展示会

8月後半から9月にかけてはジュエリーや
ギフトショーといった展示会の季節。
今年は水曜のお休みを利用して３つの展示会を
見てまいりました。


どの展示会もとにかく圧倒的な量です。
全部を隈なく見ることも出来ませんが、
なるべく心をまっさらにして各ブースの
前を通り、見渡しながら
自分の目に飛び込んでくるのを待ちます。


『ものを見る』。
当たり前かもしれませんが
『見る』と『見える』
は全然違うと、この頃つくづく感じています。


お店のディスプレイをちょうど9月前に
チェンジしその後ご来店されるお客様から、
急にお誉めの言葉いただくことが増えた
手作りの机。
今までいつもちいさい店の中で微妙に場所を
変えつつずっと存在しておりましたが、
ようやく有るべき場所を僕が見つけられた、
ということでしょうか。

女性作家を束ねるジュエリー工房社長さんの
フルハンドメイドによる無垢の机で、
実はジュエリー制作用の作業台です。
立ち仕事にフィットする高さだったり、
天板がオーバルにカットされていたり、
様々な工夫が施されています。
なにより無垢のため重～いのですが、
ボルト４本を外すと３分割出来て
ひとりでも運べます。
このおかげで夜中にコソコソひとりで
レイアウト変更遊びが可能なのです。（笑）


この机の配置を今回は何度も何度もやり直ししたので
『見える』ようになってとても嬉しいです。


１０年経過して柿渋がいい色になりました。
経年変化を楽しめ作り手の心を宿すものが
身のまわりにあるのはいいですね。


さて、展示会。
実際には目に飛び込んでくるものは
そんなに多くはありません。
勿論、出展されている商品が悪いとかではなく
こちらのフィルターがかなり特殊なだけです（笑）。
でも、不思議と商品にピンときて話しかけると
驚くほどの確率でその人自身が正直で、
心地よい時間が持てることが多いです。

『正直』

大切にしてゆきたいです。
今更ながらですが...😊。

Ted