2017年10月29日日曜日

隔週の楽しみ。

ワネストも雨が強くなってきました。
こんな日には少し心を落ち着かせて、
BGMも自分が口ずさめるようなものを。
お客様に驚かれない程度に(笑)。

『人生には、取り得た道ならいくつもある
でもあり得たかもしれない人生より、
選び取った今日の方が大事だからさ。』


僕ではなくKING KAZUことサッカーの
カズ選手の言葉です。


日経新聞のスポーツ欄で隔週金曜日に
掲載されるカズさんのコラム。
飾らない文体と配慮ある言葉選び、
ちょっとしたいたずら心など、
カズさんのお人柄が表れています。

作家でもない限り、文章にはその人となりが
表れますよね。そのため、僕はこのブログを
アップするときは、あまりの恥ずかしさに
目をつぶり『えいっ』とボタンを押してます。(笑)

あのときワールドカップに出場してれば..
(当然出場すべきだったと断固思いますが)
僕の携帯の待受画面になっている
震災後チャリティーマッチのあのゴールは
なかっただろうし、もしあっても
その意味はおそらく違っていたでしょう。
こんな素敵なコラムもあるいは書けなかった
かもしれませんね。
おかげで2週に一度、色々楽しませて
いただいてます。😁
ここから自分のことを綴ろうと思って
かなり時間を費やしていましたが、
並べるのも失礼なので...

目をつぶって『えいっ』😂

Ted








2017年10月21日土曜日

45の景色。

台風が接近中ですね。
925hpaと超大型でコースも悪く心配です。
お天気の森田さんが以前ラジオで
台風は海をかき混ぜる重要な役目がある、
と仰ってましたが・・・。


こんな台風でも穏やかという阿曽浦へ
チームEijiは颯爽と戻って行かれました。


『Pearlman In WAnest』


ご来場いただきありがとうございました。
上村氏の作品をご紹介させていただく時
いつも思っていることは


『自分が初めて出会った時の驚き、楽しさを
ひとりでも多くのお客様と共有したい。』


子供のよう?(笑)でも本人は大まじめです。(笑)


ですので、お迎えするにあたり毎回通常商品は
すべてしまいこんで、チームにすべて委ね
店内はEiji Uemura一色にしていただきます。


最初は受け入れ準備が本当に大変でした。
残念ながら誰も手伝えない仕事です。
(自業自得)
この機会をいつも僕自身の仕事を良い方向へ
導くための関所と捉え、取り組んできました。お客様の反応から、間違っていなかったという実感はあり、少しずつ前進しているのかな?
とは思っております。


最初のではなく、今でも僕自身が毎回お客様と全く同じ楽しみです。
準備、から撤収までのすべてが美しく、
日々の積み重ねの大切さに気付かされます。


ワネストでも5回目の開催となり、
ご自身の体調が良くない中でも
会いに来て下さるお客様や


『お久しぶりねー』


作家とお客様がハイタッチをされる関係性が
築けていることはこれもまた積み重ねの賜物。
元気なお顔になってゆくのは店主として
とても感慨深いものです。


そもそも、右も左もわからない暗闇の中で
良きジュエリーの師匠が導いてくれたご縁。


撤収後、空っぽの店で、イベントを通じて
更にうず高く積まれた課題を前に迎えた
45歳の誕生日。
もう少し視界も晴れる年齢なのかな?
と期待していたけれど...(笑)




追いかけてゆこうと心から思える人々、
一緒に高めてゆく仲間たち、
支えてくれる家族 etc・・・
なんだかとても有難いです。
イベント翌日、おっさんたちがサプライズで。
領収書もまわってきてません。☺



『あの時の一歩』


踏み出せてよかったし、これからもその一歩は
大切にしてゆきたいと確かめられる、
心に染みる言葉も頂きました。


『あの時の2時間』


そんなこともいつかの笑い話しに。


Have a wonderful weekend!!
Ted





2017年10月14日土曜日

Pearlman In WAnest

基本的にはすべて片付けるという
イベント前の儀式もほぼ完了。
本日のプレイベントから火曜日まで
ひととき真珠の海から宇宙へと
皆様を誘います。


『モノクロ写真はごまかしがきかない』


写真家の遠山孝之さんの言葉がよぎりました。


上村さんと彼を支えるスタッフの信頼関係
見ている方向性が見事に凝縮された嘘も飾りもない
この1枚、圧倒されました。


ちょうど写真が届いた頃に考えていたDMを変更、
タイトルもちょうどその時You Tubeで流れた
大好きなスティングの名曲


『Englishman In New York』


の一節
”Be yourself no matter what they say"
(まわりがどう言おうと自分らしく、かな?)
 
栄司さんにピタッと重なったのですみませんが
ちょっとお借りしました。(内緒)
12月にニューヨークで2度目の個展もありますし...。


ひとつのことをまっすぐ、深く追求すると
広い世界に通ずる。
店を上村ワールドにするたびに
毎回学ばせて頂いていることです。


『ものづくり』


作品や商品は携わる人間そのものと
最近つくづく感じています。


皆様に心を込めてご紹介致します。
是非、お立ち寄りください!!


安味 哲志


『Pearlman In WAnest』


10/15(日)~17(火)
11時~19時


プレイベント
『パールっておもしろい』
10/14(土)
14時~
お手持ちの真珠をお持ち下さい。
日頃の使い方や真珠に対する疑問、質問
などを上村氏の引き出しをどんどん
開けてみて下さい!!


at ベルカテナ
埼玉県越谷市蒲生茜町23-2 WAnest D4
048-940-8969


東武スカイツリーライン『蒲生』駅より徒歩5分
http://wanest.jp/

2017年10月12日木曜日

ものづくり魂。

先日蒲生でものづくりをされていたお客様と
しばし仕事談義。
お客様とは以前、ワネストへ来たばかりの頃に
当時ご紹介していたオーダーシューズを活かし
何か地元の産業を店で発信出来ないか?
と考え興味のある産業が偶然お近くとわかり、
突然伺わせていただいてからのご縁。

独特の技法で日本最後の作り手だったという
御商売は10年以上前に断念されていたので
製品化には至らなかったのですが・・・。
伺うと越谷は昔から縁の下ものづくりの町で、
染物や、今でも町に冠のつく有名な
千住ねぎ、草加せんべい、岩槻人形などは
売り手の町で『作り手』は越谷”だった”よう。
あの千疋屋さんも越谷に地名が残っています。
町の様子を見ると状況も変化しているとは
思いますが、越谷愛が更に増しました(笑)。


ワネストもその昔、先代がランドセルなどの
革のなめし工場をされていた跡地にあります。
オーナーも子供時代にピット漕で遊んでいた
そうで、ものづくりが体に染み込み知識や
造詣もまことに深い。


僕自身、プラスチック原料再生という、
消費者の目には直接触れない、いわば
『縁の下の製造業』を営んでいるので、
悲喜こもごも、とてもよくわかりました。




おそらくここ30年位の間にあらゆる分野で
それまで受け継がれてきた技術の断絶があり
再現不可な技術も多いのではないでしょうか?
そしてその流れはさらに加速するでしょう。


例えば作家の手掛けるジュエリー。
リング1つ作るにも石の研磨師、留師、
リングに表情をつける彫師などの協力があり
はじめてかたちになるもので、技術習得に
時間を要すこれら職人の分母が増えることは
おそらくないでしょう。
先述のお客様はご子息が継承しておりましたが
現在は同業他社で精励されているとのこと。

端的に言えば『食べていけない』のですね。
我々世代で失くしてしまった技や職人の心は
あまりに多く、もったいないことですが
残念ながら嘆いていても元には戻りません。


すっかり暮れていました。




でも、まだまだ作る意欲は衰えていません。
仕事の話しになると目にちからが漲り、
お嬢様からの電話もあしらって数時間
しゃべり続けておりました。

ものづくり魂、
もっと、勉強させていただきます。


Ted
























2017年10月8日日曜日

パンオショコラ

おはようございます。
本日は第2日曜日の定休日となります。

朝から次女を試験会場へ送り、せっかくなので
朝食は池袋へ。
美味しそうなパンとカフェオレを持って優雅に
公園のベンチで、と池袋ウエストゲートパーク
(全然優雅じゃないか)へ来てみると
びっしりとテントで埋め尽くされてました😌
https://www.yosakoitokyo.gr.jp/
ふくろ祭り、だそうです。
よさこいもあり、朝からお揃いの衣装の
やや緊張した面々が集結しています。
結構年齢もバラバラなんですね。
この日のために練習して、緊張の本番、終わってからの打ち上げ、まさに高校の体育祭ノリで
朝まで飲んじゃうのかな?
(若干例えがおかしい?)
こういうのも楽しいでしょうね。

さて、美味しそうなパン屋に立ち寄り見つけた

パンオショコラ

これがあるとどこでもほぼ100%
ついつい買ってしまいます。(笑)

子供の頃、団地の下にあったヤマザキが
『サンエトワール』になり、焼きたてパンを
提供するようになりました。
当時としてはケースもオシャレでそれはそれは
夢のようでした(笑)。
そこに、山パン時代にはなかった焼きたて
パンオショコラが登場!!

大袈裟でなくほぼ毎日食べていましたね。
あれから30年(笑)、あるとつい買ってしまう
マイ2大チョコパンはパンオショコラと

"リトルマーメイドのチョコリング"

先日、リトルマーメイドで働く若い女性の
お客様にチョコリング愛を熱く語ったところ

『あー、うちの店置いてないやー』

と悲しい一言。(店舗によるそうです)

まぁ、現代のハイクオリティなパンの中では
ちょっと厳しいのかもしれませんね。
今朝食べたパンオショコラも昔のそれより
はるかに絶品でした。

いつも以上にどうでもいい話しで
すみませんでした。
これから少しお客様気分を味わいに行きます。
お迎えに遅れないようにしないと...

Good day !!
Ted


















2017年10月6日金曜日

ルーツ。

早朝荷捌きでキーボードを打つ手が冷たい。
そんな季節になってきました。




昨夜はここ一週間連絡をしようかな・・・
と思っていた方と偶然繋がり、気持ちよく
ZIGGYを聴きながら次女のお迎えに。


先日のテスト結果らしき封筒を抱え
カツオくんのようにモジモジしていたので
結果が悪かったのかと思っていたら
前回よりは少し良くなっていたようです。
(前回がわからないのですが・・・)


そこから娘達と話しをしているうちに
遺伝談義となり、試験結果にやや不満で


『あーあ、パパのちゅーとはんぱな血が
流れているからな・・・』と嘆く次女に
長女も、


『そうだよ、だからそんなお腹に・・・』
と乗っかる始末(笑)。




我が家では
優性遺伝=ママ
劣性遺伝=パパ 
という方程式が出来上がっています。(苦笑)
(おじいちゃんも優性遺伝族)




そういう話しになると劣勢なパパは
『こんな人生だから君たちと出会えたんだよ』
という”必殺技”を繰り出し応酬。


『それ言われると元も子もないじゃん。』
と切り返した長女に成長を感じました。
(表情はややチョッパーの褒められ状態)




誕生日が今日の親父が思い出させたのか
娘達に”劣性遺伝のルーツ”親父の話しを少々(笑)。


以前、親父いきつけの飲み屋やスナックで
女将さんやママさんに
『来ると息子の自慢話ばっかり』と言われて
恥ずかしくもあり、嬉しくもあり・・・。
悪口でくだを巻いているよりいいですけどね。
そのあたりは優性遺伝にしてゆきましょう。(笑)




『あなたは何事も中途半端。』
親父もよく母親に言われてました。




そんな自分と対極、一心不乱にひとつを磨き、技術を高め、自由で独創的な作品を生み出し、前向きな人生を歩まれている御仁を
ご案内させていただくイベントを開催します。

今回でおかげさまでワネストにて5回目、
どうぞお楽しみに❗

少しずつ僕なりの言葉でご紹介してゆきたいと
考えております。


若く余裕のなかった両親と工場をファウンダーとして支えてくれた叔父が、
今回のあわただしいDMの準備を
手伝ってくれました。




『親父の若い頃そっくりやん。』




と思われていることでしょう。
本当にありがとうございます。




Ted

2017年10月2日月曜日

余韻。

10月。青空とひんやり澄み渡る空気。
気持ちのよい日曜日のスタートでした。
ちょっといつも直進のジャンクションを曲がりたくなる



管楽器の音色が心地よく響いた秋夜の
ワネスト中庭。
秋の恒例となりましたジャズライブ。

今回は当店のお客様もグループで楽しまれ、
ご挨拶にお立ち寄りいただく方もちらほら、 
見知らぬ土地から少しずつご縁をいただき
積み重ねることの意味を確かめながら
宴のあとの静かな余韻に浸っておりました。


全く自分の感覚的なものですが
『余韻』
という言葉、どこか頭の片隅に置いています。
基本的にかなり舞い上がってしまいがちなので
いい仕事をしている作家などの話しになると
ついついアツくなってしまいます。(笑)
後から反省することもしばしば・・・(苦笑)


映画『This is it』で
マイケルジャクソンが何度かプロデューサーに『余韻を楽しんでもらう』演出を
お願いする場面がありましたが、次元は違えど
『余韻』をお楽しみいただけるような
時間をご提供出来れば、と考えております。
『余韻』=『奥行き』
と言ってもいいかもしれません。
ワネストにはその雰囲気が備わっている
と思いますので、自分次第なのでしょうね。


余韻を楽しむ前に今年も終わりそうな早さですが・・・
一つひとつ、丁寧に、と自らに言い聞かせ。


Ted