2024年5月5日日曜日

掬い取る。

 GW終盤、如何お過ごしですか?

ベルカテナは本日スミコデー17時まで、

明日はお休みを頂きます。

(店主は明日より工場通常勤務デス)

暑くなりそうですので、

ギマコットンのこちらなどオススメするのかな?




連休中1日だけ長女が予定を空けていたので

定宿?へ父を誘い3世代1泊呑み会ツアーを企画。

就活を終えた娘にオリエンテーションとして

昭和の典型的企業戦士だった父に仕事の軌跡を

おおいに語ってもらいました。

お互い手酌で気兼ねなく、

一番弱い僕はビールをチビリチビリ、

結構イケる口の娘は寝不足でコクリしながらも

父の日本酒に付き合いながらワインも呑み、

80を過ぎても元気な父は孫の上手な相槌を肴に

4合瓶などペロリ。深夜まで語らいました。


勢いのあった頃のモーレツサラリーマン回顧録、

娘には響いたかどうか?わかりませんが

やはり一生懸命な生き様の話しは面白い。

現役では生々しく、つまり夫婦や親子関係では

こぼれてしまうその時代を懸命に生きた物語を

孫として少しずつ掬い取ってゆくことは、

きっと自分の立ち位置を決めることにも

役立つことでしょう。

もちろん“おじいちゃん“としても孫と酒を

酌み交わしながら懐かしい話しが出来るなんて

楽しいことでしょうしね。(笑)




しっかりしている娘と比べればかなりグラグラで

空っぽだった僕のその頃、せめて誰かの役に

少しでも立てることはないか?と、当時入院を

していた祖父母の近くに住み、病室に顔を出す

ことを唯一の日課としていた時期があります。

静かな病室で時々ポツリポツリと聞く

明治の人間の逞しさ、病院から散歩へ出るにも

必ず自分で仕立てたスーツにシルクハットと

ステッキという祖父の気概、

一方、祖母に浮気の話しを持ち出され、

バツ悪く小さくなっている祖父。

彼らに倣って立派に…とはいきませんが、(笑)

いくつになっても生きる情熱を失わない

その生き様に感化されたのも一因という

母が人生の後半に始めた仕事を繋ぐ中には

そんなことも含まれているのかもしれません。


『パパが孫とお酒を酌み交わす日がくるのか?』


と聞いたら、バツ悪そうでした。

一応その時のために、楽しく少しはタメになる

話しが出来るように頑張らないとですね。



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