2018年11月28日水曜日

準備中。

早くも来年の年間カレンダーをチェックし
スケジュールを考えていた恵菓さん。
どうやら来年はGWとお盆休みがそれぞれ
10連休になりそうです。  
既にご存じで、旅を計画中なんて方も
多いのかもしれませんが、
ちいさい店にとってはなかなか難題です。
消費税増税も含め、"いのしし"年は 
穏やかでなさそうな予感。

彼らのスケジュールへ急に割り込んでしまった
今回のイベントも快く応援してくださり、
いつもと違ったメニューをご提供されます。
ファンの皆様どうぞお楽しみに。


毎年、出来る人に憧れ手帳を新調するものの、後半には空白ばかりとなってしまう僕も
さすがにイベントに向けて予定がビッシリ。
(笑)
そんな中ですが、
当日のメインディスプレイで初お披露目!!と
ご紹介したい商品のためにお出掛け中です。
こちらもかなりギリギリですが、取引先も
笑いながら

『なんとか間に合わせましょう。』

と約束していただきセーフかな?(笑)

心宿る商品がまた新たに加わります。
ご紹介の際は、またアツめ、長めのトークに
なることと思われますが、どうかお許しを。

そんな僕にいつも合わせてくれる人を待つ。
ソワソワした時間もまた特別。
つい夢中になりお渡しものを手に持ったままな
ことに後から気付き、相変わらず残念な自分を
北風に吹かれたまま歩く。

その一歩一歩があまりに貴重で、
イルミネーションも消えた街を少し遠回り。
はるか上空から眺める街のいくつかに
ご縁が繋がる点となり、結ぶと線になる。
どんな予期せぬ作品を紡ぐのかは
生き方を現すのかもしれません。

大切に積み重ねてきて良かったと
噛みしめながら。

Ted



2018年11月25日日曜日

ベルカテナのクリスマス。

ひょっこりはん風?なサンタさん、
届きましたでしょうか?

以前はDMも全部自分で作成していましたが
フォントのチョイス、大きさ、バランスなどが
少し変わっただけで印象が全く変わってしまう
難しさを重ねる度に痛感しました。
今は僕を担当してくださる広告事務所の女性に
自分のイメージを伝え、後はお任せ(丸投げ)、
出来上がりを楽しみにと甘えております(笑)

今回は

『観音開きでちいさいおうち』

これだけ。いい加減な指示ですよね(苦笑)
万事この調子ですが毎回イメージ以上になって
しかも早い。
今回はデザイナーも仕事を楽しんだ様子が
伝わってくる、いつも以上の出来栄えに。
DMも自分で安く、早く作れる時代ですが
自分以上にはなり得ない。
商品のご紹介でも、なるべくお金以上の
関係性をもとにお届け出来るようにと
心がけております。
少しでも早く皆様に見ていただこうと、
肩がパンパンになりながらも一日で発送作業を
終わらせました。
いい仕事には、つい乗せられてしまいます。
我が家でもクリスマスカードとして
飾ってくれてました(笑)

今回のDM はイベント告知ですが、その名も

『ベルカテナのクリスマス』

少し大きく出た感あり、ですが
ワネストへ来ていただいている皆様へ
感謝を込めて、お楽しみいただけるよう
頑張ります。

もう一回り。

Ted



2018年11月21日水曜日

セレンディピティ

今朝の別荘(プレハブ)は暖房が弱では
外気温が流れ込んできてベッド(簡易)から
抜け出せず、ぬくぬくくるまっていたら
非情にも先を急ぐドライバーに起こされる。
(泣)
グッと寒くなりました。


先週末は次女の音楽会でビデオ担当。
合唱を聴くだけで泣きそうになってしまうのは
チコちゃんによると共感力の向上と、
前頭葉の機能低下により感情のコントロールが
出来なくなるから~、とのこと。


子供の小学校行事は卒業式を残すのみ。
その間、10歳も年をとったことに...。


学校への道すがらにある本屋に立ち寄り
何かないかなぁ?と物色する。
こんな時は大抵自分で何かを抱えていて
ヒントを探していることが多いのですが
この時間が結構好きだったりします。(笑)
大抵1~2ページで催眠術にかかってしまい、
読みかけの本を積み増していますが
最近、油断をすると知らぬ間に我が家の
ネット売買部隊に召喚されていることも。
先日はユーモアがわからずお手上げだった
カート・ボネガットのコラムを出品したところ
即売だったわよ、と報告あり。
隊長にとっては単なるハードカバー。
僕にはカナダ時代の思い出ある作家。
欲しい人にとっては激安価格。おそるべし。
それにしても何でも売れるようですね。

そんな僕が久しぶりに一気に読了した


『乱読のセレンディピティ』


著者は自分の”こんな時”につい頼りにする
外山滋比古さん。
大抵、内容は覚えていないのですが、
言葉に触れたくなると手に取ってしまいます。
いわば、”言葉”の第一人者の外山氏に


”本は読み捨てでかまわない。”
”本を読んだら、忘れるにまかせる。”
”本は風のごとく読むのがよい。”


と述べられ、心がグッと軽くなったら、
久しぶりにクルクルページをめくれました。


ところでセレンディピティ。
僕は馴染みのない言葉でしたが
思いがけないことを発見する能力、
という意味で
科学分野で失敗が思わぬ大発見につながった
ことなどに使われるそうです。


100点満点を求めてしまうとどうしても
窮屈になります。
100点からの減点をおそれてしまうあまり
第三者に自らの大事な決定を委ねるように
なってしまっては、客観的とは名ばかりで
失敗を失敗と気付かないようになってしまう
ような気がして、もっと根が深い。
本当の失敗は痛い。

今の実力が30点でもなんとか寄せ集めて
120点にする。
そんな気持ちを持っていたいな、
などと久しぶりの達成感を借り生意気にも。
 
Ted








2018年11月17日土曜日

カタチに。

娘の部屋も遅れていたハロウイーンから
クリスマスの衣替えも済ませたようです。

店内も少しずつ、さりげなく、
赤い帽子のグッズを散りばめております。

近年は雑貨屋さんでもクリスマスムードは
控え目。ある意味、イベントとして定着したと言えるでしょう。
売る側としては案外仕入れるボリュームなども難しいところがあったりなのですが
やはり店内に赤いアクセントを散りばめてゆくと気分も高まります。
大切な方へのちょっとしたプレゼント、
そんなことをイメージして集めております。
お役に立てたらなによりです。



12月に入るとあまりに慌ただしいので
バタバタとこなすことで精一杯になりがち。
なので11月は来年へ繋げてゆく取り組みを、と毎年考えるのは、あまりに早い時間の流れに楔を打ち、抵抗を試みたい気持ちの
現れかもしれません。(笑)

ひらめき、というと少し大袈裟ですが、
今まで自分なりに”先”を見ていつの日か...と
頭の片隅に置いていたものが通電するような
繋がりを見せ始めることが時々あります。
現在いくつかを同時進行でカタチにしようと、日々送られてくる段ボールと格闘中です。

イメージと実際は必ずしも一致しないことも
多く、開梱し、あっ...なんてこともあります。
一方、こちらのイメージを伝え、カタチにしてもらう周囲の皆様には恵まれていて、
想像以上の出来栄えに嬉しくなることは
増えてきました。
少しは伝え上手になったかな??
(おだつなよーと聞こえてきそう)

『あったらいいな、をカタチに』
某製薬会社のCM。
いつも意外な商品にクスッとしますが
昨夜はそのネーミングに大笑いして就寝すると
夜中に罰が当たったかのような激痛が...(泣)

その名は『コムレケア』。
薬局でその名を告げるのはちょっと恥ずかしいですが。
皆さんもお体には気を付けて。

Ted







2018年11月14日水曜日

響き。

今朝は今季初、防寒着を羽織り荷捌き。
秋から冬へ向かいつつあります。


二胡の美しい調べが響いた昨夜のワネスト。
会場も台湾のランプが灯りちょっと異国情緒。
今回は”お客さん”として堪能しました。


独特の郷愁を誘う二胡の響き。
不思議と大草原の雄大な景色を想起させる。
アーティストが心から聴衆を楽しませようと
している気持ちも伝わりなんとも心地好い、
素敵な時間でした。
やはりライブはいいものです。


卓越した技を見る、それだけでも楽しいですが
技をどう届けるか?伝えるか?
そこに心をどれだけ込められるかで
受取る側の楽しさが何倍にも広がる、
そんな風に最近感じることが多いです。


確たる正解のない、限りない分野ですが
これだけは案外、今のところ枯れることなく アイデアが湧いてくるのを結構楽しんでます。(笑)
但し、いつも雑な自分が壁となりますが・・・


Ted







2018年11月10日土曜日

If

家族に不評な我が携帯の不吉な?目覚まし音。
週末も同じ時間にセットしてあるのですが
最近すっかり体内時計がセットされていて
今朝も鳴った瞬間に止められました。
遊び以外では苦手だった早起きも出来るのは
習慣化なのかそれとも・・・(笑)


『寝る』というより『充電切れ』に近く、
恥ずかしながら起きてからまずは
メガネ、携帯、ズボン・・・
などなど朝は探し物から、ということも多い。


今朝は携帯もメガネも所定の場所へ、
先にいびきをかいているパパの世話を
そっとしてくれるのは大抵次女。
ママの流儀(=我が家の流儀)を
一番熟知するバランサー的な彼女にとっては
寝ているだけでも一応、存在が安心という。
肩身の狭いパパのレーゾンデートル。(笑)



移動距離も長く、振れ幅の大きかった今週は
If~という出来事も多く、
あらためて日々、紙一重と実感しました。


Ifの後が肯定文となることが続いて良かったといえるがまさに紙一重。
『偶然』を『良かった』とするには案外
『単なる偶然』ではないのかもしれません。


あの時ああしなければ、は沢山ありますけど
ああだったから続いていたり。
なかなか面白いものです。


Ted







2018年11月3日土曜日

打ち込む。

秋晴れの青空で静かな土曜日の朝。
トラックもお休みなので自分のペースで
始められる1日は気持ちいいものです。


最近、ワネストでトントントン、と
心地好い木の音色を響かせている恵菓さん。
訪ねると、音源はお干菓子を打つ作業でした。
修業時代、毎日1万個以上を打ち続けていた
時期があったというご主人、ひたすら打ち込む中で培った作業のリズムが僕にとっては
なんとも心地好い。


拝察するにご主人は日々、その1万回の中に色々工夫を重ねたことと思われます。
ひたすらこなすことも大切。
でも、ただこなしてしまうか、
1万回の"チャンス"を逃さず
工夫を重ねてみるか、数が多ければ
それだけその差は歴然となるものです。
いい仕事の作り出すリズムは美しい。

その”音色”も道具により若干違うようです。
干菓子を打つ『型』の材質は桜。
半ば趣味としても(笑)古道具屋を巡り
たくさんの木型を収集されているそうですが
総じて最近の型は木の密度が低く、
持った時の感覚が自分のイメージと合わなく(軽く)
感じるとのこと。
使っていくうちに歪みが出たりすることも
あるそうです。


『型を作る前に木を完全に乾かしてないの
かもしれません。』


完全に乾燥させるのはおそらく年単位の
時間が必要。
待ちきれないのでしょうね。
”型屋”さんはすでに全国で数名だとか。


あくまで小さな店の独り言ですが、
あらゆる業界の職人を取り巻く環境は
似て非なるものかと。
いいものを作りたくても作る職人が少ない。
ものづくりの現場で起きている現実は
かなり非可逆的なところまできています。
第1▪3土曜日はゆう


懐古主義的なところ。
もちろん多分に持ちあわせております。
でも比較的新しいものにも飛びつくタイプかとも思いますが
我々は次の世代へ何を遺せるのか?
引き継がれてきた

『理屈ではないもの』

の多くが途絶えてしまう、
そんな気がしております。


先代の頃に作られたリング。
画像を作家に送ると即座に25年程前の作品と返事があり、驚きました。
1つ、1つ、心を込めているという意味。
伝え手としてのわが身を反省させられます。


『図面もないですが覚えているので作れます』


新年のお披露目となりますが
25年後の作品、楽しみです。

Ted