2024年6月29日土曜日

ウネマクネマ展開催中。

今週で2024年も折り返し。

 ”時”に置いてゆかれている気がしてなりません。

折しも、足跡を残すイベントを開催中です。





louloudi by unemakunema

6/28~30

スタッフからの熱烈オファーがようやく実現、

作家さんにとっても初の個展形式とのこと。

店としても以前から作家や作品をフォーカスした

イベントをトライしてみたいと考えていたので、

それぞれの思いで準備してまいりました。

折しも梅雨の走り。

大雨の初日となってしまったにもかかわらず、

開店から大勢のお客様が続々といらっしゃり

スタッフアワテフタメクモード。(笑)

大渋滞に巻き込まれ、夕方遅く到着した頃にも、

いまだ熱気は冷めやらず、

作家さんも良い表情をしていて、

充実ぶりが伝わってきました。

温かくお迎えいただきありがとうございます。

louloudiはギリシャ語で『花』。

今回は白をイメージに、ということですので

白を中心に花を添えてみると、いつもの空間が

清楚で華やかな雰囲気に。

やはり一歩踏み込んでみるものですね。

良いヒントとなりました。

作家さんにとっても日頃出店されている

ハンドメイドマルシェとは趣を変えることで

今後に繋がる何かとなれば良いなと思います。

そんなふうに響き合いながら、

お客様にも開催が待ち遠しいイベントになる

その一歩となることを願いつつ、

お買い上げプレゼントとしてカロちゃんクッキー

もご用意して、日曜まで開催しておりますので

是非お立ち寄りください。






2024年6月23日日曜日

深層。

 先代からお世話になっている輸入家具を扱う

取引先へ久しぶりに伺いました。

数千万円の家具やシャンデリアなど、

豪華でスケールの大きな商品と向かい合うと、

毎回自分のスケールが試される気がしますが

相変わらずだな、と思わず苦笑い。

小さな取引にも関わらず時間を割いてくださる

支店長さんにそんなことを話すと、

『続けているだけでもすごいですよ』

と、温かい励ましのお言葉。(笑)

実際、当店のような小さな店や、

数年前高額商品を活発に動かしていた

たくさんのECサイト業者や大手取引先でさえも

ほぼ全滅という状況なのだそう。

諸行無常ということばが思い浮かびました。

事業継続には資金的なことはもちろんですが、

小さな工場で製造業、小さな店で小売業、

2足のわらじを履く日々で自分の力不足を痛感し

それは単に努力不足という現実に直面しながら

それでも、と俯かないエネルギーを持てるかが

大切なのではというのが実感です。


表層で起こる日々の出来事で掻き回されながら

学習しつつ、といって振り回され過ぎない、

深層海洋水のような懐深さと、

滞留せず循環を生み出すエネルギー。

どちらも持ち合わせていたいなと思いますが、

とりわけ懐深くは難しく、きっと生涯の課題。

エネルギーは自家発電ももちろんなのですが、

案外まわり皆さんや、お客様からこっそりと

頂き、エネルギーに変えております。


先週末、長女とニュージーランドから来日中の

甥を連れ、高校の同級生が切り盛りするお店で

酒を酌み交わす、これまでの様々な縁が繋がり

現在があると感じるひとときを持ちました。

僕には即OKと返事をくれ、当日は“いとこ“の

エスコートも引き受けてくれた長女。

実は部活で自分が主宰のイベント直前で

相当忙しいところを一切言わず、

父親の気持ちを汲み、それよりも自分が以前、

初海外の地ニュージーランドでなにかと

気遣ってくれたいとこへの恩返しという

気持ちだったのでしょう。

わずか数時間、お互い言葉の壁もあり、

なにより日頃から口数少ない“いとこ“(笑)

たとえ会話はポツポツであっても、

お互いの心を通わせようとした数時間が、

きっといつかのなにかに繋がってゆく、

そんなふうに願いながらついお酒のピッチが

上がってしまい醜態をさらしたパパは、

帰宅後“ママ“に呆れられましたとさ。(笑)

エイッ!!と仕入れたこちらのタイガーは

イタリアAHULA社のセラミック。

模造品との決定的な違いは滑らかな表面仕上げ

本家のゴールド部は24金を使っていること。

なので円安と金相場の高騰で次回入荷は価格が

数倍に跳ね上がりそうとのこと。

ジュエリー含め金製品は当面、もし出会ったら

その時が常に最安値、逃さないようにという

認識でよろしいかと思います。


ガオー




2024年6月16日日曜日

父の日。

 缶ビール1本で即KOのサタデーナイトを越えて

本日は父の日。

もちろん通常営業です。(笑)

そのプレゼントを探しにいらした若い女性。

おそらくお父様は僕と変わらない年齢と思われ、

お仕事も現場の職人タイプとのこと。

そうなると『正解』ではない可能性は高いかもと

もちろん前置きした上ですが、僕の願望も込め、

あえて数字のブローチを提案しました。

数字はスチール製でインドの手仕事。

そのパーツに直径3mmの決して小さくはない

本物ダイヤ(笑)を配したこちらは

当店のオリジナルアイテム。

元々体育会系から粉まみれ工場勤務と、

アクセサリーやジュエリーと無縁だった僕が、

そんな僕のような男性にも年齢を問わず、

ちょっとブローチでも着けてみようかな、と

思って頂ければ、と発想したもの。

マグネットなのでTシャツにもOK.

ダイヤはアンティークカットのローズカット。

ギラギラし過ぎずさりげないキラキラ感なので

自己主張より自己満足を楽しむ大人な感じです。





こんな僕の想いに乗ってくれたお客様。

誕生日にちなみ『1』『7』をゴールド、黒で

選ばれたのはお父さまが熱狂的虎党なので

タイガースカラーにもなるから、とのこと。

ならば特別に、ということで、

試合観戦はもちろん、仕事の現場でも

さりげなく被れるタイガースキャップに

ブローチを留め、ギフトバッグもタイガース。

こちらはサービスとさせていただきますが、

たぶんサービスのほうが喜ばれそう?(笑)

とにかく喜んで頂けたらどちらでもOK。

それにきっと娘さんの気持ちそのものが

なにより嬉しいことでしょうから。



2024年6月13日木曜日

666

 令和6年6月6日に気付いたのは当日朝。

工場で納品書に日付けを記入していた時でした。

こんな日をお客様と楽しめないかな?と

そこから考えたので無理矢理感大ありでしたが、

ロックス→ソックスの日として、

お値段もただのノリ(笑)、3足666円に。

それはもう、お買い得というより…


当日の告知にもかかわらず、

わざわざ時間を作って下さったお客様、

ありがとうございました。

皆様お得感MAXになるよう上手くセレクト

されておりました。さすがです。(笑)

またなにか閃いたら、おそらく突然になるかと

思いますが、お付き合い頂ければ幸いです。

ご利用は計画的に⁉️😁







2024年6月9日日曜日

物語のつづき。

 高校サッカー部の同期に設備の相談で

工場に来てもらい、久しぶりの開口一番は、


『老けたな〜』


一応、“お仕事“の相談なんですけど(苦笑)

鏡で見ている自分は知らんぷりしていることを

正直に言ってくれる関係性って、

これから益々大切になるのでしょうね。(笑)

下心があればさすがに言えないでしょうから。


”之を知る者は之を好む者に如かず。

之を好む者は之を楽しむ者に如かず。”


海外で鉄人レースに挑み続ける兄や、

まわりの”ドクター”達の夢中な様子を伺いながら

時代を超えた言葉が重なります。


僕は詩人、茨木のり子さんにばかものよ、と

叱られそうな、そもそもどうなの?という

グラつきを彷徨っていたようで、

そんなときは大抵文章も荒れてしまうので、

こんな秘かなブログですら滞りがちデス。

他愛もないほどのわかりやすさ…(苦笑)


思わず背筋がピンと伸びてしまうお客様より、

久しぶりのお電話を頂きました。

当時、僕の不手際を本気で叱ってくださり、

僕もなんとか挽回しようと必死になって考え、

たどり着いたのは佐賀の取引先。

一縷の望みを託し書いた手紙の想いを汲み、

検討して下さるとのことでしたので、

すぐに佐賀まですっ飛んでゆきました。

そうして出来た世界に1足のシューズを

今までご愛用いただいたようで底がすり減り、

それでもまだ履きたいので修理可能か、

というご相談でした。

さすがに難しいと思いましたが、取引先に一応

ご報告をしてみたところ、

『いろんな想い溢れる靴ですので、元通りには

出来ませんが、方法を考えたい。』

という、まさかの前向きなご回答。

お客様も大変喜ばれました。


お客様には当時とても腹立たしい思い、

僕にとっては仕事人生1.2を争う苦い経験、

取引先にはとてつもない無理難題。

まさかこの先に、愛へ変わる素敵な物語の

続きが待っているとは思っていませんでした。

物事プラスマイナスがあるということですね。

針の筵のような心地から逃げ出さず、

なんとか踏みとどまれて良かったと思いますし、

なにより、あの時本気で叱って下さったことに、

あらためて感謝しております。


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