2015年12月5日土曜日

銀座から。

AM4から荷捌き。
あともう1台のトラックを待っているところ。
外での作業は寒いです(泣)

先日、U2さんの個展に訪れた銀座で
輪島塗の箱瀬淳一さんの個展開催中と
博識のお客様がお知らせを下さり
和光へ足を運びました。

箱瀬氏 「還暦記念ということで60×10で600点! 人にはできないことに挑戦したかったのです。今の自分にできる最善を尽くしました。見る方に『ほおっ』と驚いていただけたら」。

-実際には100点プラスの700点が並び『ウォー!!』でした。

「手間を厭わないという意味での『不便さ』が好きです。蓮華にここまで手の込んだ蒔絵は必要ないという人もいるでしょう。でも、無駄を削ぐことはつまらないと、この40年間漆工芸に関わってきて感じています」

-蓮華100点は完売。東京の景色を蒔絵で描くなど独創的世界に
 ひとり唸っておりました(笑)

『欲しい!!』(支払い可能かは別として)と思う数点はほぼ赤シールのSOLD。
ただ、2点はシールが貼られていないが金額が家庭騒乱レベル・・・

『きっと、こういう時に亡母は後を考えず買っていたのだろうな・・・』
と、我が家の財政状況に似合わぬ品がいくつかあったことが妙に
納得がいき、苦笑いしつつ会場を後にしました。

U2さんの和柄を上手く取り入れたファブリックアートと箱瀬さんの『ジャパン』
独創的なご両人の個展を同じ日に銀座4丁目のギャラリーをハシゴして楽しむ
自分を10年前に想像も出来ませんでした。

ちいさな店を通じて出会える人との繋がりから未知に出会える喜びを
ベルカテナのお客様にもご提供出来たら本当に嬉しいですね。

そんな場所を遺してくれた母の命日を前に、
今年も素敵なお花が届きました。
忘れないでいてくれる存在。この上ない喜びです。
心より感謝申し上げます。

亡くなる年の手帳の最後に、達筆だった故人が
震える文字で書き留めた詩をご紹介させてください。



私が行ってしまい

きみがここに残ったら

知ってほしい

見えない薄いヴェールの向こうで

ちがう法にしたがって

私が生きつづけているということを

 

きみには見えない

だから信じるんだ

私は待っている

たがいに気づき

ともにふたたび天駆けるときを

それまで君には君の人生を

思い切り生きてほしい

私が必要になったら

心の中で私の名前を

ささやくだけでよい

   私はそこにいる
 
コリーン ヒッチコック

Have a wonderful weekend!!

Ted

『再会』 by U2

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