2017年11月5日日曜日

セーター

日が暮れるとすっかり寒くなりました。
冬になると僕にとっては(ニットではなく)
セーターの季節。
現在も自宅であてがわれている洋服ダンス
2段のうち1段はセーター専用です(笑)。


セーターへの愛着は子供の頃から、
母の手編みセーターにルーツがあります。
友達の家に遊びに行くと、お母さんから
『セーター素敵ね。』
とよく褒められました。
それがやはり子供ながらに誇らしくて...
きっと褒められるのも期待し着ていたものと
思われます。(笑)


中坊になると、やはり『親の手作り』が
恥ずかしくなり一旦離れました。
少し大人になった高校3年の冬、
世間はいわゆるDCブランドブームで、
おしゃれが多かったサッカー部のメンバーも
『MICHIKO LONDON』
『Mr.JUNKO』 etc...
の高価なロゴ入りトレーナーを着ていましたが
お金もなく、チビでサイズもなかった僕は
当時唯一丸井本館で購入したDCブランド
アイテムは忘れもしない
『メンズフランドル』のソックスのみ。
それでも3千円くらいしましたからね。
(苦笑)
それと、やはり昔から人と同じものはあまり...
というところがありまして、お金もかからない
”世界に1着のオーダーニット”
が閃きました(大袈裟ですが)。


久しぶりに僕からリクエストした
”赤ベースで少し大胆に”
4人兄弟の末っ子が高校生まで成長し、
セーターを編むことのなかった母も
久しぶりの、しかも息子からのリクエストは
嬉しかったようで
早速作ってくれたのがこちら、


その後十数年、僕の絶対的勝負服として
マイナス40℃のカナダでも
あんな時もそんな時も(笑)
誇らしく着ていました。
30年近く過ぎた現在もバリバリの現役です!!


そんなセーター好きのため、かえって
お客様にご紹介するお洋服の中でも
セーターはご紹介したくてもなかなか
『これは』と思う商品に出会えませんでした。
久しぶりにお楽しみいただけそうな
”ニット”がイタリアより届きました。
少しチカラが入りすぎるかもしれませんので
御来店の際はどうかお許しください。(笑)


手編みのセーターにはもう一つ、
ほどくときに母が僕の両足に巻いていた
あの時が、温もりとともに思い出されます。
もしお子様がいらしてセーターを編む方は、
ほどくときお子様に手伝わせてください。


『お金がなくセーターが安上がりだったのよ』


母から聞いたのは大人になってからの話し...。


Ted




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