2015年6月3日水曜日

状況が存在を規定する。

京都、紫野。
地名の響きも雅な彼の地。
市営地下鉄から『金閣寺』行きのバスに乗り
『一休さん』で有名な大徳寺の近所でバスを降りる。

年数回の週末、東京駅の夜行バス『ドリーム号』に乗り
早朝に京都、授業を受けて夜の新幹線に乗り帰京という
パターンを長いこと続けておりました。

社会福祉の勉強と、自分の国をもっと知りたいと思い
仕事をしながら通える大学を、と選んだ京都の小さな大学。
『そうだ、京都いこう』のコピーにもかなり惹かれましたね。

全国から同じように仕事の合間に集まる学生達。
年齢も状況も様々ですが、教室の席は前から埋まってゆく
姿勢は真剣そのもの。講師も学生の熱意に応え
すばらしい授業も多く、一期一会の学生との交流も楽しかったので
京都通い(なんかいい響きですね!!)は有意義な時間でした。
その間に自分の名字が変わる”お相手”も見つけましたし・・・(笑)

一方、自宅でこつこつ進めなければならないレポート提出は
一向に捗らず、『仕事が忙しい』などと言い訳ばかりした結果
卒業時には長女が歩き始めておりました(苦笑)

ここまで、長~くブログを綴れなかった言い訳をしております・・・。

月末=ちいさな会社は越えるべきことが沢山あります。
そこに人との関わりで優先事項がいくつか入り・・・と、また言い訳。

でも、毎日ブログの時間を確保しようと、今まで苦手でした早起きをして
朝5時~6時には仕事を始められるようになりました!!
いい加減、長続きしない、という僕にとってはかなりの進歩で
『ブログ見てますよ』というメッセージが原動力になり
自分のイメージしていた働き方に少し近づけたことは大変有難いです。
但し、先月までは能力がないため、ほぼ自宅に帰らず続けていたため
その辺の『しわ寄せ』も出てきており・・・(You know what?)
長女の早朝通学に伴い我が家も早起き生活になっておりますので
今月からはそちらの改善もテーマに取り組んでみましょう!!

『状況が存在を規定する』
誰かのお言葉と記憶しておりますが
まさにそうですね。

自分のことで駄文を重ねて恐縮ですが『存在』についてもう少し。
大学の講義で先天性サリドマイドの先生が仰ったのが

『福祉とは存在なり』

入院していた祖父母を毎日見舞うことを日課に8カ月間、
片道5kmの道のりを、まさに雨の日も風の日も
自転車かジョギングで病院に通っていた香川、丸亀での日々。
当時、「なにもすることができない自分がどうする?」
唯一出来ることは

『毎日顔を見せること』

それがベストだったかはわかりませんが、
その時の気持ちをはっきりと言葉にしていただいたようで
体に電流が走った感覚で、授業中に涙を止められませんでした。

今も大切にしている言葉。
ちいさな店でも、
『どういう存在であるか』は意識しております。
お客様、関係者、取引先、WAnest・・・

無論、出来ることはほんの少し。
でも、ちいさな店との出会いがちょっと嬉しい、
そんなふうに思っていただけるようであれば
なによりです。



Good day!!

Ted



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