お彼岸。

 今年も第１コーナーに差しかかり、

工場従業員の今期目標へのアプローチ度や

各部GRの取り組みに対してツッコミを入れつつ、

（自分のことはもちろん棚に上げ）

評価制度に手を加えるための素地づくりと、

コーナーで加速する模索を続けていた数週間。

ちいさな会社は従業員の健康状態はもちろん、

家族の状況も、良くも悪くも見えてしまうもの。

それぞれ、様々なことを抱えております。

本当にキツいときは誰かに相談なんて出来ない、

個人的にはそう思っております。

でも残念ながらそれも大切な人生の一部。

その状況を殻にして壁を築き、孤城に閉じ籠ると

ひと時の安堵は得られますが、

結局、いつ攻められるか？という不安の中で、

壁を築き続けなければなりません。

それも、視野が狭く空からの攻撃には無力という

事実に全く気付かぬまま･･･。

難しい状況のとき、

仕事に100を求めるよりも、

"ゼロ回答にしない"

言い換えれば、

"首の皮一枚なんとかつなぎとめる"

ことがむしろ大事だと伝えております。

それは形に出来ない状況でも意欲を見せたり、

そういうことだったりします。

まさに首の皮一枚を繋げようと奔走した当時、

その意欲と将来を信じてくれた方に、

いつか良いご報告を、と思いながら

実に20年の歳月を費やしてしまったため、

お墓にたどり着くにも雨でずぶ濡れになる程に。

次回は20年後とならぬようにあらためて誓った

桜咲き誇るお彼岸の午後。