2020年4月12日日曜日

DEAR

どうすべきか?

客観的には自明なのかもしれないが
I Weの一人称で考えると依るべき確固たる
根拠が見いだせずどうしても色々入り混じり、
なかなかすっきりとしないものです。

車で聴く音楽の歌詞がいつもより心に響いたり
本を手に取ったり、言葉を探すようになるのが
自分のわかりやすい心理バロメーターです。

ちょうど震災の前後になりますか、
浅間山の麓に住む言葉の達人のもとへ
ある時はトラックに木材を満載にして、
ある時は商品を一杯にして、
毎週のように通いながら美味しいコーヒーと
言葉の選び方を学ばせていただきました。

この拙いブログでさえもそうですが(苦笑)
最初の一言をどうするか?
家内が『まだ書いてないの?』と
呆れるほどPCの前でフリーズしていたりするほど
文章の書き出しはとても難しいものです。
(その割には・・・ですよね)
ビジネスレターの書き出しは定型文でと
割り切ってしまうことも多いですが
大切な方への手紙となると、
最初の一言に込める距離感といいますか
その一言が決まらず断念したこと数知れず。


浅間山の麓、言葉の先輩のもとを巣立った
長年気持ち良く仕事をさせていただいた方より
素敵な絵が届きました。

”DEAR BELLEKATENA”

添えられていたカードも名刺サイズ。

優しい絵にはさりげなくワネストの亀甲竹。

あえて選んでくれたであろう”DEAR”に
むしろ心の優しさが溢れ出ているようです。

こういう状況でも他者を思いやる皆さんと
ご縁をいただいていること、
本当に嬉しく思います。

進学や進級のタイミングで毎年ではありませんが
”木工人ゆう”さんにそれぞれ小学入学に合わせ
作っていただいた嫁入り道具、娘たちの学習机に
そっと手紙を置いたりしております。
母がそうしてくれたことの真似事に過ぎませんが
母のように手書きにすると後生の恥となりますので
残念ながらポチポチしてからプリントアウト。
今までは長女へは少し背伸びした、
次女へは平仮名主体の平易な文体と別々でしたが
今回は横着して同じ文章としました。

こういう時だからこそちょっと伝えておきたいこと
こういう時なので書き残すのにちょっと嫌な予感が
よぎったりしましたが・・・。
この手紙、読んだかどうかも一切話さないのが
娘たちとの暗黙のルールとなっておりまして
感想はあちらへ行ってからのお楽しみ。
子供たちも同じ不安の中で過ごしていながら
リビングの机には基礎英語のテキストが2冊。
聞けばそれぞれ3月から続けているとのこと。
課題ではないようなので学校からの推奨か
あるいは尊敬するおじいちゃんのアドバイスか。

3日坊主の遺伝がなくて良かったです。(笑)

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