2024年10月23日水曜日

束の間。

一陣の風のような恒例の撤収作業を見届け、

イベントも無事に終了しました。

店内を空っぽにしてお迎えし、

見送った後に再び空っぽとなる店内。



疲れ切っているもののこの静寂にしばし浸り、

まだまだだなぁと打ちのめされたところから

自分の現在地を確かめ、そこから新たな一歩へと

心のチャージをしながら自分の店に戻してゆく

作業は、とても貴重な時間でもあります。

スタッフが翌日も通常営業する気満々で、

残存体力でなんとか復旧せねばならず

余韻に浸っている暇も与えてくれないのですが・・・

それはそれで有難いことです。(笑)


ワネスト移転当時から、お客様ゼロの状態でも

未来のためにと遥々伊勢から車を走らせ、

お付き合い頂いているTEAM EIJIさんには

申し訳ない気持ちでいっぱいですが、

それでも回を重ねる中で、

『パールっておもしろい』

と感じて下さるお客様も着実に増え、

じっくりと見て頂けることも増えてきました。

その意味では前進しているのかな?

今年も沢山のご来場ありがとうございました。



そんなイベント初日に迎えた誕生日の夜は

真珠の海を守る人間SECOMとして寝袋に包まり

翌朝は直接工場へ。(笑)

なんとも相変わらずです。

半世紀を過ぎ、次女からのメッセージに

”長生きして”という言葉が増えてきました。

置いてかれるような潜在的不安は末っ子同士、

わかる気がします。

スポーツをすることは難しいですが、

工場から事務所へ受話器を取りに行くダッシュは

日々繰り返しておりますし、

(年下従業員より速い)

今のところ目立った老いは感じておらず

髪はすっかり白髪が増えましたが

ボリュームは問題なしと美容師のお墨付き。

実年齢と自分の感覚が全く嚙み合いません。

それでも、同級生に孫が産まれたり、

長女の就職が決まったり、という

客観的な事実から納得するところもあります。

そんなことや、



同じくイベント中に誕生日を迎え、

元気に働くスタッフの存在。

それらは”いつか”を夢見て種を蒔いたような

つもりでもあり、現在を有難いなと思います。

束の間であろうそんな気持ちを大切に、

前に進んでゆきましょう。

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