インスタでフォローしているセレクトショップが
既にクリスマスに様変わりしていたのを見て
今年は早めにと、シンボル商品を用意したところ
まさかの不具合があり返品。(泣)
かわいいこの子が代役を務めます。
小石の波紋にも揺られる葉っぱの小舟のような会社で
お金のことを心配するようになって四半世紀、
未曾有の事態という大波もいくつかありました。
昨年からのパンデミックも、振り返るにはまだまだ
状況が見通せませんが、葉っぱの小舟にとっては
かつての波とは違う性質で第二波、第三波と
打ち寄せてきています。
工場は塩化ビニルという基礎原料を扱う製造業。
昨年の2Q(4~6月)、基礎原料の世界は経験のない
”世界同時一斉急ブレーキ”となり、
受給バランスが崩壊。(需要<供給)
価格もみるみる下落しました。
その頃を底値とし、観光業や飲食業などとは違い、
幸いなことに急激に世界的な需要回復基調となり、
コロナ前より活況を呈すほどになってゆきましたが、
今度は全世界がコロナ禍、という現実が、
人やモノの流れを妨げ、更にアメリカがハリケーンに
見舞われるという自然災害も加わり、(需要>供給)
となり、価格が急上昇に転じました。
石油由来であるプラスチックは原料としての、
また、生産用エネルギー源としての原油はもちろん、
LNG、石炭なども併用しております。
昨年の”底値”と比較すると、現在、
原油価格は4倍、
石炭価格も4倍
LNG価格も1.5倍(EUではなんと8倍)
という、かつてない急激な値動きと、
需給バランスのタイトさに釣られ、プラ原料価格も
今年1年上昇を続け、11月からは聞いたことのない
値上げ幅が提示されています。
末端の工場でも灯油や軽油が年初と比べ30円以上、
そのうち10月だけで値上げ幅10円、
急激な上昇カーブを描き始めております。
ウイルスも瞬く間に世界へ拡散されたように、
経済も世界潮流にあっという間に吞み込まれる時代、
日本だけデフレ価格というのはもはや限界。
今後生活必需品の価格も急上昇すると思われます。
当店のジュエリーで使うゴールドは18金。
純金(24金)に対し18金は
金(75%)+銀&銅(25%)の合金で、
銀&銅の配合比率は各社微妙に異なるそうです。
純金だとやわらかすぎるという加工上の理由からも
合金が使われているのですが、4半世紀で比較すると
金は6倍、変動が少ないとされる銀や銅も数倍、
金、銀はグラムが取引単位なので、
値上がり感ハンパない、といったところ。
こちらはコロナ禍も需給バランスも関係なく、
ひたすら上昇を続けております。(泣)
葉っぱの小舟の窓からでも望遠鏡で遠くの状況を
見なければならないようになってきた、という
以上、スモールビジネスサテライトでした。
(笑)
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