2018年12月8日土曜日

K001

粉まみれになる我が工場のシャワーは
屋外にあります。例年ですとこの時期は
浴びるのが辛いばかりか、最後にきちんと
水抜きをして水道の元栓を閉めないと
凍結してしまうので注意が必要なのですが
この冬は今のところ全く心配なし。
例年にない温かさですね。
もっとも個人的なバタバタぶりは例年通りな
師走です。
(苦笑)


『ベルカテナ』
という店名について、時々質問を受けます。
先代の母による造語なのですが、



ベル=belle 美しい
カテナ=katena 鎖、繋げる


美しいものを通じ響き合い、繋がってゆく、
そんな思いを込めていたようです。
とりわけ『女性が』と強調しておりました。


あえて化学用語katenaを使っていることに
もう1つの深く、熱い思いが込められている
気がします。


似た者同士として。(笑)


大抵のことは慣れてしまうものですが
正直なところベルカテナというかなり女性的な
社名を名乗るのは、元来体育会系な自分には
しばらく恥ずかしかったです。

(学生時代の友人には今でも言いにくい。)


でも、気付けば名前に導かれるように
様々なことを繋げてゆく、
そんなことばかり考えてきたように思います。
簡単に良い結果をもたらす能力もないの、
ひたすら小さな灯りが消えぬよう、
消さぬよう...
何度か消えかかりました。(笑)


そんな時に”芯”を見つめることを学びました。
大切なもの、大切な人、
少しずつ削ぎ落され、以前よりはシンプルに、
正直に、向き合えるようになったと思います。



谷間に立ち込める深い霧。
青く澄み渡る大空が広がっていることも、
霧の下からは見ることが出来ない。


同じこともどちらから見るか?
で全く見え方は変わるものだと、
子供の頃から乗り物はいつも窓側な僕が
雲下に広がる美しい景色を眺めつつ、
少し大人な?哲学的思考に浸ってみたり...。


大山時代のスタッフさんから荷物が届く。
そんな些細なことから、数年間考え続けてきたことの道が突然、すうっと繋がりました。

しかも母の命日に起きるなんて不思議です。
親思う、心にまさる親心、というところかな?
(笑)


『K001』


小さな頭で結構真剣に考え続けてきたのに、
気付いたことは拍子抜けな程にシンプル。
でも、シンプルゆえに広がりを持てそうな
感覚あり。
(上手くゆくかはわかりませんが)
なにより、取り繕う借り物の言葉探しではなく
すっと腑に落ちる感覚こそ、
ずっと探してきたものなので
なんだかとてもワクワクしてきました。
ってなんだかわかりませんよね?
まだその程度に収めておきましょう(笑)。


何が起きるかわかりませんし、
準備も大切ですもんね。(HAHAHA)


母が最後に遺した詩、


私が行ってしまい
きみがここに残ったら
知ってほしい
見えない薄いヴェールの向こうで
ちがう法にしたがって
私が生き続けているということを


きみには見えない
だから信じるんだ
私は待っている
たがいに気づき
ともにふたたび天駆けるときを
それまで君には君の人生を
思い切り生きてほしい
私が必要になったら
心の中で私の名前を
ささやくだけでよい


私はそこにいる


~コリーン・ヒッチコック~


いつも周囲を明るく照らす
wanpaku Kさんへ
心を込めて。


Have a wonderful weekend!!
Ted





















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