2022年2月10日木曜日

夕陽。

 早朝荷捌きは雨でホッとしていましたが

みぞれに変わってきました。

やはり予報通り積雪になりそうですね。


本日の営業はお休みさせていただきます。


ポルトガルのソックスや

倉敷帆布×京都老舗手染めのバッグ、

フランスのリネントートなど、

新商品も入荷しているのですが・・・(泣)

小さい店の思いどおりになど、

なかなかいかないものです。

(なので悔しいからbellekatena's store

https://bellekatena.stores.jp にて

ご紹介しております。)




おまけにシロクマさんも


『天意夕陽を重んじ、人間晩晴を尊ぶ。』


渋沢栄一氏が晩年、好んで揮毫した言葉だそうで、

”朝日の美しさは言うまでもないが、

夕陽の美しさも格別である。

沈む瞬間に一際鮮やかな光を放つ太陽のように

人間も晩年になればなるほど晴れ渡り、

残照で周囲を照らすような生き方を”

そんな意味のようです。


あくまで自分スペックの限りにおいてですが、

抱え込めるだけ抱えるしかないように思われた頃、

行き先もわからずラッセル車で新雪に突っ込んでゆく

先代の後ろで雪の中から吹き上げられた

”何か”を必死に拾い上げておりました。

わけもわからず、あまり深く考える余裕もなく

”ラッセル車たち”に付いてゆくしかない、と

言い聞かせた(言い訳にした?)ことも今となれば

もう少し上手な方法もあったように思われますが、

どんな時もただ一つだけ、

”後から来るものへの道しるべとなるように”

それだけは強く意識していました。

”ラッセル車たち”は自分の仕事を誰かに伝える

時間も余裕もありません。

ブレーキの利きが悪い方のラッセル車(父)は

商学科大学生時代からアルバイトで帳簿を付けるほど

(のちに切り餅で有名になった会社もあったとか)

簿記に精通しておりました。

一方僕は知識ゼロ、関心はマイナス。

複式簿記とはなんぞや?のレベル。

それがいきなり決算までの仕訳を任され、

(誰もやりたくないので末っ子にお鉢が回った)

お前はそんなこともわからないのか?

という空気を作るのは上手いけど、

言語化が全く下手という上司のもと、

おまけに現場もお金も忙しい中で鍛えられました。(苦笑)

そのおかげでゼロから始める人にとって何が大変か?

どういう道筋で行けばわかるようになるか?

少しは付き添えるかな?と思っておりました。

次の走者と伴走を始めて約4年。

昨日、漸くバトンを渡す日が訪れました。

僕が掛けてしまった時間と比べれば大幅な短縮です。

次の走者は、きっと走りだせば僕のレベルなんて

あっさり抜けてしまうものと気付くはず。

恥ずかしながら所詮そんなものです。

偉大になりすぎないことは伸びしろを生み出す上で

大切と、父親業でも意識??してますが…


歴史の教科書にもほとんど登場しない”2代目”。

なんとか道を均し、沈むときに光がさすようであれば

まあまあ良く出来ました、と言ったところでしょう。

(笑)





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