2019年7月4日木曜日

研修生。

サッカーのコパ・アメリカ。
ダイジェスト映像からでもW杯とは違う、
南米独特のスタジアムに充満するエネルギーが
伝わってきます。
あの熱気に飛び込んでゆく選手たちは
ワクワクしているのか?
逃げ出したくなる気持ちもあるのか?
おそらくそんな単純なものではないでしょうが
伺ってみたいものです。
残念ながら予選突破とはなりませんでしたが
完全アウェイでも怯まず冷静にプレーする
若い代表選手を見て、凄いなぁと感心しました。
本人達は海外を相手に昔ほど技術的に劣るとは
思っていないのでしょう。揺るがぬ自信をもとに
対等に戦いを楽しんでいるように見受けられます。

工場では今週、急遽”研修生”を受け入れました。
ロクな説明もされずロクな紹介もせず
”完全アウェイ”のサウナ工場でスコップを渡され、

『とりあえずやってみて。』

同族会社で働く人たちはこれだから可哀そうです。(ウチだけ?)

我が社ではスコップを使っての脱水作業が
仕事の1丁目1番地。
ひたすら粉を土のう袋に詰め、脱水機に投入する。
単純作業ですが、それ故仕事へのアプローチの差が
はっきり表れます。
スコップの持ち方、角度、土のう袋を置く位置、
体の使い方など、工夫次第で作業効率も
体へのダメージもかなり差が出ます。
もちろん最初から上手く出来るはずもないですが、
スコップの1刺し1刺しに良くしてゆく工夫を試みる
意識がある人とない人で、結構はっきりします。
前者の作業には徐々にその人なりのリズムが生まれ
結果として仕事もより早く、効率的になります。
リズムが無意識化に刻まれると余裕が生まれ、
他の事象にも意識が向けられるようになります。
現場作業ではリズムがとても大切で、
リズムが悪い人は他の人のリズムにも配慮が出来ず
タイミングのちょっとしたズレはストレスを生じ、
思わぬ事故に繋がってしまうこともあるので
気づくとつい、口を出します。

今週限定の研修生は見ているこちら側にも明確に
1つ1つの動作から意図が伝わってきますので、
早くもその人なりのリズムが生まれているので、
すぐお任せモードで放置プレイのいい加減な上司。
(笑)

初めてのこと、慣れない環境に身を置き、
ひたすら作業で玉のような汗をかくのも
たまには悪くないでしょう?
さあ、優秀な研修生には金曜日の仕上げに
25kg紙袋詰め替えという初心者には筋肉痛必死
特別(鬼)メニューをご用意させていただきます。
どうせなら何事も一番を経験するのは価値あり。
良き思い出となりますように・・・(笑)。

Ted






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