2018年12月12日水曜日

24K

最近、家で娘達に話しかけると
『今の話し方××おじちゃんにそっくり~』
TVを見て笑っていると
『うわー、今のマジ××おじちゃん』
などとよくイジられます。
(自分でもそう思いますが)


お客様とよく盛り上がる話題のひとつが
年を重ねると親兄弟に似てくること。
我が家のイノシシさんも義母に、
娘達も僕のあしらい方がどんどんママ似に(泣)


『パパのそういうところがチョーウザい』
とちょくちょく言われることに閉口しつつも、
(もしかして反抗期かな?)
自分も親父に同じようなことよく言ってたな、
と、親父と同じくバツ悪く佇んでいます。(笑)


生い立ちはなかなかに切っても切れないもの、

そこから新しい循環を生み出そうと歩んでいる
作家さんの商品をウインドウでディスプレイし
ご紹介中です。


24Kirico


9月のギフトショー最終日午後に急遽駆け込み
早足で会場をまわり、取引先との挨拶も済ませ
出口に向かう最後の最後で目に飛び込んできた
美しいデザインのバッグ。
機能性を追求していない(大変失礼ですが)、
”売りにいっていない”感じに射抜かれました。
(こういうものに弱い?店主)


『エゾシカ革のバッグです』


撤収作業の中で伺った聞き慣れない言葉。


『1週間以内に夢で見たら、いらして下さい』
などとお客様には冗談のようにお話ししますが
仕入れにおいては”夢に出るか”が基準ではないにしろ”余韻”は大切にしています。
意外と慎重に(少ない予算の関係もあり)
吟味を重ねているつもりですが
最終的には第一印象が消えないもの、
というような感覚を頼りに決めてゆきます。
その意味ではまさに頭から離れませんでした。(笑)


お父様が猟をして、小さい頃、親しんだという
エゾシカをテーマに定め、
野生の皮をなめす革づくりから始めたそうで、
形にするまでの道も大変でしたでしょうし、
だからこその楽しさや、過程で学ぶことも
多かったことでしょう。


僕が射抜かれたバッグについては


『エゾシカ革でこんなことも出来るぞ、
と表現することだけ考えて、売ることも考えずデザインに集中しました。』
と仰り、思わず笑ってしまいました。
楽しい出会いから自分の世界も広がってゆく、
ショップオーナーの醍醐味です。


イベント直前に発注をして間に合わせたい、
という我が儘にお応えいただいたばかりか
急な発送にもかかわらずお客様へどうぞ、と
ロゴ入りセーム革を同梱して下さいました。
こういうちょっとしたお気遣いの心は
間違いなく作品の細部に宿り、1つひとつが
お客様にとって愛着溢れるアイテムとなることと確信しております。


柔らかく温もりのある革に触れてみて下さい。



Ted











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