2020年2月19日水曜日

一式。

早朝荷捌きでも夜明けの早まりを感じます。
ワネスト中庭のイルミネーションも終了し、
春へ向かいつつあります。

日曜日午前中はマンションの総会に出席。
議題は確実に訪れる未来の出費へ
どう備えるか?が中心になりますが、
現状からはじき出す皮算用が
その時どれほど目論見通りとなるかは
まったくわかりません。
マンションの大規模修繕はおそらく
大体12年周期で見積もられるかと思いますが、
例えば10年後に果たしてペンキ職人は
どれくらいいるのか?
などを想像すると建物は高機能化しても
維持する足元はグラついています。

『非常に意義ある仕事だと思います。』

“成績表”作成をお願いする税理士さんも
評される工場の仕事。
意義=お金、とならないことに
毎年この時期頭を痛めておりますが・・・
ゼロをイチにするような仕事でもあり
なんとか意義を見出せるよう努めている
つもりではあります。(苦笑)
ゼロである以上、生産設備でいわゆる
“標準装備”のようなものは無く、
大抵はあれとこれとを組み合わせ、
『一式装置』を完成させます。

“行きつけのホームセンター”
は大体どこに何があるか把握してますし(笑)
未知の工具を見つけては何かに使えるかも?
と記憶に留めたりしますが
反面、以前は僕たちのお絵かきを汲んで
きちんと形にしてくれた機械屋の職人さんが
どんどんいなくなり、これからを考えると
あるもので組み合わせられるようにする、
ということの裏返しでもあります。(泣)

単純なように映るスコップ作業でも
より作業効率を良くする、という意識で考えると
原料の性質や状態に合わせ、形や材質の違うものを使い分けたほうがかなり作業負荷も軽減します。
”意識”がない人ほどちょっとした変化に気付けず
同じスコップを使い続けてしまう傾向があり、
こちらからするとそれだけで仕事への向きあい方が
わかってしまい、これが結構当たります。(笑)
標準化の対極

ものづくりの現場はどこも標準化、平準化が進み、
効率的になった反面、イレギュラーへの対応力は
かなり低下したように見受けられます。
これから益々便利になるとは思いますが、
意外な落とし穴がそこかしこに噴出するのでは?
と危惧しております。

もっとも、ベルカテナでご縁のある作家さんたちは
真珠と一緒に自分の指に穴を空けたりしながら
職人さんたちに面倒な依頼をして煙たがれながらも
真似の出来ないことに挑んでいるようですが。





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