2018年1月20日土曜日

距離感。

『今年は1900年と同じカレンダーだよ。』


叔父が教えてくれました。
僕の祖父、叔父の父、勇は1900年生まれ。
19世紀末となりますね。
(内緒ですが20世紀と思っていました。)
本人も100歳、2000年を元気で迎えると
意識してましたが、残念ながら僅かに届かず。


現代のおじいちゃん、おばあちゃんとは違い
厳格な距離感を感じていたので、両親の実家へ
遊びに行く、という感覚は全く無くて
とにかく緊張し続けていた記憶があります。
田舎へ帰るとよく蕁麻疹が出たのは、
もしかしてストレスかも...?


でも、大人と子供の絶対的な距離感て
子育てにおいてもやはり必要だと思います。
(親子というな関係では色々あると思いますが)
散歩の時間、マッサージ機にあたる時間から
養命酒を飲む服用する時間まで、
すべて晩年まで自分を律していた厳しさ、
覚悟の違いが、きっとその距離感
に表れているのでしょう。


1日の祝日もない1900年のカレンダー。


これだけでも当時の働き方、生き方、
家族のあり方などの現代との違いも
想像が出来るような気がします。
何の保証もなく、自ら考え、動き、切り拓く
そんな瑞々しさも感じられますが・・・。

1900年といえばちょうど御木本さんら
日本人が真珠養殖技術の開発に奔走中の頃。
数々の困難を乗り越えて真円真珠の核を
アメリカのミシシッピ川に生息する2枚貝の
貝殻を研磨して使用することに辿りついた
ということにおそらくあらゆることを
試したであろう覚悟と
ある種の瑞々しさを感じます。
このおかげで誰もが真珠を身につけることが
出来るようになった歴史的快挙ですよね。


最晩年、祖父母と入院先の部屋に簡易ベッドを借りて大晦日の夜を一緒に過ごしました。
月明かりの中で若い頃の浮気話を祖母から
持ち出され、ただ天井を眺めていた祖父。
その時、僕が少し大人になったような、
距離感が縮まった感覚をよく覚えています。
(笑)

叔父が生まれた1945年も偶然、
今年と同じカレンダー。
話しの中にさりげなくダジャレを挿し込む
技術は追随を許さずもはや芸術の域。
この壁は生涯越えられません。(笑)
73歳を迎えられました。
おめでとうございます!!
まさか現場で祝福される日が来るとは想像もしていなかったかと(笑)


Have a wonderful weekend!!
Ted



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