2017年12月28日木曜日

ご挨拶

ウインドウに新年を迎える気持ちを込めて
本年の営業を終了させていただきました。

対価を頂く立場として失礼かと存じますが、
今年を振り返るとお客様から沢山のことを
学ばせていただきました。

おかげさま、を飾りの接頭語ではなく
今更ながら去年にも増して実感しております。

年末のご挨拶を通じて忙しい中で手書きの
素敵なカードを取引先から多数頂戴したり、
ある遠方の女性社長様からはお電話で

『是非近くの温泉に来てください。
背中は流せませんが(笑)。』

得意の弾丸ツアーで現地を訪ね、なるほど
工場の雰囲気が商品に表れるものと実感しつつ
安心してお客様に紹介出来る関係性ゆえの
ちょっとしたやり取りは楽しいものです。

ご無沙汰していてご連絡を、と思ったその日に
メールを頂き、年明けに会うお約束。

長いご縁の方からのヒントをもとにした
商品構成変更の提案も快く受けて下さった
ハンドメイドメーカーの商品も
年末に間に合わせて下さいました。

そして、最後にすっと届いたのは...

伊勢海老!!

スケールの大きさと繊細な心配り。
また勉強をさせていただきました。

まだまだ至らぬところがあちらこちら、
学べることの素晴らしさを実感しつつ
心ある商品とお客様の架け橋として、
大好きなワネストの空間や携わる人々の
お力添えも頂きながら、
一人ひとりにお楽しみ頂けるよう引き続き
精一杯お努めすることを約束して
年末のご挨拶とさせていただきます。

どうぞ良いお年をお迎えください。

ベルカテナ
安味 哲志



2017年12月23日土曜日

『それで、』

念願の楽しいお酒をいただき
毛布持参で店の床に寝てア.サ.ガ.エ.リ.
(工場へ)
蒲生のシンボルタワーが夜は消灯すると
初めて知りました。(笑)
店への目印にしてください。
−1℃

年賀状のCMであらためて
来年は平成30年かと気付かされました。
昭和から平成へ、
その時のこと、よく覚えているのに
『あれから30年』


こわいですね~。(笑)


すべてギリギリに追い込まれてから
エンジンをかける悪い性質で年賀状も
子供の頃は紅白を見ながら書いて翌朝
自転車で自ら配達するのが恒例でした。
(団地なのでみんな近所)


添える一言メッセージ。
他愛のないものに実は凄い思いを込めていたり
はたまたすらすらっと書いてしまったり。


書いたご当人は『スラスラ』かもしれない
一言に本当に救われた思いをした恩師からの
30年前の年賀状。
部活を引退した高3のお正月。
部長として精一杯頑張ったつもりでしたが
やんちゃの精鋭部隊が揃った僕の代は
道中結構色々ありまして・・・(笑)
問題が起きた時にひとりで、こちらは筋金入り
精鋭がずらり居並ぶ体育教官室に向かう時の
心境は...、(恐)僕以上にやんちゃな僕らに翻弄
された1つ先輩の部長とはちょっと戦友の
ような感覚があります。
あっ、やんちゃですがその分個性もあって
我ながらいいチームでしたよ。(笑)

『それで、』

それしか言われず沈黙。
方便など通用しない雰囲気で、
部員の誰がどうした、ではなく
毎回僕の覚悟を試されているようでした。

声を荒げることなく、かえってそれが凄味
となり本当に全身全霊でこたえなければならず思い出した今も手に汗が滲みます(笑)。
でも僕がきちんと背負えた時には

『わかった』

と言い、その後一切そのことに触れない。
なかなか出来ないことだと思います。
この経験は、その後何度か訪れた覚悟を
決めなければならない状況に追い込まれた時の我が身の処し方に本当に役立ちました。
従業員との話し合いでも

『それで、』
使わせて頂いております。
あの凄味は出てないと思いますが...

『前向きな明るさが光ってました。』

年賀状にあった先生からの予期せぬ一言。
今まで頂いた言葉で最も有難いものです。 

Have a wonderful weekend !!
Ted

2017年12月22日金曜日

クリスマスプレゼント。

クリスマスプレゼント。
渡すのももらうのもちょっと特別な
気分になりませんか?


悪い噂?を吹聴された小5の次女。
サンタさんも来づらくなったようで、
パパサンタが今年から代役を
勤めるようになります。(泣)


大人になるということは
どこかさびしいものもありますが
当人はしたたかに、早速
今までサンタさんには遠慮していた


『ワンちゃんを飼いたい!!』


猛然とアピールを続けております。(笑)
結果として彼女は
『願い事は叶わぬ時もある』と知る
大人の第一歩を経験することになりそうです。


クリスマスといえば忘れられない思い出が。
長女がまだベビーカーに乗っていた頃に
新聞の全面広告に掲載されたいた
グッチのネックレス。
(当時まだ僕はピンクゴールドを知らなかった)
そのピンクゴールドの輝きに、いつもはあまり
アクセサリーに関心を示さない妻が


『いいねえ。』


と呟きました。
大抵いつも『悪くないわねえ』など二重否定を使って
欲しいものを表現する彼女の直接表現に
お気に入り度合いが伝わってきました。


でも、恥ずかしながら当時我が家の貯金通帳
残高は...


マイナス(泣)


その冬のクリスマス前、偶然池袋に用があり、
メトロポリタン口のGUCCIの前を通りかかったので
折角だから見てみよう、と緊張しながら入店。
ハイブランドの店に縁のなかった僕はきっと
店員さんに"近づいてくるなオーラ"を
漲らせていたと思います。


新作なので中央にディスプレイされていた
新聞掲載のネックレスを勿論着けるだけの
つもりでしたが、実際に着けてしまうと
元来わかりやすい本人はお気に入りの様子。


約15万円・・・


無理なのは二人ともわかっていたので
一度諦めて店を出ました。
無言で電車口のエスカレーターについた時
やはりこのままでは・・・と思い意を決して
『無理なのはわかっているけど
いつの日か、あの時は・・・と笑い話しに
出来るよう頑張るから買って帰ろう』
と告げ、もう一度店に戻りました。


小さい話しですが当時の僕達にとってはまさに
清水の舞台から飛び降りる気持ちでした。


店を出て、ネックレスの入ったロゴ入りバッグを見ながら
妻は泣きだしました。釣られて僕も...(泣)


先週日曜日、久しぶりにひとりで購入店へ。
その時より買う気もなくレディースコーナーで
品定めをしている自分。変われば変わるもので
図々しくなったもんです。(笑)


当時の思い出を店員の女性に話して同じ型の
新作を見せてもらいました。
なにも知らない中年男性を装い色々伺いながら
当時と比べ地金は高いよな・・・
ピンクゴールドは胴を多く配合するなんて
当時は知らなかったよな・・・
エナメルを入れるひと手間を加えて・・・


約23万円!!


今なら、少し大人になってしまったこともあり
かえって色々な意味で買えません。


一方、横のコスチュームジュエリーコーナーで
面白いリングを見つけ、
こちらは自分に・・・欲しい。
あの時全く興味もなかったのに、
危うく自分への御褒美としそうでした。
(ステンレス+スワロで約6万円。だ、断念)


変われば変わるものです。(笑)


家内がずっと使ってくれているそのネックレスに
ちょうど付けられるチャームがありました。
デイジーを模した18金に白エナメルで花弁、
センターにルビーを留めたかわいいそれは、

7万円。

あれから十数年。
今でもお気に入りで使っているネックレスに
このアイテムを足せば、更に長く使えるかも、
と思い、あの時のように一度店を出て、
妻に電話をすると


『チャームで7万円?それなら買いたい
調理器具があるわよ。』


変われば変わってしまうものです。
トホホ


ピンクゴールドが何故かすっかり
イエローゴールドに
変わってしまいましたし...。

こちらは当店のハンドメイドジュエリー

生きてゆくために必要ではないジュエリー、
そうかもしれません。あの時買わなくても、
その後の人生に変わりはないかもしれません。
お金もない時にそんな無駄使いして
と思われるのも当然かと。
でも、お金が無いあの時に買ったからこそ
思い出深く、その価値はやはり僕には
支払額以上の喜びがありました。

ちいさな店でもそんな

お手伝いが出来れば光栄です。
やすみサンタ(笑)






Happy holidays!!
Ted










2017年12月20日水曜日

繋げる、繋がる。

今年もあと10日。
本日は布絵教室の後、
平井さんと生徒さんが猫空カフェにて
忘年会を開催する予定です。
僕は年末の処理に追われ参加出来ずせんが
平井さんのギター弾き語りライブがあるため
昨夜ギターを引き取りに通い慣れた(笑)
平井さんのご自宅へ。


ソフトケースに入ったギター、いいですよね。
ライブ本番前の緊張感を思い出しました。
(元ヘタクソドラマーです。)


昨年と同じ猫空カフェで忘年会。
教室が良い雰囲気で行われていること、
カフェからライブのご提案を頂いたことから
そちらのご縁も順調に深まっていることを
物語るようでなんだか有難いです。


『魂みたいなものは置いてきました。』(笑)


キングカズさんではないですが...
不参加のかわりに心を込めて
ちょっと遊びを仕掛けました。
お楽しみいただけると嬉しいのですが。


『どんなことでも、一生懸命にやっていれば、
そのときは何の役に立たなくても、
いつか役に立つ時が来る。
どんなことでも、いつかどこかでつながる。』


春に講演を拝聴しとても印象的でした
元ジャパネットたかた社長高田 明さんの
言葉です。


『今を200%で生きてきたので後悔はない』


潔い高田氏の覚悟に遠く及びませんが、
オロオロヨチヨチ迷いだらけの我が道程で
この『繋がる』という感覚を道標として
歩んできたと思いますし、
『繋げてゆく』ことは大切にしてきました。


あらためて気付きましたがご案内する商品も
お客様が、何かと、誰かと繋がること
ややロマンチック過ぎるかもしれませんが
そんなことを夢見ております。(笑)


『ちょうど探していたところだったの』
『2年ぶりだけどずっとDMは見ていたわ』


こんな言葉を頂くと舞い上がってしまいます。
自分のつ、などと微塵も思ってはいけないと
すかさず家人からの戒めが...(苦笑)


おかげさまですね。
ありがとう。
 
Good day!
Ted


2017年12月16日土曜日

然別湖のオパール

『どこで寝てるの?』


次女からの電話で起こされました。


『お店? ならいいよ。』


とOKが出ました(笑)。
どこでも寝てしまう僕を心配してくれます。
今日は家で寝るよと言うと『ヨシッ』と
嬉しそうにしてくれるのもあと少しかな?

愛着という意味では真珠アーティストの
上村栄司さんは当店でのイベント中、
真珠の海に浸りたいと、店内で朝を迎えます。
常に学ばせていただくという姿勢の御仁から
僕も沢山のことを学ばせて頂いております。


今年2度目のニューヨーク個展を終えられ
来年6月には再度ニューヨークでの長期個展が
決まったようです。詳細はこちらにて


上村真珠養殖のブログ
https://ameblo.jp/eiji-uemura

インスタグラムのメッセンジャーを通じて
フォロワーの方から掲載商品に関するご質問をいただきました。
宝石に対する愛着と知識の深さ、
そしてとても細やかなお心遣い溢れる文面が
あまりに素敵で感激したのと同時に
きちんとしたお答えをさせていただきたいと
少し御猶予をいただき、またそのプロセスから
とても貴重な勉強をさせていただきました。
何事もそうだと思いますが知れば知るほど
奥深さに直面するものですね。
商品を皆様にご紹介する立場として自ら
より深く知識を求めるのは当然の責務ですが
どう深めてゆくか?というヒントは
お客様から頂くことも多く、
申し訳ない気持ちも抱えつつ
大変ありがたいと思っております。

折しも、”石好き”の方にとってはとても人気のイベントで僕自身も以前から関心のあった
『東京ミネラルショー』が開催中でしたので
回答のご猶予をいただく中、
せめてショーの雰囲気だけでもレポートすべく行ってまいりました。

ミネラルショーでは化石、鉱物、宝石などが
入り混じって展示、販売されています。
今まで、自分の中でどうしても
『宝石とはなんぞや?』の答えが漠然としていたものが今回、原石に触れたことで
当たり前のことなのですが、あらためて

『自然と人間(職人)の共作』
(ちょっと違うのですが言葉が見つからず)

ということが腑に落ちました。
この感覚は個人的にはとても嬉しいです。

オパール好きの僕にとっては嬉しい出会いが
もう1つ。

『然別湖のオパール』
ぶら

オパール特有の遊色効果は見られませんが
かわりに蛍光性が凄い!!
ブラックライトを当てるとそれはもう美しい!是非ご覧いただきたいので
ご興味ある方には店でご案内いたしますね。
(こちらが勝手にお見せするかもしれません)
オパール=オーストラリア、メキシコ、エチオピアなど
外国で採れるものと思っていましたので
日本で採れるというだけでワクワクします。
しかもこのオパールを扱う方がとてもわかりやすく
産地による違いなどを教えてくれたので
余分にいくつか買ってしまいました。
授業料です(笑)

『商いはお客様に教えていただくのがモアー
ベストだと思います。』


自分の興奮を報告したところ
ジュエリーの師匠から頂いたメッセージ。

Have a wonderful weekend!!
Ted









2017年12月13日水曜日

ガラス越しの...

先週のこと。
閉店後に整理などの仕事をしていると
ウォーキングなどでふらりとワネストに
立ち寄られた方とウインドウ越しに目が合い


『どうぞ!!』


となり、ご入店。
こちらも外の木馬達が店に戻っていたり
お客様もお財布を持たずにいらしているので
かえって気軽にご覧いただけるのかも..😄


道路に面していた大山で店を開けていた時は
夜中に仕事をしていると呑んだ帰りのお客様や
深夜のお得意様がいらっしゃいましたが、
(そういえば布絵の平井さんもお酒を呑まない
夜のお客様でしたね。)
ワネストの当店は道路側に入り口がなく
完全に『隠れ家的なお店』なので(笑)、
ちょっと久しぶりな感覚で、つい盛り上がり
危うく娘のお迎えに遅刻するところでした。


そのお客様が翌日、今度は”午後に”ご来店。
商品を見て思い出したという木彫りの作品を
わざわざお届けくださいました。

スーザン.ローディ『Willow Tree』とお客様より頂いた作品

家族をテーマにとても優しげな作風で
僕もお気に入りのアメリカ人作家
スーザン・ローディのWillow Treeシリーズ
こちらは木彫りではなく樹脂製です。
(なので案外価格もリーズナブル)
お客様が思い出されたという作品はやはり
優しいタッチのしっとり感がとても素敵です。

井崎 正治さんの作品でした。
井崎正治さんの作品

勉強させていただくばかりか身に余るお心遣い
本当にありがとうございます。


こちらの勝手な営業時間とさせて頂いており
ご迷惑をお掛けしております。
夜、お仕事の帰りなどお腹がすいていたら
火曜日から土曜日のワネスト内カフェは
夜も営業しておりますし、当店も店主が 
ウロウロしていたら気軽にお声かけ下さい。

Ted

2017年12月9日土曜日

10番。

今朝は初氷を観測しました。

隔週金曜のお楽しみ、日経新聞スポーツ欄


『サッカー人として』


キングカズさんのシーズンオフとともに
今週でしばし中断。(泣)
カズさんW杯組み合わせ抽選会に
レジェンドとして招かれモスクワへ
飛んでいましたー。


ロナウド・フォルラン・ブランら代表的な
W杯経験者と歓談し
『自分がそこに立てなかった悔しさ、寂しさが
よみがえり、こみあげた』そうです。
ご本人の今シーズンもチームは10位、
リーグ戦1得点、452分の出場にとどまったことをふがいなく思い
来シーズンへ向けてもう一度、
練習を経て強くなる、と締めくくっています。
ファンとしては嬉しいです!!


『英語で夢を見るようになる。』


『ドラムを叩いてある時脳みそが分かれる』

どこかで聞いたことありますか?
どちらも中途半端にですが経験しました(笑)。
それに比べれば、小さい頃からのサッカーではもう少し深い経験をして
自分のこれまでを支えている部分もあります。


現代サッカーではどうなのかわかりませんが
僕の時代、いや少なくとも僕にとっては


『背番号10番』


を背負うことは特別な意味がありました。
マラドーナ、ジーコ、プラティニ、マテウス、バッジョ・・・
(サッカーに関心のない方ごめんなさい)
10番は例えば大一番、1-0の決勝点を決め
MVPの活躍が出来る選手というイメージ。


専ら僕のサッカー人生は『8番』でプレー。
myラッキーナンバーにしていて、
例えば試合当日の朝は顔を8回洗って、最後に
『勝つぞ‼️』
と心のなかで呟く儀式もありました。
実際8番らしいプレーヤーだったと思います。
ちょこちょことして、ちょっとトリッキー、
チビだけどガッツあり、なーんて上手以外を
『売り』にしてましたね。(笑)
試合後いつも僕だけ泥だらけで擦り傷も絶えず母親は心臓に悪いと見に来ませんでした。
小中学では同じチームに到底敵わない凄い
選手もいたので10番を背負う自信がなかったとも言えましょう。


そんな僕が10番を背負う、最も苦い思い出と
最も良き思い出が詰まった高校サッカー。
決して強くはない都立高サッカー部でしたが
泣く子も黙る国士舘大学サッカー部出身の顧問


『パンチ』(仮名?)


と、見た目大人過ぎる(笑)先輩たちが
意見を闘わせ、考えながらサッカーをしているのがすごく新鮮で楽しくて、
その中に混じって8番っぽいプレーをするのを満喫していました。

迎えた3年生の先輩最後の大会。
前日の練習で我が校のエース、絶対的10番の
先輩が大けがをして大会出場絶望となる
アクシデントに見舞われ、1年ながらスタメンが決定した僕も
『先輩の分まで頑張ろう!!』
と気合いを入れました。


ところが試合前どういう経緯か失念しましたが
エースの10番を僕が背負うことに・・・


たかが背番号で大げさと思われるかも?
ですが初めて背負う10番が3年の先輩にとり最後の大会の1年生、しかも前日の怪我で
出場出来なくなった先輩の無念があまりに重く
正直怖くなりました。

結局、試合前に完全に押しつぶされてしまい、頭が真っ白になって試合中自分が何をすれば
よいのかわからないまま自分の頭上をボールがただ飛び越えてゆく・・・
こんな経験は後にも先にもこの試合だけ、
フワフワと何も出来ず、情けない話しですが
ひたすら『代えてくれ』と考えてました。


結局試合も0-1で負けてしまい先輩の引退。


本当に情けなく、申し訳ない気持ちでした。
先輩優しいので責められたことはありませんが
僕の代であんな無様な出来でしたら間違いなく
呑む度に今も酒の肴にされていたことでしょう(苦笑)。


これを機に、初めて自分から10番を背負える選手になろう!!
と思い、そこからのサッカー部での経験は
今に繋がっていると感じておりますが・・・
完全な独り言となってしまいました。
ごめんなさい。
良いことは興味ないでしょうけどまたいつか(笑)
綴る時はどうかお許しを~。


Have a nice weekend!!
Ted



2017年12月6日水曜日

淡い期待。

絶賛試験勉強中の長女。
数学の内容は僕が高校で教科書を開くのを
諦めた変な記号が一杯出てくるもので
娘から僕への質問は一切なし。
次女が塾で習う算数も答えるのがそろそろ
危うくなってきました(苦笑)。


なのでわからない時は『リケ男』おじいちゃん
のもとへ・・・。
どんな難問にもさらっと答えてくれるそうで、
面目丸潰れだけどとても頼りになります。


叔父と母方の祖父のことを話していて
今更ながら1900年生まれの祖父と
干支が同じことに気付きました。

6まわり違いのねずみ。
祖母もちょうど祖父と1まわり違うので
これまたねずみ。
気付いてみると思い当たるふしがあります。


祖父は小学校を卒業して四国から上京し
洋服の仕立屋に弟子入り。
(弟子入りと給料なしとのこと)
修行を積み、帰郷して戦前にテーラーを開業。
職人をずらっと並べていたと自慢してました。
戦時中は洋裁を応用して防弾チョッキを考案し
販売。満州まで営業に行っていたとか。
満州行商にも使ったトランク。叔父から譲り受けました
これは結構売れたと本人が述懐してましたが
叔父曰く、
『実用性はイマイチ』とのこと。
戦後、財産を没収されまた1からのスタート。
今度は当時流行のダンスホールを始めこれが
大当たり!!
資金をもとに広い土地を購入し、流行が冷めた
ダンスホールから旅館経営に切り替え。
そしておそらくちょうど僕が産まれる頃、
齢70前後にして佛教大学の通信教育で
書道を学び、晩年は書道教室を開いてました。
(奇しくも僕は同じ大学へ通うことに)

僕が物心ついた頃、田舎へ帰ると玄関先には
元気なのにしかも正直あまり似ていない(笑)
祖父の銅像が鎮座していました。




ちょっとそこまでにも自ら仕立てた一式を纏い
帽子とステッキ。
自分のスタイルを貫いていました。


そんな、年齢も気にせず一生懸命に生きていた父親を持ったのは励みになると、
成長?した僕に話していた母も
店を始めたのは50歳前後。


彼女は某国立女子大にストレートで入学するも
色々あって、結局つまらなくて退学してしまう
なかなかの曲者。先述した家内の父のように
何を質問しても答えが返ってきて、
その答えが教養深くて難しく
聞いた僕は言ってる意味が全くわからない、
なんてこともよくありました・・・(笑)

店を通じて出会う名もなき一つひとつの
人生も等しく起伏に富んでいて
学ぶことの多い日々。
ワネストを巣立ったご夫婦と再会し
楽しい時間をいただき、その夜は同じく
ワネストから一歩踏み出した
"元"勇猛果敢、支離滅裂な方から(笑)
その奮闘記が送られてきて...



『あーあ、どーしてパパに”いでん”
しなかったんだろうなー』


などと首をすくめる次女。
よくパパと同じ地雷を踏んで
ママの逆鱗に触れておりますが・・・


おでこの形は間違いなくおじいちゃん似。
娘達へ良き遺伝もあれば、と淡い期待を抱く


母の命日、12月6日。


Ted

2017年12月2日土曜日

12月。

12月。
師走という言葉が妙にぴたりとくる気忙しさと
ある種の重たさを持って迎えるこの季節を
何十年過ごしてきたことでしょう(苦笑)。
新年を迎える準備など、仕事でも家庭でも
すべきこと満載な12月を会社の決算月にしてしまったこと(しかも2社)に我がことながら
年を追うごとに怨み節を抱くようになり
ここから3カ月は心に漬け物石を乗せている
感覚がありました。(苦笑)
なんてことはない、自分のやり方が拙いだけと茨木のり子さんに叱られそうです。
資金のない零細企業。何事も自分達でするのが
基本。また、その経験こそ財産と言えます。


例えば経理。こちらは全く知らない中で
誰かに教わる時間も与えられずいきなり
決算までの下準備一切を(いい人ですが)
超強面の税理士とイライラする先代(父)に
挟まれて怯えながらしておりました。
現場の仕事はスコップ作業や20~30kgの原料を担ぐガテン系。
4兄弟の末っ子でとびきりチビ&非力な僕には
兄貴達が普通にこなす作業もなにかとハンディがあり、
といって『お豆さん』扱いされるのもイヤで、
ならば1回の量は減らすけどその分休まないで動いたり(ねずみなので)
それなりの工夫をしていたと思います。


皆さんも同じかもしれませんが、
そんなもがいているときに
(今でもかなりもがいておりますが)
同じ道を辿る”次の人”がもし現れたらその
境遇を理解し、少しは良い導きが出来るよう、初心も忘れず経験を積む、
そんな意識が働きます。
どこかそんな偽善的な意識がうまーく
自分の逃げ道を作っているのでしょうね。
(笑)


土曜日の朝。寒い夜明けの野外テトリスを終え(笑)
残務処理の机の上に置かれた『同じ道』を
辿ってくれている義姉にお願いしていた資料が
僕の意図を汲み一歩先が記されてある。
これまた現場で同じ道を辿る従業員から
朝7時にLINEで送られてきた


『本日10時に2名出勤します』


というメッセージ。
また更に”次へ”と繋がりそうな期待感。
本当に有難いなとしみじみ思います。
持ってあげるよ~😅


こちらの”指導”方がかなり親父に似ているのは反省です。


店でも、自分の不勉強を棚に上げて(泣)
とても嬉しい出来事がありました!!


ご案内している商品の中でいくつか、
オーダー対応が出来るものがあります。
その内のひとつで今回初めてのオーダー対応をさせていただき、その中であらためて
お客様にも喜んでいただけると確認出来た
翌日に、還暦祝いのプレゼントをお探しの方。
早速ご提案させていただくとタイミング的にもまさにピッタリでした。
しかもご郵送している『例の』サービスも
適用で・・・(笑)


『前日のご来店でしたらお恥ずかしながら
きちんとご案内出来ませんでした。』


お客様に正直にお話ししました。
最初にオーダーを頂いた方にもおかげさまで
良いご案内が出来たと報告致しましたところ、
『縁』にまつわる素敵なメッセージを頂き、
嬉しいかぎりです。


勿論、ちいさい店の素晴らしい出来事も、


『いつか同じ道を辿る人』


を念頭に、日々を積み重ねているつもりです。


夜中に会社へ戻る前の仮眠を絶賛試験勉強中の長女が起こしてくれるようになりました。
こちらもちょっと嬉しいです。
彼女にはなにか伝えられるかな??(笑)


いつもの師走に変わりありませんが
その時計に今年は陽射しが温かく
降り注いでいます。


Have a wonderful "SUNNY" weekend!!
Ted