2018年10月27日土曜日

やさしい靴。

少し入りにくい店、という噂もありますので(笑)
強風、あまりの暑さや寒さなど、
よほどの気候でない限りドアは開けています。
最近、恵菓さんからリズム感ある木の作業音が
響くのが何とも心地よいワネスト中庭。


初めて訪れるお客様が店の前で立ち止まり


『この店は靴屋さん??』


とヒソヒソ話されているのをよく耳にします。
大家さんがクリニックをイメージされた間取りなので、スリッパに履き替えるための靴棚が
入り口にあります。
(つい靴を脱いで入店されるお客様も・・・
 靴のままでどうぞ。)


棚に並ぶカラフルなラインナップのシューズは佐賀のハンドメイド工房ティックワールドさんの製品です。


以前、僕が店を運営してきた中で
一番難しい問題に直面した時、
良い解決策が見いだせず困り果て、
まさに藁をもすがる思いで佐賀の工場へ伺い、ご相談させていただいたのが現女性社長。
直接の取引とは関係ない厄介な相談に
真剣に向き合い、思いもよらぬ素敵な答えを
導き出していただいたことは
結果としてとても貴重な財産となりました。


そんな社長を筆頭に
自由な発想で職人男性陣を翻弄する?
企画担当も女性。
例えばこちらの当店カリスマ女性スタッフ(笑)も愛用のシューズは
スタッフが履いているのを見て珍しく?
当店でも購入希望のお客様が続出しました。
『外に縫い目が見えない方がかっこいいから
中で縫い合わせてほしい。』
とリクエストしたそうです。
たしかにだからかっこいいんですけど
職人視点だとたぶん手間がわかるだけに
きっと形にならなかったでしょう。


そんな女性たちを技で支える職人たちの靴は


『やさしい靴』


かなり長いこと、どうお客様にお伝えするか?
考え続けていた中、ポロっと出た言葉に
接客そっちのけでひとり頷いていましたが
キャッチコピーとしてはあまりに平凡です。
(僕の語彙力に起因します)

が、やはり一番ぴたりとします。 
自分本位でなくお客様が履くのを楽しめる
ことを貫いている、そんな風に感じます。

沢山ラインアップから厳選して、素敵な出会い
となるようこれは、と思うものを
常時100足以上用意しております。

一緒にお気に入りを探しましょう。

Ted















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