8/16までベルカテナはお休みをいただきます。
と、まずは業務連絡から。
早朝荷捌きの時間に自宅のドアを開けると
外は既にものすごい熱気の休み初日。
娘の送迎や宿題の手伝いなど、これはこれで
ある意味今しか出来ないことを中心にノープランな
休日をゆったり過ごそうかと考えております。
とはいえ家族で唯一個人スペースを持たない世帯主。
早速BGMの選曲からクレームが入っております。
(苦笑)
休み前に工房より届いたのがこちら、
ダイヤのセットリング。
ダイヤの、ですが”オールドマインカット”と呼ばれる
ちょっと珍しいカットを施されたダイヤを
中石に使用しています。
ひと口に宝石といっても非常に間口が広く、
ダイヤ、ルビー、サファイヤ、エメラルドといった
貴石から
水晶、オパール、○○ライトといった無数の半貴石、
真珠、珊瑚、カメオ・・・と、実に様々。
とてもすべてを網羅しご紹介することは出来ません。
師匠からも事あるごとに、
『コンセプトの軸がないとグチャグチャになるぞ』
と言われ続けてまいりましたが、
如何せん無知では歯が立たず
自分なりの切り口探しを結構必死にしておりました。
1石1石の表情がすべて異なり一番好きなオパールを
足掛かりに、実際に自分で買い付けるなど
”授業料”を払いお勉強。
続いて素敵なご縁に恵まれた真珠へ。
こちらは生産地まで何度も足を運び、じかに感じ、
そこから出てくる自分なりの言葉を待ちました。
当店のジュエリーは宝石+機械製作ではなく
職人の経験と心から生み出されるハンドクラフト。
中でも工房を代表する”アートライン”と呼ぶ
繊細なデザインは産業革命前夜、19世紀初頭の
短い期間のためアンティーク市場でもレアな
ジョージア期の"カンティーユ"という
世界中で金の流通が不足した時代の職人が
いかに少ない地金で美しく仕上げるか?
という工夫から生まれた金線技法がルーツです。
それら輪郭から少しずつ自分なりのキーワードとして
”美しい”は前提として、より
”希少性の高いもの”
”ハードルの高いもの”(学び甲斐のあるもの)
”歴史のロマンを感じるもの”
などが浮かんできました。
せっかくお付き合いいただいたのに前置きが長くなり
オールドマインまでたどり着けませんでした。
勝手ながら To be continued...
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