2022年5月22日日曜日

道づくり。

 『お店のこだわりやコンセプトは?』

聞かれるときっといつもモゴモゴ言っています。

例えば『北欧雑貨の店』とすれば、

お客様にもわかりやすく、その色に染めてゆくことで

はっきりとした何かが浮かび上がるのでしょう。

その道は眩いのですが、

『あなたにとってよいものを』

と掲げていた先代の薫陶?、

というよりは遺伝なのかも?

はっきりした色を自分に着けてしまうと、

それ以外に頑なになり、押し付けてしまいそう。

そんな自分の性格を警戒していることもあり、

展示会などではむしろ自分の拘りを捨て、

なるべく真っ白な目と心で、

その時に感じることを優先、

と、言い聞かせております。

なのでバラバラ、ノンジャンルと言えなくもない

ベルカテナ。

『多様性』とポジティブに受け止めて下さるお客様に

支えられているのだと思います。

僕の方は”初々しさが大切”などと、

茨木のり子さんの詩『汲む』の一節を

拠り所にしてみたり・・・

(笑)

ドリフのような偉大なるマンネリに落とし込めると、

ビジネスとしてはどっしりするのですが、

そもそも大ロットの取引を除外するちいさな店。

自ずと”ものづくりは人なり”濃度の高い方向性へ。

その出会いがなによりのモチベーション、

やりがいであると思いますが、

実はその時その時の自身を映す鏡のようなものだと、

つくづく感じます。

その意味で先日、長いお付き合いのお客様より、

『イベントの出展者も気持ちの良い人ばかり』

と頂いたお言葉は、なにより嬉しいものでした。


取引先とお客様を気持ちよく橋渡しする道づくり。

コンセプトと言えるか?わかりませんが、

ずっと意識していることではあります。



そんな繋がりを通じて、

大切な人にさっと素敵なお花を届けられる、

ちょっとオトナなオトコの体裁は整ったかな?

気持ちの良い夫婦道の構築という人生の大事業。

こちらは21年を経た現在も

出口の見えない難工事を続けている模様。

(苦笑)



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