2019年12月29日日曜日

1%

お客様とご挨拶を交わすうちになんとなく
自分自身も気持ちが”お休みモード”に。
まだまだやらねばならぬこともありながら
そこから目をそらし”間引き運転”でフラフラと
テープにたどりつく(苦笑)。

自然の作りなす芸術、宝石と職人技の融合が
足し算ではなく掛け算となり唯一無二となる、
ハンドクラフトジュエリーの魅力を具現化する
作品を25年の時を経て復刻出来たことは、
間違いなく当店のハイライトの1つ。

『ツバメリング』




あらためてジュエリーとは?
を問い直すきっかけを与えていただきました。

ベルカテナ年末最後の仕事はウインドウの
お正月ディスプレイ。
最後の最後にやはり花を添えたくなり、
急遽”お向かい”リココさんに今年最後のお願い。

どーんと大きな芍薬に決め、リココさんがサッと
アレンジしてとてもいい迎春ディスプレイに。
最後まで急なお願いですみませんでした。

工場でも先代がよく通った店で恒例の納会。
数えると4回目となった従業員の表彰。
もともと従業員の記念すべき海外事業開拓を
応援すべく始めたこの行事。
あの頃と比べ従業員の引き出しがどれだけ増えたか?
小さな会社の成長度はそれと密接にリンクするかな、
受賞歴を振り返りながら感じております。
結局は自発的な動きに期待するしかない事ですが
そこへのアプローチと試行錯誤こそマネジメント側の
学ぶべきところ。来年に向けた”餅ベーション”を発表し
みんなの反応を楽しみに待つことにしました。

”踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損”

最初から100%を目指さず、1%でも進める
”何とかしたい”という気持ちが宿るかどうか、
それこそが1丁目1番地。
1%の前進さえもはじめはかえって手間が増え、
マイナスに感じることのほうが多い。
そこで人に安易に委ねず、もがき、あがいてみる。

来年は現場のあちこちで従業員が考え事をして
難しい顔をしている風景を見てみたい。
そうなると、来年の表彰選考時期に資金繰りも含め
こちらが難しい顔になることに・・・(笑)
そういう嬉しい悲鳴なら大歓迎です。

我が家も変化の多かった1年。
それぞれの個性を活かす機会に恵まれ、
向き合うことで得られた経験と喜びは
次へのたしかな一歩へとなりそうです。

我が家のムードメーカー作



2019年12月26日木曜日

リース。

冬は東京の気温から更にマイナス2~3℃の工場。
そういえば今冬、まだ水道凍結がゼロ。
今のところ暖かい冬といえるかもしれません。

久しぶりの『右肩脱臼ゼロイヤー』達成寸前に、
サンダルで慌てて走り、バランスを崩し『ボコッ』
痛みでそのままひっくり返り頭も強打。(泣)
自分なりに気をつけているつもりだけに
毎回、心の痛みも伴います。(苦笑)

新年を迎える年末はなにかと慌ただしいことに加え
会社の決算期でもあるので、締め作業と同時に
来期への取り組みなども考えねばならず、
能力オーバーで頭を真っ白にしたくなります。
随分長いことそんな年末を迎えておきながら
なかなかスマートに処理出来ないものです。
ありゃ、O脚まで。

今も昔も色々な意味で自転車操業ですが(笑)
昔の自転車操業を支えてくれた取引先の担当者より
かわいい手作りリースが届きました。
ご退職されてからかなりの年月が経ちましたが
様々なことを乗り越えられたご様子が
なんとなくリースに宿っているようで、
覚えていて下さったことも含め、
とても嬉しいクリスマスプレゼントでした。

先代の父と僕がお電話するときは
決まって原料が足りないと無理な相談。
当日に泣きついて、僕が4tトラックを走らせる。
時にはなんとかしてくれるだろうと
先にトラックを走らせていたり。(笑)
そんな親子を軽妙に優しく受け止めて下さいました。
わずか?20年位前ですが、今の時代には
ちょっと考えられない関係性でした。

『すいませーん』

電話口で言いながらも楽しそうな父と、
懐かしい思い出と、
かわいいリースが運んでくれたクリスマス。


2019年12月23日月曜日

タイミング。

『今日はお休みでしょう?』

前夜のスケート観戦で気分はスケーター、
私をリンクへ連れてってオーラの
次女を置きワネストへ。

ドアを開けていると足元からひんやりと
さすがに底冷えする冬至。

ワネストのプリンスが僕を見ていきなり、

『あっ、やすみくん』(2歳)

いたずらっぽい(けどかわいい)ニヤリで
馴染みの店内を物色してワネスト散歩へと。

居合わせたお客様と大笑いして、
雑貨からシューズ、ジュエリーまで店主の熱い
フルコースにお付き合いいただき、おかげで
前夜のアルコール漬けが(笑)発散され
ウチらしさを楽しんだクリスマス前の日曜日。

例の...

"例の"お引き換えもクリスマスプレゼントに
ぴったりなタイミングでご案内出来ました。
何事もタイミングは大事ですからね。(笑)

あの時ああすれば、も沢山ありますが
あの時があったから、と思えることは
前進への拠り所を与えてくれます。

例えば自分で考える、ということ。
与えられた環境で最善を尽くすこと、
責任と向き合うこと、など、
自分にとって大切なことを学んだ先輩や仲間と
人生の難しい時期をその後の礎へと導いて
くださった恩師を囲んで楽しいひととき。
レジェンドの元へ35年ぶりに戻ったユニフォーム

格別でした。













2019年12月18日水曜日

葉っぱ。

冬至間近の暗闇早朝荷捌きは完全防寒。
ドアをノックし起こされる運転手も寝起きに
寒い中で作業は結構辛い。
茨城、兵庫、そして遠く山口からは1泊2日。
運送業界は慢性的な人手不足と聞きますが
仕入先のメーカーも合理化で雑務を減らし
今まで比較的サッと捌けた荷物が1番煩雑になったり
今年は随分様変わりしました。
ある種便利屋稼業のちいさな会社はこのひと手間を
出来るか否かが生き残る鍵のひとつではありますが
受け身になり過ぎてもお互いのためにならないので
もう一つ先の解決も図らねば、と考えております。
末席に加わるプラスチックリサイクルの現場は今、
大きな転換期を迎えています。(私見ですが)
例えば皆様も沢山排出しているPETボトルなども
国内での再利用はごくわずか。
ほとんどは中国が受け皿となっておりました。
ところが昨年、中国が突如、全ての受け入れを拒否。
世界中で廃プラの行き場が無くなり、
実はかなり深刻な状態が続いております。
モノが余る→価格が下がる→仕事にならないという
完全に負のスパイラルに陥るのが市場原理。
一方で増え続ける排出量。難しい状況です。
今まで中国に押しつけてきたのも事実ですので
もう一度考え直す時が来ております。

お客様とも今年を振り返る季節となりました。

大けが、大病など健康のこと、
あるいはご家族のこと・・・
ただ慌ただしく過ぎるようで、一人ひとりの物語は
実に起伏に富んでいることに驚かされます。

今年は特に難しい時を過ごされた方が多く感じます。
新年を迎えることで気分一新となればいいですね。


『ベルカテナのクリスマス』

皆様の気分転換になれば、と
自分自身の挑戦も含め、
Karamatsu Bakeryさんに素敵な色を添えていただき
ちょっとだけ初のパーティー形式を試みました。
(急に決めるもので関係者の皆様すみませんでした)
反省し、既に来年の日程を決めましたので
こちらも関係者の皆様宜しくお願いします!!

まるで川に浮かぶ葉っぱのような小さな店。
激流の水面にひらひらと落ちたことを悔やむより
浮かび、沈みながらも流され続け、いつか、
悠々たる流れの中で遊んでみたいものです。
(笑)



2019年12月11日水曜日

つづく。

2年目の『ベルカテナのクリスマス』。
せっかく準備したのに初日はあいにくの天気
と思いきや予想を上回るご来場のため、
終了後慌てて賞品を追加しました。(笑)
2日間でのべ100名もお立ち寄り下さり、
おかげさまで意義深い時間となりました。



『ありがとー』
とぬいぐるみをぎゅっと抱きしめながら
言ってくれるちっちゃい子たち、
『ウォー!!!』
とガッツポーズと雄叫びを上げる小学生も。

ご自身では手に取らない『赤』も
実はとても良くお似合いで年末のパーティーへ
鏡の前でイメージを膨らませ、
何度もポーズを変えてみたり、
『見て見て‼️』
とワネスト内を触れ歩く方もちらほらと。
39

セレクト側のスタッフも賞品番号39を
ちょっと豪華に感謝と遊び心を加えてみたり、
昨年を知る人の多くは"あの賞品"を楽しみに、
など、皆様が快くスヌーピーへ募金を
預けて下さいました。
昨年同様美しい字のお手紙とともに遠方より
心を寄せて頂きこちらもスヌーピーが
預からせていただきました。
本当にありがとうございます。
今年もありがとうございました。

総額なんと、
90,380円

NPO法人ゆめ・風基金に皆様の温かい心を
届けさせていただきましたこと、
謹んでご報告致します。

2日目"宴"では見て、食べて美しい
カラマツベーカリーさんのフードや
ワネスト内Yuriaさん、あかねやさんも
ドリンクの提供をしてくださり、
クロージングでは福島から駆けつけた
ミーワムーラさんが素敵なライブを披露、
ワネストイチアクティブな女性は早くも
来年のクリスマスに再びお呼びするための
妄想を始めていたり。(笑)

彩り豊かなカラマツベーカリーさんのフードて会話も弾みました。



4th アルバムリリースしたばかりのミーワムーラさんがクロージングライブ。

ちいさな店のわがままにお付き合いいただいた
ばかりでなく、そこに新たな出会いが生まれ、
望外の喜びです。
お忙しいところご来場された皆様にとっても
楽しいひとときであったことを願いつつ。
また、今回は取引先様からも素敵なお心添えを
賜りました。
厚く御礼申し上げます。

来年へと『つづく。』
あれっ、どこかのイベントでみたような⁉️
(笑)
あっ、もちろん今年もクリスマスは続きます。









2019年12月6日金曜日

ベルカテナのクリスマス

今週末に開催させていただきます

『ベルカテナのクリスマス』。

Karamatsu Bakeryさんがフードメニューを
綺麗なスケッチでご案内してくださり、
いよいよ感が出てまいりました。(笑)
ひとつだけ、あるメニューを

『チョコマーブルで!!』

と懇願し、スタッフにも呆れられる店主。(笑)

フードは日曜日14時頃からご案内予定です。
こちらもどうぞお楽しみに!!

バタバタと最終準備をしているところ、
最高気温5℃で雨か雪、などと無情な予報。
寒い週末となりそうです。
是非暖かい服装でお立ち寄り下さい。

ある種、”勢い”でスタートした昨年。
少し、いやかなり背伸びをしておりますが
(苦笑)
そんな僕をいつも温かく見守ってくれる

ジュエリー工房ヴィジェさん
Eiji Uemuraさん

より、皆様のために、と
スペシャルチャリティアイテムを
お預かりしました。
もちろん、こちらはチャリティくじ当選番号

”ひとケタ”

に急遽加えさせていただきました。
そして当店ウワサの(笑)
グレイヘアースタッフ監修の
お洋服も今回はご用意させていただきました。
こちらは30番台となっております。
スタッフから39=サンキューの心を込め
もしかしたらとびきり店主が目を覆う
値札のものかも??(笑)

ワネストのあかねyaさん、YURIAさんも
ドリンク提供など様々なお心添えもいただき
リココさんも急遽、イベントとリンクした
ワークショップ開催。

おかげさまで昨年よりも大きな心を
お届け出来るかな?
と、心強く思っております。
お客様に、主催者、協賛していただく皆様にも
心温まるチャリティイベントになるよう
頑張りますのでどうぞお立ち寄り下さい!!

後先考えず”今”を見つめるとやや狂を発し

『えーい、やってしまえ。』

先代から最も色濃く継承”してしまったのかも
しれません。
(苦笑)

師走の一番忙しい時期にふと、
あの時、姿を思いそっと心を寄せてくれる。
そんな人に巡り会えた母はやはり幸せと思う
命日。

達筆な彼女が副作用のため震える文字で
手帳に書き残した最後の言葉。
筆跡にみなぎる何かを遺したいという意志。


私が行ってしまい
きみがここに残ったら
知ってほしい
見えない薄いヴェールの向こうで
ちがう法にしたがって
私が生き続けているということを


きみには見えない
だから信じるんだ
私は待っている
たがいに気づき
ともにふたたび天駆けるときを
それまで君には君の人生を
思い切り生きてほしい
私が必要になったら
心の中で私の名前を
ささやくだけでよい


私はそこにいる


~コリーン・ヒッチコック~



2019年12月4日水曜日

清水の・・・

昨日の午前、1年に3回目となる突然の
携帯画面ブラックアウト。
電源が入らなくなり、こうなると復元不可。
1ヶ月で再び起こるとはさすがに想定せず
更に色々わからなくなり、実際ある意味、

”何がわからないかもわからない”

状態かもしれません。(泣)

♪どうにもならないことなんて
 どうにでもなっていいこと♪ 
byブルーハーツ

言い聞かせながら便利さの対価として
バックアップはもう少しマメにしておかねば
と、反省もしておりますが・・・。

代用機に入った初ショートメールは無情にも?
トラックドライバーからの
”朝5時に行きます。”
まあ、彼も先約がいて待たされた訳ですが。
(苦笑)

携帯といえば、先日見知らぬ番号の着信があり

『大塚 哲志(旧姓)さんですか?』

と、久しぶりの呼ばれ方にドキッとしつつも
なんとなく聞き覚えのある話し方。
名前を聞いて、かつて清水杯を掛けて戦った(笑)
高校サッカー部の後輩と判明。
清水杯

その時の顔を思い出しながら話してましたが
きっとお互い街ですれ違ってもわからない
のでしょうね。
OB会前の絶妙なタイミングで繋がり、
何十年ぶりかの再会となりそうです。
扉を開けると

扉を開けていただけましたか?

”ベルカテナのクリスマス”

昨年に続き2回目となります。
以前、取引先からチャンスを頂いて
タキシードで参加した
GALA CHARITY  PARTY にヒントを得て
(清水の舞台から・・・のような)
ちょっと背伸びをして今年も去年に負けない
豪華な賞品を用意しております。

有難いことに今年は僕の勝手な振る舞いに
賛同してくださる取引先様より
皆様へのスペシャルプレゼントも加わり、
豪華さもパワーアップしておりますので、
皆様も是非お楽しみください!!

チャリティくじは1口1,000円~です。
今年も全額
『NPO法人 ゆめ風基金』
https://yumekazek.com

への寄付金として、
被災障害者へすぐに、そのまま届ける、という
活動の一助となれば、と考えております。
差し入れまで。

夏休みの宿題は8月31日の夜に
"やっつける"タイプ。
快く協力して下さるワネスト長屋の皆様が
僕より心配してくれて申し訳ないのですが
頑張ります。

2019年11月30日土曜日

仕込み。

車のフロントガラスが初氷。
早朝からトラック3台の荷捌きが終わると
足先から冷えて感覚がなくなる程に。
防寒ブーツに履き替え、いよいよ真冬仕様に
する必要がありそうです。
この時期の底冷えた朝は夜明けも遅い分、
美しく変化する空を眺めながら作業が出来て
早起きも悪くないです。
それに寒さが眠気を吹き飛ばしてくれます。

スイッチの切り替えが非常に多い1週間でしたが
お客様もそれぞれの日常に変化が生じ、
”新たな一歩”のタイミングで来店され、
時には思わず乾杯などしてみたり、
あるいは時間を共有するしかなかったり。
そんな時にふと思い出して頂けることは
とても光栄に感じております。

DMを発送させていただきました。
個人的にはなんだか慌てふためく間にカレンダーが
残り1枚となってしまった感がありますが、
今年も感謝イベントを開催させていただきます。
こんな感じで、と僕のアバウトなイメージから
専属デザイナー?が今年も可愛く仕上げてくれた

『ベルカテナのクリスマス』

来週末となります。
今年も昨年同様チャリティーくじは全額寄付と
させていただき、昨年同様?昨年以上?の
豪華賞品でお楽しみ頂く予定にしております。
チャンスは引かないと巡ってきません。(笑)
是非是非ご参加くださいね‼️


夕食後のご家族がちょっと遅めの時間にご来店。
女の子の誕生日ディナーを楽しまれたようで
伺うと我が家の長女と同じ歳、
しかもその日は次女の誕生日!!
盛り上がっているとご家族から

『お父さんも今日は早く帰らないと』

と優しいお気遣い。
後の思ひ出にと、たまにはこんな仕込みを。


2019年11月23日土曜日

陽の目。

冷たい雨の勤労感謝の日。
週明けまで雨が続くとの予報。

昨日は連休前?雨?のためか道が混んでいて
駆け込むように最終日の展示会へ。
アンケートに答えゲット。

思えば24kiricoさんとの出会いも同じく駆け込んだ
展示会の最終日。
会期中北海道で大きな地震があり、漸く飛行機が
飛ぶ予定と、慌てて片付けているkiricoさんに
どうしてもバッグが気になり、空気を読まずに
つい話しかけたのがご縁。
野生のエゾシカ革の鞣し先を開拓することから
スタートしたものづくりは困難も多かったことと
思われますが、エゾシカに新たな命を吹き込む
仕事はお父様が猟をして身近な存在だったことと
エゾシカ革の持つ柔らかく温かい風合いが不思議と
kiricoさんにピッタリ。

『公共放送で手縫いと紹介されてしまったので
機械化出来なくなりました(笑)』

正直な彼女の作品を購入されるお客様の愛着度が
驚くほど高いのが特徴的。
面白い新作を見せていただきましたので、
どうぞお楽しみに。

ものづくりの現場ではそれぞれストーリーを持った
おびただしい数の陽の目を見ないプロトタイブが
存在しており、作り手は頭をその事で一杯にして
外を眺め、街を歩き、家族との会話も上の空。
それでも商品化にたどり着くのはほんの一握り。
ましてや、自分が出会う確率なんて天文学的。

そして、どうやら僕が出会うものづくりには
不思議と家族の繋がりが強いことが 源なのかな?
と感じさせる素晴らしい出会いがありました。
今後の楽しみがまたひとつ。

学ぶために動くこと。
やはり大切だな、と感じます。

先日、テニス部を引退した長女。
残念ながら公式戦は未勝利だったようですが、
環境次第で一つ勝つことこそ難しいもの。
始めた頃は僕がお付き合いしていたラリーも
昨年は彼女が手加減してくれました。(笑)
与えられた環境のなかで、部の裏方も引き受け、
引退の時に同輩からも素敵な言葉を頂いていたので
充実ぶりが伺えました。
最後の試合、最後の自分のサービスゲームは
なんとすべてエースでキープしたとのこと。
僕も感じましたが、スポーツの神様は頑張った
ご褒美を用意してくれますね。
残念ながら仕事で観戦出来ませんでしたが、
きっとうるさいオヤジと化したでしょうから
こちらも天の配在なのかもしれません。

2019年11月21日木曜日

先読み。

ついにスパッツ着用しての早朝荷捌き。
受領書にサインする手がかじかむ。
どうやら冬装備への”衣替え"ですね。

最近はワネストへ到着し、少し作業をしていると
あっという間に夕暮れ。
スケジュール管理が上手とは言えず、
また、スケジュールがあまりに変わりすぎるため
先に決めたことに拘り過ぎると自分を苦しめるので
起こる事象に対応してゆく方が”まだまし”と
長年の経験から短気な自分を解放する術を
身に着けてしまったことは良いものどうか?
いい加減ながらもダイアリーに付箋が増える日々。

水曜日は定休日とさせていただいておりますが
日常のバタバタを落ち着かせる日に充てようと、
いつもよりto doリストは多めに準備するものの
大抵、突発的な出来事で優先事項が上書きされ
予定が崩れさる”魔の水曜日”。

昨日もある意味典型的な水曜日でした。(苦笑)

そんな中でどうしても一歩前進しておきたいことを
準備不足ながら取引先へ投げかけてみると、
早速予想以上の素晴らしいレスポンス。
まるで先読みして準備されていたかのようでした。

自分なりに一歩進めた提案を思いつき、
取引先にアイデアをお伝えしてみる。
するとこちらもすかさずのリアクション。
友人の提案から思わぬ掛け算

変調に狂わされたリズムを整えていただき、
協奏曲(狂想曲?)も前へと進めそうです。


2019年11月16日土曜日

強い光。

『寒いね。』

運転手との定番の挨拶となった早朝荷捌き。

20~50t、荷姿の違う原料をフォークリフトで
しかるべきところへスピーディーに積み重ねる。
日曜以外ほぼ毎朝、この”テトリス”から始まる1日を
長い年月繰り返しております。
狭い敷地、天候により濡らせないものなどもあり
また、トラックを開けてみないと状態はわからず
到着するトラックの順番も未定。
現場が滞らぬよう機械が動く前に整理が必要で
結構、朝から追いかけられます。(笑)

”平和な朝”を望むなら大切なのは前日の段取り。
以前は準備も全て自分でしたが、
最近は美しい眼をした”バリ人”が先を読み、
”バリバリ”と完璧な準備をしてくれるので、(笑)
おかげでゆっくり夜の店いじりを楽しむことが
出来るようになりました。
(祝!!)
万事、良い準備には本質をよく理解すること。

一般的な製造業と違い、規格品を扱わず、
格外品を活かすのが我々の仕事。
と、なると結構、良くも悪くも変化に富んだ毎日。
(苦笑)

ただやり過ごすか?
変化を次に繋げてゆくチャンスと捉えるか?

この差は同じ時間を共有しても歴然となります。
子供の頃から変化が常態だった2代目たちと違い、
しかも文化の違いも越えて”良い準備”が出来る彼は
きっと世界中どこでも必要とされることでしょう。

そんな日々が自分の嗜好にも左右するのか、
規格品と感じるモノにどうもなかなか目が向かず
周囲に迷惑を掛けております。

中でも真珠を通じたご縁は格別かもしれません。
作り手の表現をお客様へどう伝えるか?
模索を続ける中で出会う素晴らしい先輩たち。
スタイルは師匠も含めそれぞれ違いますが、
揃って”真珠を抱いて眠りたい”という熱量は共通。

”真珠とともに焼いて欲しい”

という名言まで。

それだけの熱量から発せられる言葉は嘘のない
深みと潔さに溢れ、心を打たれると同時に
彼らより随分遅れたスタートとなった距離感に
向き合わざるをえないのは、むしろ学ぶには
好都合なのかもしれません。

強い光にはつよく
優しい光にはやさしく輝く

という生き物が抱き生み落とされる唯一の宝石、
真珠ならではの独特のテリやツヤのように
店主も強く輝き返さないといけないですね。

宣伝になってしまいますが当店の真珠作品は、
愛情溢れ美しく個性的なラインナップです。

元々そうでもなかった店主の真珠への愛着も
おかげでかなりアツいものへと昇華しました。
ご来店の際は是非、お手に取り感じて下さい。


2019年11月10日日曜日

エッセンス。

立冬も過ぎ、晴天続くワネスト。
昨日は中庭で野菜と花のマルシェもあり
賑わいをみせておりました。

お馴染みのお客様にも初めて立ち寄られた方にも
温かく、ワクワクする空間を、と願っています。

”日常”があるからこそ”非日常”を楽しめる、
Tomorrow never knowsは事実ですが、
変化し過ぎる”日常”に身を置き続けることは
かえって”非日常”を楽しむことが出来なかったり。

毎回、敢えて店内を”通常モード”から”真珠の海”へ
完全に切り替える上村氏の作品展は、
お客様に”非日常”の空間をお楽しみいただきたいと
の思いからですが、店としても”非日常”から学んだ
エッセンスを”日常”へ加えることで、
より楽しい時間を過ごしていただけるように、
と考えております。

エネルギッシュに起伏に富む日々を過ごされている
上村氏。
帰る場所が以前と変わらぬ静かな海であることが、
より深く皆様にとっての非日常を楽しませる
原動力になっているものと思われます。

一方、上村氏の作品は、

”引き出しにしまうもの”

でありがちの真珠を

”日々の装いで楽しむもの”

とし、お客様が様々な楽しみ方を発見することで
完成することが特徴的でもあります。

早速、ご購入されたお客様が毎日楽しまれている
様子をお披露目にきて下さり、
キラキラと輝いている表情を拝見し
とても嬉しくなります。
自らの出会いがお客様の扉を開くきっかけに、
ちいさな店を運営するひそかな喜びでもあります。

年内もう少し”非日常”をお楽しみいただく
イベントも計画中。
こちらはあらためてご案内させていただきます。

寒暖差が大きく体調を崩されている方も多く
お見受けします。
我が家の健康優良ガールも珍しく鼻声。
どうか体調にお気を付けください。


2019年11月6日水曜日

ご来場ありがとうございました。

関東の日の出は6時過ぎ。
深い夜空にオリオン座瞬く中の早朝荷捌きは
寒くて今秋初めてスタジアムコートを羽織る。
秋も深まり冬の足音が聞こえてきました。

『Be an Artist』
with Eiji Uemura

ご来場いただきありがとうございました。
おかげさまで天候にも恵まれ、
充実した3日間を過ごすことが出来ました。
お客様がアーティスト。
色々試され新たな魅力を引き出して下さり、
ワクワクして身に纏うことで完成する上村作品
最大の魅力を体現され、お客様と作家の
キャッチボールを拝見しながら私達も
多くの学びがありました。

真珠の魅力、身に着ける楽しみを伝えるべく
毎回、キャンピングカーをアイデア満載にして
遠路遥々やってくるチームEijiスタッフ。
彼らのエネルギーと響き合うお客様が
ワネストにひとり、また一人と少しずつ
増えてまいりました。

『上村さんのところは大丈夫ですか?』

台風の後、多くのお客様よりまるで家族を
気遣うようなお問い合わせをいただきました。
存在を知ること、共感することは、
思いやりの一歩なのでしょう。
今回も大変お忙しい中でしたり、
またとても困難な状況の中でも足を運び、
再会を喜ばれるひと時に立ち会えることは
主催者としてなにより嬉しいことです。
阿曽浦の夕焼け

キャンピングカーが去った後、
足音が響く程がらんとした店内にひとり残り、
狭小な自分と向き合いこれからを沈思黙考、
毎回店主の恒例行事となっておりますが・・・
(苦笑)
ちいさな店を応援してくださる皆様とのご縁に
深く感謝し歩みを進めてゆきたいと思います。

私事ですがイベント直前に携帯が突如
充電不可となり

”フェードアウト”

期間中もしご連絡いただいた方いらしたら
大変失礼しました。

2019年10月31日木曜日

歴史。

霧のち晴れ。
東京では珍しい濃霧に包まれた昨日の朝。
ようやく秋晴れが続くという予報。
連休のイベントも良い天気に恵まれますように。

『Be an Artist』
with Eiji Uemura

100年前、世界に先駆けて真珠の養殖技術を
日本人が確立し、それまで天然真珠しか存在せず
特別な人のみ身につけることの出来た真珠を
我々も楽しめるようにさせたことはおそらく
ラグビーの決勝トーナメント進出以上に
ジュエリーの革命的な出来事だったと思われます。
(ラグビーもとんでもない快挙です。)
当時、養殖真珠は本物か?偽物か?
国際的議論を経て認められた技術が世界中へ伝播し
身近な宝石としてすっかり溶け込んでいます。

一方、ジュエリーに関心のある方でさえも、
生き物が育む唯一の宝石について、案外
その成り立ちなどをきちんとお伝え出来ていないと
痛感させられることも多いのが真珠でもあります。

100年前と同じ技術を伝承し、養殖家3代目として
途方もない挿核作業から真珠とともに歩む上村氏。
現在もそのルーツの地に身を置き、静かで豊かな
自然の移ろいを五感で受け取り、
作品にいのちを吹き込む。

まるでお客様が身に纏うことで作品が完成するかの
ように、使い方次第という"余白"が残されており、
その魅力を体感していただきたく、

"アーティストになろう"

というタイトルにさせていただきました。
芸術の秋、一緒に楽しみましょう。

2019年10月27日日曜日

響く。

梅雨と秋雨。
関東は統計では後者の方が雨量は多いそうです。
が、それにしても毎週のように災害級の大雨。
茨城訛りの運ちゃんたちも金曜日は道路が
あちこち寸断され、深夜に会社へ漸く辿り着いた
とのこと。

豊かな大地を間借りする我々は、一方その厳しさも
学び続けねばならない宿命なのかもしれません。

苦い経験から次への教訓を学び、繋げてゆく。
果てない営みが歴史となるのでしょう。

まもなく部活を引退する長女。
自分の代でまとめ役の一翼を担い、責任と向き合う
良い表情に成長ぶりを喜んでおりましたか、
引退前の引継ぎが少し上手く行かず、
後輩のことを一生懸命考えて出した結論に込めた
メッセージが上手く伝わらず、
『言えること、言えぬこと』の間でもどかしく、
悔しい思いをしたようで、
それでも後輩を慮り言葉を選びながらも
目には一筋の涙。
1回戦突破も難しいチームですが
与えられた環境の中で一生懸命取り組んだ経験は
彼女のこれからにとても貴重なものとなりそう。
そんな夜には、いつもは疎まれるパパの話にも
素直に耳を傾けるのでここぞとばかり、
ついつい饒舌になってしまう自分。(笑)

彼女の倍以上の人生を費やし、漸く少しずつ
こんな感じかな?と、大半は苦い経験から
導き出しつつあるものを、とても心地よい相槌
(つまりは理解している)を返してくる娘に
親バカながら感心してしまいました。

もう少し目に見える"結果"を示せないと
そろそろ偉そうに言えなくなりそうです。
(笑)


DMを発送させていただきました。
まだ届かない、という方はお知らせください。

ジュエリーをどう扱えばいいのか?

好きも嫌いもわからず、何を描いたらいいのか?
それもわからずただ真っ白なキャンバスを前に
藁をもすがる思いでヒントを探し歩いていた頃に
出会った上村栄司さん。
長いお付き合いをさせていただいておりますが
イベントを主催しながら毎回、
決めつけず、諦めず、考え続け、学び、動く。

ブレないその姿勢の僅かでも自分に取り込めないか
と、必死に食らいつこうとしておりますが....

いきものの芸術、真珠。
海山美しい真珠の里の工房で、
森羅万象、季節の移ろい...自然の芸術を感じながら
生み出される上村作品はいわば職人の芸術。

『Be an ARTIST』

芸術の秋、皆様を真珠の海へと誘います。
上村作品とともに"アーティスト"となり
街を颯爽と歩く皆様の姿を想像しながら、
準備を進めてまいります。






2019年10月24日木曜日

ONE TEAM

ラグビー観戦歴20年以上のラグビー通によると
”南アフリカがあそこまで徹底的にパワープレーと
ディフェンスのラグビーをしてきたということは、
かっこつけたラグビーをしていたら負ける恐れが
あると感じていたからで、ある意味対等の相手
として認められたことの証といえるのでは?”
とのこと。
俄ラグビーファンとしても巨漢のFW選手達が
力勝負だけでなく常にボールの近くにいる運動量と
命懸けの高い集中力や、緻密に計算しながら相手と
駆け引きをし続けていることに本当に驚きました。
見ていて胸が熱くなってしまう凄いスポーツです。
前出ラグビー通によると、
世界のラグビー界を牽引するNZ代表、
通称オールブラックスでは、
『より良い人間が、より良いチームを作る』
という標語が掲げられているそうで、
なるほどラグビー界の清々しさが理解できます。
是非サッカー界も見習ってほしいところです。
きっと、俄ラグビーファンの増加で、
あの大袈裟な演技に興ざめする人も増えるかと?

ラグビーの影響を受け、工場ではあらためて
FWの選手のように現場に近い位置取りで
稲垣選手のような役割を演じてみたりしています。
多国籍メンバーで構成される我が小さい工場。
改善にもONE TEAMの精神は少なからず
相通ずるものがあると思います。


そんなワクワクする時間を過ごした10月。
誕生石はオパール。
すっかりご案内が遅くなってしまいましたが当店、
実はひそかに”オパール祭り”開催中です。
(笑)
オパールの魅力は1つとして同じもののない
表情の豊かさ。
遊色効果(英語でもPLAY OF COLORといいます)
という言葉も知らず、宝石にも全く関心もなく、
オパールという名前すら知らなかった頃から
不思議と唯一の気になる宝石でした。
自分の誕生石と知ったのは随分後になってからで
こじつけのようですが不思議な縁があるようです。
鉱物的にきちんとした結晶体になっていなくて
”不安定”だからこそ現れるオパールの魅力、
遊色効果。

自分もせっかく不安定なのだから、せめて
オパールのように艶っぽくありたいものです。
(笑)

スタッフの記念すべき誕生日をワネスト長屋の
女性陣たちとお祝いしました。
こちらもONE TEAM です。