日常と違うリラックスした朝です。
いつもと同じ時間に目覚めましたが(笑)。
昨日はお届けものをしに、帰省渋滞の
東北道へ。一人旅につき折角なので
40km 渋滞も体験してみました~。😄
お休みのところ失礼かと思いましたが
靴職人のご夫婦はお休みなしで
生産、出荷の毎日とのこと。
お孫さんに整理整頓を指導された(笑)
仕事場は、色々な工夫が年輪を刻まれ
お子様にはわからないであろう風情。
缶を通ると糊着け完了 |
話をしながらおもむろにご夫婦が
手を動かし始める。
奥様は笑い話をしながら、
ご主人は煙草を燻らせながら、
徐々に仕事のリズムが整い
『シュッ』
『トントントン、トントン』
美しい仕事のメロディーが刻まれる。
僕の工場ではスコップ作業が新人が
最初に携わる仕事になっています。
スコップを持っただけで、
作業経験の有無はわかります。
そして、単純作業のなかにリズム
が出来てくるかで、仕事への取り組みが
わかります。
おそらく現場作業だけではなく、
他の仕事やスポーツ、
人生においても同じかなぁ、と
最近感じてはおりますが...
狭い仕事場で工程表も、設計図もない
ご夫婦の流れ作業。
ちょっとした仕草でお互いの工程を
切り替えてゆき、ミシンの作業へ。
『これだけはお父さんの仕事』
という表皮の共縫い。
ミシンの微調整をしつつ段々と
リズムが整ってゆく。
『タッタッタッ ダ-- タッタッタッ
ダ-- タッタッタッ』
この間10秒、
『タッタッタッ』のところで
見事に曲線も縫われている。
お見事‼‼
そこでボソッとご主人
『最初と最後がポイント』
しかもそれが
『次の工程がより美しく』
そして、
『職人の作業がよりスムーズになるよう』
という。
お見事‼‼
奥様が
『娘をディズニーランドへ連れていった
こともない』と笑っておられました。
多分、娘さん達も家業を手伝わされ
別の家に生まれたかった、などと
思われたのでは...
でも、ご両親の仕事を見てきた価値は
成長とともに高まるのかな。
この分野も次の世代がいないそうです。
少しの見聞で多くは語れませんが
失われてゆくものは仕事や技術、
だけではないように思われます。
Good day ‼
Ted
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