2023年12月31日日曜日

宇宙。

 仕事はひとまず区切りとし、

何もない朝も4時に目覚めながら

幸せな二度寝に没入。

起きると次女は早朝に目覚ましをセットし、

冬休みプラン遂行に向け机に向かっている。

昨晩遅く、姉妹で朝活に行くことを決め、

これまた早朝から嬉々として準備している中、

今年最後のブログをピコピコ書いている。

充ち足りる年末の朝。


年内営業最終日は静かなワネストで

ゆったり片付けでも、と想定してましたが、

スタッフが休む間もないほどお客様がご来店。

年末の挨拶が出来たと喜んでおりました。





工場でも恒例となりつつある納会。

上司(僕)の訓示?と報告で終始する

お決まりのかたちに 


『ちょっといいですか?』


と、社員が割り込み、

用意していた資料をどっさりと出し、

自分の研究課程の報告を始めました。

ちょっと待った!!






バラマキ完了。


若い頃、キング牧師の言葉の中に、

"Only when it is dark enough can you see the stars"

を見つけ、自分の中が真っ暗闇だった当時は、

『こんな時にこそ本当のことに出会える』

なんて励ましていたと記憶しております。

無論、現在が真っ暗闇なわけではないですが、

ふとこれらの光景にこの言葉が浮かびました。


ベルカテナにおける今年のトピックはやはり、

新規洋服ブランドの取り扱い。

オリジナルブランドaddress_bを立ち上げ、

一から洋服を作る苦労をスタッフとともにし、

その中でスタッフから扱いたいと提案があり、

二人でメーカーに猛アタックして実現。

揃って展示会デビューを果たしました。

これぞまさに我々にとってはfind the stars.

メーカーとの出会いは必然かもしれませんが、

真っ暗闇の中でスタッフと、


我々はどんな洋服をご紹介したいのか?


真剣に協議を重ね、実現する難しさを味わい、

その経験を通じての出会いに価値があった、

と感じておりますし、そのことから

address_bも前進させられる素敵な作家との

出会いも生まれました。

時根と気根が重なったということでしょう。


ちいさな店と小さな工場をなんとか回すという

ちっちゃな二刀流では、それまでのような

”俺が、俺が”では回らないことを痛感し、

抱えることから手放すことへ方向転換。

まず荒れ地を開墾するところから始め、

種をまいてきたつもりで

いつか芽吹き、花が咲くだろうと

水やりをしているつもりでしたが、

どうやら僕が求めていたものは土ではなく空。

一人ひとりが願わくば月ではなく自ら輝く恒星

となり、ご縁という衛星を形成してゆくこと。

道理で上手くいかなかったわけです。(笑)


漆黒の宇宙に星がポツリポツリと輝き始めた

記念すべき年もあとわずか。

今年も駄文を重ねましたが、

お付き合い頂きありがとうございました。


どうぞ良いお年を。


2023年12月27日水曜日

チャリティのご報告。

 ベルカテナのクリスマス’23

チャリティ総額は200,000円ちょうど。

NPO法人ゆめ・風基金に送金しました。

ちいさな店に今年もかくも多くの温かい心を

お預け頂きましたこと、厚く御礼申し上げます。




金額もさることながら、

当選した商品のその後についてのご報告も多く、

大切にしていただいていることが伝わってきて

とても嬉しいです。

概ね今年も皆様にお楽しみいただけたかな?

と一安心しております。


6回目を終えたクリスマスイベントのスタートは

ピンクリボン運動のGALAチャリティに参加し

その経験を無駄にせずなにかに活かそう、という

そんな意味合いでした。

なので決して高尚な意識とかではありません。

https://bellekatena.blogspot.com/2018/05/blog-post_23.html

ただ、ちょっと歳も取りましたので(笑)

少し正直になると

↑の『1万円。』というブログで綴りました通り、

どうやら授かったものなのかも?

とは言えましょう。

そんな自分を肯定してきたわけでもないですが、

そういうものとして受け止める、受け入れる

ようになったのは歳を重ねたつい最近のこと。

色々な意味でこのイベントの開催については

毎年気持ちは揺らぎながらも、

やはり開催してよかったと思えるのは、

イベントにお立ち寄り下さる皆様の

楽しげな表情や、店とお客様が一体となり、

いつもと違う雰囲気に包まれる高揚感、

それに支えられているからだと思います。


本当にありがとうございました。





2023年12月24日日曜日

行ったり来たり。

 冬至を過ぎた朝はさすがに寒く、

工場のトイレは今季初凍結。

早朝荷捌きで冷えたカラダは・・・(You know)

ですし、

トイレ掃除と従業員の作業着洗濯という

(土曜は2回戦)

”上司の仕事”もはかどらずな週末お一人仕事。

給与計算どっさり積まれた改善提案書チェック、

20日の儀式に加え、賞与の査定や今期の総括、

SWC AWARD(従業員表彰式)向け資料作り、

来期計画作成や従業員の来期目標を受理するまで

数度にわたる”赤ペン先生”まで、

意識は今年と来年を行ったり来たりしながら

机の上は付箋だらけな日々。


おかげですっかり”重役出勤”となってしまった

店では、いらしたお客様が3名立て続けに、


『あれ?今日はスミコさんじゃないのね。』


とがっかりされそのまま帰られるという店主。

(苦笑)

”スタッフ中心の店づくり”

たしかにそれを目指してきたので目標としては

実現されつつあるという喜ぶべき事態ですが・・・

親心も複雑デス。

なので?

イブの今日はスタッフデーとしちゃいました。

彼女が賑やかなイブを過ごせるよう、かつ、

プレゼント買い忘れたお客様の駆け込み寺にも、

すぐに使えるプレゼントコーナーを急遽、

昨夜ゴソゴソと設営しました。

ご自身のご褒美にもなりそうなお買い得品も

こっそりしのばせてありますので、

お時間ございましたらスタッフに”メリクリ”

よろしくお願いします。


素敵なクリスマスを!!






2023年12月20日水曜日

ベルカテナのクリスマス'23後記。

 ベルカテナのクリスマス’23


先週末の準備もなんとか滑り込みセーフ。

ギリギリになると湧くアイデアを1つずつ、

付箋にメモし、完了したら線を引く、

しばしば付箋とともにアイデアもどっかへ・・・

クソー!!なんてのも準備中にはいくつか。(笑)


それならそれで別な方法でいいかー、

予定通りとはいかない”二刀流”の日々。

こだわりはイライラの素となりがちなので

おそらく相当いい加減なのだと思いますが、

自分の能力と半世紀付き合った上で、

色々諦めながら、自分を壊さないための

智慧というと大げさですが。


イベント前日の夜中にやっとざっくりした

オペレーションが僕の中で固まり、

当日朝にスタッフと共有、

と考えていたところ、工場の仕事で出遅れ。

ベルカテナ、ついに行列の出来る店となり?

スタッフがパニックになっていたところを

エステ担当の義姉や優秀な秘書様が

スッと手を差し伸べてくれまして、

どうにかこうにか対応出来たようです。

店主の不手際でご迷惑をお掛けしましたが、

年に一度のチャリティイベントですので、

どうか温かい心でお許しを。(笑)


6回目となるこのイベント。

始めた頃はDM配布も100枚程度、

一度きりのお祭りではなく”恒例の”と

呼べるところまでは、と夢見て

どこまで我慢比べが出来るか、

そんなことを考えておりました。


楽しいことがまずなにより優先。

お客様と一緒に良い空気に包まれたいな、

と思っておりましたし、

”この日だけ”、の引き出しを増やしてゆければ

チャリティイベントとしての価値も高まる、

そんなことを考えながら、

毎回少しずつ企画も変え続けてきました。

毎年、遠方から素敵な手紙とともに

寄付を送ってくださるお客様もおります。

お友達同士、ご家族やご夫婦一緒に、

わざわざお友達にご紹介してくださるお客様も

ありがたいことに増えてまいりました。

その結果、2日分と予定していた賞品が

初日に空っぽになり、急遽倉庫に車を走らせ

夜なべで準備という嬉しい誤算?も(苦笑)










僕の痩せ我慢を見守るヴィジェさん、

パールさんも算盤勘定はひとまず置いて、

お客様が喜ぶような作品を送ってくれます。

おそらくこれはなかなかないことでしょう。

今年は新たにaddress_bの洋服を制作する

作家さんも快く加わって、お客様の満足度も

かなりアップした模様です。

あっ、僕自身も今回は作品(笑)提供しました。

これも僕なりのご縁が繋がって出来たもの。

完成度は僕なのでイマイチですが、

素材としてはどこにでもあるものではなく、

この日のためにと考え続けたらこそ、

とは言えると思います。


集客の大半を担って下さったあかねやさんが

残念ながらワネストでのラストクリスマス。

来年から方法も変えてゆく必要がありますが

”つづく”としておきましょう。


ご参加頂いた皆様に心より御礼申し上げます。




2023年12月13日水曜日

ベルカテナのクリスマス’23

 ベルカテナのクリスマス’23

12/16~17に開催致します。

第6回となる今年も1口1000円(全額寄付金)

豪華賞品が当たるチャリティーくじ、

なんとか出来そうです。(笑)



当日来られないお客様や遠い沖縄の友人からも

早速ご寄付を預かりました。

当店でフルハンドメイドジュエリーを紹介している

ジュエリー工房ヴィジェ様が今年も快く非売品の

とっておきジュエリーをご提供くださいました。

年に1度くらい損得は置いといてお互いやせ我慢、

きっと上から誰か見ていてくれる・・・かな?(笑)

ちいさな店の企画に心を寄せて下さり、

本当に嬉しく思います。




tamamusubi_artさんの『星に願いを。』

は開催中。

Licoco’sFlowerさんの『Homing 2』

今回はクリスマス仕様となるのか?わかりませんが

アーティフィシャルフラワーで店内の一角を

華やかにしていただく予定です。

どちらも25日まで展示致します。


残念ながら”ラストクリスマス”となってしまう

Gamouあかね.yaさんでもおなじみの作家さんが

皆様にクリスマスプレゼントをご用意。

チャリティー抽選会が開催されます。


店とお客様が一体となって、

楽しくて心温まる週末にしたいですね。

是非、ワネストへお立ち寄りください。

そして謎の作家?TEDは今年も何か企んでいます。

お楽しみに!(笑)





2023年12月9日土曜日

星に願いを。

 『ベルカテナのクリスマス’23』

12/16~17の先行クリスマス企画、

『星に願いを。』

12/8~25まで開催しております。







ひたすら玉ムスビを繰り返す。

途方もない作業を繰り返して生み出される

@tamamusubi_art さんのアクセサリー。

失礼ながら、この単純作業をひたすら、

ひたすら繰り返すというスタイルから、

真似の出来ない唯一無二と類推しますが、

ご本人はその作業が大好きで、

飽きることなく没頭されるとのこと。

”好き”とはいえ一刺し一刺しの積み重ね。

1つ1つに込められた時間は天文学的数字、

と言ってしまうとさすがに大げさですね。(笑)

偶然、糸の中に蛍光性があるものを発見。

”ある演出”により糸なのに、

まるで星のように煌々と輝きます。


究極の単純作業が織りなす色とりどりの世界。

きっと皆様を輝かせるだろう、

そんな願いも込めて、ご案内しております。


2023年12月8日金曜日

バトンと命日と。

 今年最後のイベント、


『ベルカテナのクリスマス’23』

12/16~17に向け、

ご案内のDMを発送させていただきました。

超豪華プレゼントが当たると評判のイベント。

今年も一口1000円のくじ形式としますが、

全額寄付金というのが特徴です。

皆様の善意に支えられ、

昨年はなんと238,000円!!

NPOゆめ·風基金へお届けいたしました。

今年もご協力よろしくお願いします。

https://bellekatena.blogspot.com/2022/12/blog-post_11.html

毎年この時期、母の命日に合わせ

素敵なお花が届きます。



息子たちですら忘れてしまいがちなのに、

その日を覚えていてくださり、母を偲びつつ、

ご自身の現在と母の生き様を重ね、

明日へのエネルギーに変えてゆこうとしている。


”歳を重ねるごとに

「大塚さん(母)はあの年で(失礼)

あんなに頑張れたんだ...」と、

尊敬と感謝が増すばかりです。”


誰も訪れることのない墓にひっそりと

眠っているような本人ではなさそうですが、(笑)

”存在”を偲び、懐かしみ、未来を生きるちからとなる。

彼女の心には確かに母の存在がある、

母の生きた証として嬉しいかぎりです。


”あの年で始めた”

母には70過ぎて書道の先生となった父の存在があり、

母の仕事とその年で向き合っている自分も

やはり彼女と同じことを感じています。

僕の背中はいつの日かそうなるのか?

願わくばそのバトンも渡したいものですが...。

2023年12月3日日曜日

ジュペルレ後記。

 イベントの余韻に浸る時間もあまり無く、

カレンダーはラスト1枚。

ラストスパートの様相を呈しています。(苦笑)


若い頃からどちらかというと人生の先輩との

お付き合いが多く、親子に近いほどの年齢差で、

先を走る先輩から、少し先を行く先輩まで

素敵だなと心から思える彼らとのご縁を通じ、

その生き様を羅針盤として垣間見ることによって

年齢の重ね方というものを意識していました。

といって、彼らのようなひたむきに努力をする  

には、あまりに言い訳がましく、長続きしない。

当然、その関係性から浮かび上がる

”現在の自分”は

いつもちっぽけで、それでいて

ミスチル”The song of praise”の一節、


♪昔は自分の価値を過信しては

高い空を見上げて過ごした♪


まさにそんな状態でした。


上村さんも”ちっぽけ”にさせるお一人。(笑)

真珠への知識も関心も、僕自身の顧客もゼロ。

そんな僕にベルカテナで作品展を開催したいと、

理解に苦しむお誘いがしかも約1.5ヶ月後という

無謀さをOKとした僕も僕ですが…(苦笑)

主催者(僕)が100%逃げ出したい気持ちで望んだ

第1回上村作品展から約10年が刻まれました。

たしか1∼3回目までは第一章の地、大山で、

それ以降はゼロから出直した第二章ワネストで、

顧客ゼロでもコロナ禍でも1年も途切れずに

続けてまいりました。

初めからこんなに継続するとわかっていれば

今回は第◯回とナンバリング出来たのですが、

逃げ出したい指数が高い状態が続いていたので、

自分の力不足に付き合わせるのが申し訳なく、

毎回がラストかもと思っておりました。

遠路伊勢から大荷物を率いていらっしゃる作家に

今の自分が最低限報いるのは何か?

毎回そんなことを考えながら準備しますが、

中でも商品を片付け、全部上村作品の店内に、

と考えたのは確か2回目からと記憶しています。


雑な自分にとってはかなりハードルの高い所業。

回を重ねる毎に大変さは経験してしまうので、

そこに向かう気持ちがたじろぎ、

自分の心に火を灯すには相当のエネルギーを

要するのが正直なところでした。

むしろそれ以上に、見事な撤収作業を見届け、

空っぽの店で味わう"自分のちっぽけさ"に

向き合う夜は、かなり辛い儀式でした。(苦笑)

それでも1年1年、少しでも改善をと心掛け

ようやく今回は、ただ片付けてTEAM EIJIを

お迎えするに留まらず、

イベントコンセプトに合わせた準備までして、

初めてゆったりとした気持ちでお客様を迎える

ことが出来たのは、今までにない気持ちでした。






会期中も上村氏と秘書の亜紀さん、当店スタッフ

と馴染となったお客様が再会を楽しんでいる

光景をちょっと離れたところから一人、

好々爺の如くニコニコして眺めているという、

"いつかは"と思っていた景色に佇み、

少しだけ続けてきたことへの手応えを、

あらためて支えて下さる皆様への感謝とともに

感じた、今回はまさに

『ジュペルレ』

なイベントとなりました。


ありがとうございました。


2023年11月29日水曜日

ご来場ありがとうございました。

 『ジュ·ペルレ』Eiji Uemuraパリ凱旋展、

無事に終了致しました。

スタッフ全員食事も摂れない、という

イベント主催者としては嬉しい悲鳴。

かつて無いほどあっという間の3日間でした。



作家をお帰り、と出迎えてくださる常連さんや

恐るおそる(笑)、異世界へ足を踏み入れる

緊張の面持ちなご新規さん、

DMで関心を持った、というお客様も多く、

個人的にはとても嬉しいお言葉も頂戴し、

残ったら僕も食べようと多めに注文した

真珠のかたちのご来場プレゼントのクッキーは

全部旅立ち、試食はまたの機会に(笑)。



お一人おひとりに十分な時間を割けず、

至らぬ点も多かったことと思われ、

その点はお詫びしなければなりませんが、

皆様の滞在時間がいつもより長かったので、

上村作品とその世界観を通じて

今までより多くの方々に


パールっておもしろい。


を体感していただけたのではないか?

と思っております。


毎回、ベルカテナの商品は全部仕舞い、

真珠の海にしてご案内させていただきますが、

イベント準備において僕は片付けるまでを担当。

Team Eijiが自在に店を使えるようにして、

あとはほったら…もとい、お任せして、

僕自身も当日の開店前に驚かされる、

というパターンなのですが、

今年はなんと、我が店通常の順路が入ってすぐ


行き止まり


という仰天なディスプレイ(笑)。

エーッ、あの板がココ?

あのミラーがまさかのテーブル??

などなど、自分の想像力なんてショボいもんだ、

と打ちのめされ、笑っちゃうのと同時に


ゼロから考えること


の大切さを毎回教わります。




この"儀式"から、まずは真似をしてみて、

半歩でも、一歩でも前進する。

美しい撤収作業を見届け、空っぽの店から

"現状回復をしないこと"をマイルールとし、

敢えてそのハードルを上げると、

什器をセットする前に

あーでもないこーでもないと考える時間が続き、

思いの外時間が掛かってしまい萎える心を

なんとか繋ぎ止め、あーでもないこーでもないを

繰り返す。

ここまでのサイクルが僕にとっての上村作品展。

とても貴重な時間。


ご来場の皆様に心より御礼申し上げます。

2023年11月23日木曜日

明日から『ジュ・ペルレ』開催です。

 『ジュ·ペルレ』

~Eiji Uemuraパリ凱旋展~

11/24(金)∼26(日)開催に向け準備中です。

一度店内を空っぽにするこのイベントに乗じて

店の雰囲気もビフォーアフターにしてしまおうと

一石何鳥かを欲張ってしまうので、

毎年このイベント前は深夜残業が続きます。

一人で考えながらなので、

時間もあっという間に過ぎてゆき、

今回もギリギリ間に合うのか?

という感じです。(笑)




さあ、やるぞ!!


早めに工場の仕事にケリをつけ、

店に向かおうとすると高速は事故渋滞(泣)。

色々なことを乗り越えなければなりませんが

毎年、伊勢からキャンピングカーを満載にして

遥々来て頂けるだけでも有難いのに

毎回、店に魔法をかけたような

素晴らしい真珠の海にしていただけるのですから

僕も一生懸命準備をする、

やり甲斐のある恒例行事です。


『ボンジュール』

『メルシー』


フランス滞在中はこの2語で通したという

チームEijiのスタッフ姫さん。(笑)

パリの記憶について尋ねると、

現地に立ち、目の当たりにしたからこその

華やかな世界だけではない厳しい現実も

たくさん感じてきたようですが、

景色は”レンガ”とのことでしたので、

今回はヒミツで”プチパリ”を再現しました。

僕も残念ながら現地に伺えなかったので

ご来場のお客様とともに現地の雰囲気を

少しでも楽しませていただきたいな、

という下心。

間に合わせるのは結構大変でしたが・・・。

でも、ここまでの準備が出来たらあとはお任せ、

というのが凄いところでもあり、

やはり長年培ってきた関係性とも言えましょう。





ご来場のプレゼントも多めに用意しました。

そんな店主の下心はさておき、

(かなりイイですよ)

上村氏の作品を通してご紹介したいことは

当初から一貫して僕自身がこの出会いを通じて

感じたことでもあります。


『パールっておもしろい』


皆様にも素敵な出会いとなるよう願いつつ、

ご来場を心よりお待ち申し上げます。


2023年11月18日土曜日

ジュ・ペルレ~真珠の首飾りのような~

 『ベルカテナのDM作成で1年を感じている』

とは広告事務所の制作担当者。

考えてみればまだ1度もお会いしてなく、

2年前までの数年間、女性と思っていたら

なんとまさかの男性でした(笑)。

でも、数年間のメールでのやり取りから

僕の"癖"を理解してもらえたようで、

昨年はフォレストガンプ的な…から

こんな感じに、




今年は、"パリ凱旋""美術館"なんて妄想を

汲んでくれ、凱旋門内に美術館という

空想空間を作り出してくれました。






僕も毎年、"彼"との掛け算のやり取りを楽しみ、

刺激を受けております。


フォレストガンプ的な昨年はニューヨーク、

凱旋門な今年はパリで、個展を開かれた上村氏。

シンガポールのご友人が駆けつけ、

涙で芸術の都での個展開催を祝福されたそう。

出会いを真珠の首飾りのように丁寧に、大切に、

だからこそ導かれた素敵な機会。


ジュ・ペルレ~真珠の首飾りのような~


19世紀フランスの音楽界では1音1音粒ぞろいな

演奏を賞賛する言葉として用いられたようで、

それは楽音だけにに留まらず、

精神的な気高さを持つ人物にも

喩えられたとのこと。


真珠養殖業3代目として仕事を繋ぎ、

そこから独創的な真珠作品の世界観を構築する

上村氏にジュ・ペルレという言葉をなぞらえ、

今年も『パールっておもしろい』

を、ご案内させていただきます。


『ジュ・ペルレ~パリ凱旋展』by Eiji Uemura

11/24(金)~26(日)

11~19時(最終日18時まで)

2023年11月12日日曜日

恒例行事とDMと。

 

DMを発送しました。

ここ数年は10月の恒例儀式でしたが、
半世紀をひとつの区切りとし、
また新たな一歩を、という
ちょっとした心境の変化も含め、
今年は11月とさせていただきました。

僕の中ではこのDMが出来るまでの流れは
まるでハンドドリップでコーヒーを淹れるよう。
毎年すごいスピードで進化する作家の現状を、
写真とともにお知らせいただき、
そこに僕自身の現状や心境も加え、
それら全部をまずフィルターに乗せ、蒸らす。
あれこれと出るアイデアから、
コーヒーのファーストドリップの如く”ポトッ”と
腑に落ちる言葉が現れる瞬間をひたすら待つ。
待つ、実際にはなかなか出てこない自分の頭に
毎回悩まされるのですが...(苦笑)
それでも、当店のイベントコンセプトは
すべて任せて下さる作家の信頼をエネルギーに、
せめてこちらも留まらず前に進もうという
意思表示のためにもマンネリに陥ることなく、
自分はギリギリで間に合わせるという自信?
を拠り所に、色々あがいて待つのも恒例行事。

ひとりで全部をこなしていた頃は
そこからカタチにするのが更に大変でしたが、
今は僕がファーストドリップさえ落とせれば、
イメージ以上に仕上げてくれる広告事務所や、
(いつもギリギリですみません)
丁寧に封筒へ収めてくれるスタッフがいますので

”いかにわかりやすく彼らに放り投げるか?”

を考えればいいという、
とても有難いシステムが構築されております。

当初はもちろん経済的理由からですが、
最初から丸投げせずに自分でやってみたことで
素敵なDMに仕上げるためにはどれだけ
フォントのチョイスや配置、角度、メリハリなど
ディテールが大事なことかがわかりましたし、
素人の限界を思い知らされました。
一方、絵コンテが描けるでもないイメージを
相手にどう伝えるか?という勉強に
おおいに役立っていると思います。

そもそも、こういうことにチャレンジしようと
思い続けられていることは、
やはり素晴らしい出会いがあったからこそ。

上村 栄司 さん。

今年もご紹介させていただきます。
DM届きましたら、

『今年もそんな季節なのね。』

と思って頂けましたら幸いです。
あっ、今年も観音開きとなっておりますが、
そちらはマンネリではなく、
未だマイブーム去らず、といったところです。
DM過去作たち