2016年10月22日土曜日

25年のお付き合い

夜明けがすっかり遅くなりましたね。
今秋、初めて『寒い』と感じダウンを着て
真っ暗な中、荷捌きをしています。

先日、誕生日を迎えました。
どちらかというとプレゼントを探すことが多く
さりげなくお客様から頂いたプレゼントは
とても嬉しいものです。
日々、慌ただしさに埋没し、どこかかえって
起伏のない生活になりがちですが
温かいお心遣いに出会えることが
小さな店のなによりの楽しみです。
本当にありがとうございました!!

小説などを読むたびに違う発見がある。
と、よく言われます。
が、僕は未体験でした(笑)
以前、子供たちに見せびらかそうと思い
棚の奥から引っ張り出した小中学の通知表。
通信欄に毎年のように書かれていたのが、

『もう少し本を読みましょう』

という文言。
これ、母から時々もらった手紙にも
大人になるまで書かれてました(笑)

国語の成績がいつも優秀な長女に鼻で笑われ
お調子者の次女はすかさず『見てみて~』
と通知表を持ってママのもとへ・・・。

でもこれは事実で、小学校の読書感想文が
本当に苦手で、1行ごとに『そして』『そして』と
書いてましたからね(笑)

そんな僕でも長い付き合いの本が1冊だけ。
茨木のり子さんの詩集です。
高校の卒業アルバムの最終ページ。
全体写真に添えられていたのが
やんちゃだった彼らも・・・

『自分の感受性くらい』

たぶん、卒業生のほとんどは気付いてないと
思われますが・・・。
今年、卒業25周年の案内が届きましたので
間違いなく4半世紀の付き合いですね。
といっても、年に数度開くかといった程度。
あっ、長女が小さい頃は毎晩の読み聞かせに
使っておりました。次女は可哀そうに
いつもパパが先にかくいびきが子守唄でした。

といって、諳んじられますとかっこよく言えない
のが、なんとも自分の悪いところで、
ボヤーっと覚えている程度と
今朝気付かされました。(泣)

『自分の感受性くらい、
 自分でまもれ
  ばかものよ』

で終わる最後に今までは叱咤されたいがために
鑑賞してきたように思われますが、
今朝は寧ろ別の部分のことばが共感できる、
というかはじめて理解出来た気がします。

谷あり谷ありの中で良い言葉に出会えるか、は
時に人生を左右すると思います。
そんな時にふと、どこで覚えたのかわからないが
頭の中でこんな詩がよぎったら・・・という数篇を
チョイスして小さい娘に仕込んだパパのいたずら
結末やいかに(笑)

Have a wonderful "SUNNY" weekend!!

from てつし

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