだとか。

結果はさておき、たしかにこういう場面で

夢中にさせていただける機会に恵まれることこそ

ありがたいものです。

もっとも、やはりお互いもう少しギリギリパワー

からの脱却も目指さないと、

周囲に迷惑を掛けてしまうのですが…(苦笑)

夢中な洋服




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