2015年6月10日水曜日

ここは『The sound of silence』

いざ、南伊勢町阿曽浦へ!!

少し変わった製造業も営んでおり、
取引商社の営業マンに上手く伝わらず
歯痒い思いも多くしてきた。

だからこそ、手作り作品を扱う店として
単なる『物売り』になりたくないし、
少しでも作り手の『こころ』をお届けして
ゆきたいと考えている。
少し生意気かもしれないが、自分なりに
『心あるひと、作品』を求め歩いているし、
幸いにして、学ぶことの多い出会いが
続いている。

初めての伊勢路。
高速を降り、ナビを頼りに海岸へと向かう。
海岸線を走る国道から阿曽浦に通ずると
ナビが示すのは民家の敷地へ入るような道。
不安ながらも指示に従う。
時々舗装されている部分はあるものの
対向車とすれ違うことが出来ず、しかも片側は崖、
おまけにそこは『サルの王国』。
明らかにこちらがお邪魔をしている。
冷や汗をかきながら下ること時間にしたら
20分位なのか、かなり長く感じたがようやく海へと出た。

防波堤の前に車を停め、外へ出た。

『サウンド オブ サイレンス』
無音に体が包まれた感覚。


下りてきた山には鳶が舞い、遠くに見える外洋の波は荒いが
真珠養殖の筏があちこちに浮いている内海はとても穏やか。
地元の方に伺うと、筏は現在使われていないものが多いという。
綺麗に見える海も以前より水質も悪くなり、養殖業も
衰退を続けているらしい。
ここ20年ほどで今まで脈々と受け継がれてきたものが次の世代へと
繋がらなくなってしまうことの多さにここでも直面し
しばし遠くの筏を見つめる。

失礼ながら、この浦から香港、ドバイ、ベイルートなど、
世界を駆け巡っている上村氏の姿がどうしてもかさならず、
でも、このルーツは他のジュエラーとの違いであろう・・・
なんとなく理解をしつつ阿曽浦を後にした。

地元の方に『あの道で来たのかい?』とニヤニヤされながら
綺麗に整備された立派な道を教えてもらい、帰路は快適でした。
日本の道路網はすごい!!(笑)

Good day!!

Ted




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