2023年11月12日日曜日

恒例行事とDMと。

 

DMを発送しました。

ここ数年は10月の恒例儀式でしたが、
半世紀をひとつの区切りとし、
また新たな一歩を、という
ちょっとした心境の変化も含め、
今年は11月とさせていただきました。

僕の中ではこのDMが出来るまでの流れは
まるでハンドドリップでコーヒーを淹れるよう。
毎年すごいスピードで進化する作家の現状を、
写真とともにお知らせいただき、
そこに僕自身の現状や心境も加え、
それら全部をまずフィルターに乗せ、蒸らす。
あれこれと出るアイデアから、
コーヒーのファーストドリップの如く”ポトッ”と
腑に落ちる言葉が現れる瞬間をひたすら待つ。
待つ、実際にはなかなか出てこない自分の頭に
毎回悩まされるのですが...(苦笑)
それでも、当店のイベントコンセプトは
すべて任せて下さる作家の信頼をエネルギーに、
せめてこちらも留まらず前に進もうという
意思表示のためにもマンネリに陥ることなく、
自分はギリギリで間に合わせるという自信?
を拠り所に、色々あがいて待つのも恒例行事。

ひとりで全部をこなしていた頃は
そこからカタチにするのが更に大変でしたが、
今は僕がファーストドリップさえ落とせれば、
イメージ以上に仕上げてくれる広告事務所や、
(いつもギリギリですみません)
丁寧に封筒へ収めてくれるスタッフがいますので

”いかにわかりやすく彼らに放り投げるか?”

を考えればいいという、
とても有難いシステムが構築されております。

当初はもちろん経済的理由からですが、
最初から丸投げせずに自分でやってみたことで
素敵なDMに仕上げるためにはどれだけ
フォントのチョイスや配置、角度、メリハリなど
ディテールが大事なことかがわかりましたし、
素人の限界を思い知らされました。
一方、絵コンテが描けるでもないイメージを
相手にどう伝えるか?という勉強に
おおいに役立っていると思います。

そもそも、こういうことにチャレンジしようと
思い続けられていることは、
やはり素晴らしい出会いがあったからこそ。

上村 栄司 さん。

今年もご紹介させていただきます。
DM届きましたら、

『今年もそんな季節なのね。』

と思って頂けましたら幸いです。
あっ、今年も観音開きとなっておりますが、
そちらはマンネリではなく、
未だマイブーム去らず、といったところです。
DM過去作たち










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