2024年10月30日水曜日

1分。

昨夕は雨が本降りになり、

お客様が雨宿りと時間調整にご来店。

少し似た境遇の経営者でもあるので、

やるべきことは後回し。手を休め、

ゆっくりコーヒーを飲みながらの経営談義。

こんなことが出来るのも、ちいさい店ならでは。

お互い働き方改革の非該当者ですから、

時間を気にすることもないですからね。(笑)


日曜日にお客様から素敵なご依頼を頂き、

急遽週末のスケジュールにねじ込んだため、

それに向かい大幅に予定を前倒しするなど、

tomorrow never knows

いや、行き当たりばったり?な日常    で、

置いてきてしまったものも多いと思いますが

万障繰り合わせて上手く繋がる時は

多少無理してでも動く。

その身軽さは大切にしております。


”自己紹介を英語で1分”


次女の課題にちょい噛みし、原稿を見ながら

スペリングのミスをかっこよく指摘したつもりが

間違っていたのは僕のほうでした。(苦笑)

約40年、幼稚園を"kindergarden"と記憶し、

疑いなくキンダガーデンと発音していましたが、

”kindergarten”だったとは・・・。


自己紹介の1分は長いとイメージしてましたが、

具体的に測ってみるとなかなか、かなり短く

僕の場合、英語で約160ワード。

これですと1トピックがいいところ。

これもちょい噛みして初めて気づいたこと。


折しも衆議院選挙で誰に投票しようか?

調べたらネットで選挙区の候補者が一堂に会し

紹介するサイトを見つけ、のぞいてみました。

司会者が自らの政策を1分で、

というお題を与えると、

最初の候補者がだらだら1分を超えて話したら、

全候補者が悉く右へ倣え、とばかりにオーバー。

言葉を生業とする政治家を志しているのに、

なんという体たらくぶり。

司会者の話しも聴かず勝手に喋ってるわけで

正直がっかりさせられました。

この場合、話しの内容より1分で止めるほうが

どれだけ印象が良いか。

瞬時にそういう判断も出来ないようでは・・・

あー、やんなっちゃうって

牧 伸二さんに歌われちゃいますね。

もったーいない。(笑)

ちょびっとウールはいってる








2024年10月23日水曜日

束の間。

一陣の風のような恒例の撤収作業を見届け、

イベントも無事に終了しました。

店内を空っぽにしてお迎えし、

見送った後に再び空っぽとなる店内。



疲れ切っているもののこの静寂にしばし浸り、

まだまだだなぁと打ちのめされたところから

自分の現在地を確かめ、そこから新たな一歩へと

心のチャージをしながら自分の店に戻してゆく

作業は、とても貴重な時間でもあります。

スタッフが翌日も通常営業する気満々で、

残存体力でなんとか復旧せねばならず

余韻に浸っている暇も与えてくれないのですが・・・

それはそれで有難いことです。(笑)


ワネスト移転当時から、お客様ゼロの状態でも

未来のためにと遥々伊勢から車を走らせ、

お付き合い頂いているTEAM EIJIさんには

申し訳ない気持ちでいっぱいですが、

それでも回を重ねる中で、

『パールっておもしろい』

と感じて下さるお客様も着実に増え、

じっくりと見て頂けることも増えてきました。

その意味では前進しているのかな?

今年も沢山のご来場ありがとうございました。



そんなイベント初日に迎えた誕生日の夜は

真珠の海を守る人間SECOMとして寝袋に包まり

翌朝は直接工場へ。(笑)

なんとも相変わらずです。

半世紀を過ぎ、次女からのメッセージに

”長生きして”という言葉が増えてきました。

置いてかれるような潜在的不安は末っ子同士、

わかる気がします。

スポーツをすることは難しいですが、

工場から事務所へ受話器を取りに行くダッシュは

日々繰り返しておりますし、

(年下従業員より速い)

今のところ目立った老いは感じておらず

髪はすっかり白髪が増えましたが

ボリュームは問題なしと美容師のお墨付き。

実年齢と自分の感覚が全く嚙み合いません。

それでも、同級生に孫が産まれたり、

長女の就職が決まったり、という

客観的な事実から納得するところもあります。

そんなことや、



同じくイベント中に誕生日を迎え、

元気に働くスタッフの存在。

それらは”いつか”を夢見て種を蒔いたような

つもりでもあり、現在を有難いなと思います。

束の間であろうそんな気持ちを大切に、

前に進んでゆきましょう。

2024年10月14日月曜日

日曜日。

 さーて、今週のベルカテナは~


TEAM Eiji南伊勢町から来る


の1本立て、というイベントに向け

お迎えする準備を進めている状況です。




昨日は”スミコサンデー”。

連休の中日は静かな傾向がありスミコさん、

『来客少なければ水着にでもなろうかしら?』

という軽口に店主も乗っかり企画を当日告知。

(毎度すみません。)


”スミコと友コーデでお菓子つかみ取り”


こちらとしてもちょっとチャレンジでしたが

面白がってくださるお客様に支えられ、

お菓子もほぼ無くなってしまったとか。

(結構ご用意しましたが)

おかげさまで楽しく過ごせたようです。

心優しいお客様に恵まれていて嬉しいです。

ありがとうございました。



スタッフに店を任せ、 

僕は体育会スタッフリーダーである

長女の大学最後の大一番を次女と観戦。

全勝同士の最終戦、勝った方が優勝という

学生時代サッカーしかしてなかった僕には

久しぶりの血が沸き返る時間を楽しみました。

伝統もあり勝たなければならない娘のチームは

それを圧倒してやろうという相手の気魄に

呑み込まれ、らしくない展開に終始して完敗。

プレーヤーの親でもなく、

ルールもあまり理解していない

にわかなおっさんが外野で大声出してて、

次女も引いておりました。(笑)

やはり最後は気持ちなんですよね。


せっかくチームスポーツに関われたのですから

”絶対勝つ”という大一番で勝利を掴む醍醐味を

共有させてあげたかったのですが...残念です。

最後に最高の瞬間が訪れると願いつつ、

あと1ヶ月、朝練へ車で無言の送迎が続きます。


夜はちょっとだけ次女の人生カウンセリング

(笑)

最近進路を通じ親子の会話が出来るのですが、

どうやら自分の嫌いなところも父親に似ていて、

本当に一生懸命なもがき方も正直なところ

微笑ましい。


このブログにお付き合い頂いている方もいらして

申し訳なくも本当に有難いのですが、

そもそもこのブログは店の宣伝というより

(なってない)

僕が苦手な文章を書く訓練と、娘たちへの遺言

(笑)

(というよりはアリバイ工作?)

まがりなりにもポチポチと続けてきたおかげで、

小説ではなく、私的に書かれた文章では

そこに内在する熱量はパッと感じることが出来る

ようになった気がします。


昨夜のトピックは

『400字とどう向き合うか?』

何度も書き直し一生懸命書いた様子が見て取れ、

要求に対する答えとしては問題なし、

と学校で評価も頂いたようで、

パパが今更波風立てる必要もない、

のもわかっておりましたが、

結果にとらわれ過ぎて『借り物』感のある

400字に”らしくない”という思いを

捨てきれず、正直に話すと

やはり本人も根っこで気付いていたようで、

それでも迫る期日や正解のないものへの不安、

焦りから

”最適解”を求めようとしていたようです。


そこで、父親からの提案は、

『無様でも自分の言葉で綴る400字』

もちろんこれが正解などと考えてはおりません。

最適解か?根っこと向き合うか?あるいは別か?

ここからは本人が決めること。

普通、親に相談すらしないことでしょうし、

僕なんかこの時期のことは特に親に対しては

完全にブラックボックス化してましたからね。

成長のプロセスを覗かせてもらえることは

親としては微笑ましいかぎり。

さて、最終決断やいかに?


本気の一生懸命に触れることは素晴らしい。

僕も本気のパールをご紹介すべく、

本気で準備します。


2024年10月9日水曜日

Pearl? or Treat?

 今季初、ドアを開けたら”寒い”と感じた朝。

久しぶりにパーカー、スウェットで出勤し

土砂降りの中で荷捌きをしてずぶ濡れになると

身体が冷え切りました。

ようやく季節が進んだようです。


先日、聞き上手で素敵な若いご夫婦に

ジュエリーについてアツく語らせて頂きました。

ダイヤモンドの

・オールドマインカット

・オールドヨーロピアンカット

というアンティークカットに加え、

・カボッション

というツルツルダイヤもラインナップに加わり、

当店のダイヤモンドジュエリーコレクションも

相当ディープになってまいりました。(笑)

工房から届き、揃ったばかりでしたので、

つい嬉しくて2時間語り続けてしまい、

帰られた後で反省をしていたところ、

ご夫婦が再びご来店。お詫びをするつもりが、

ご主人より奥様へ結婚10周年という節目に

当店のリングをプレゼントしたいという

嬉しいご相談。

販売を全く意識してなかったので

思わずびっくりしてしまいましたが(苦笑)、

まさにこの時、この場所でしか起こりえない

奇跡をとても嬉しく思いました。

(ちょっと大げさかもですが)


2013年9月。

ジュエリーにどう向き合えばいいのか?

全く手掛かりが見いだせず真っ暗闇の中、

先を照らす何かを探し求め出掛けた

香港ジュエリーショー。

あの時、がなければ間違いなく無かった

上村 栄司氏とのご縁。

そのおかげで今の成功がある、

なんてかっこいいことは言えず無様なものですが

(苦笑)

この出会いの有ると無しでは、自分の生き方は

随分違ったものになっていただろうことは

間違いないと言えます。

第1章(大山時代)に、たしか3回、

たぶん2回目からは全部の商品をしまい、

真珠の海にするスタイルに変えたと思いますが

そもそもは覚悟というより、お迎えするのに

それしか自分に出来ること無かった。

それが正直なところです。

第2章(ワネスト)では、

2015.6 圓

2016.4 THE PEARL SUMMIT2016

2016.10red,black,and...A PINK!!

2017.2 a drop of HOPE

2017.10Pearlman in WAnest

2018.6 Pearlman in N.Y.

2018.10南伊勢だより

2019.5 真珠・新時代

2019.11Be an Artist

2020.102020 A SPACE ODDYSSEY

2021.10PEARL UNLIMITED

2022.10真珠、一期一会

2023.11ジュ・ペルレ

コロナ禍も途切れずに13回を数えました。

それぞれのタイトルは社会事象や上村氏の活動、

僕の心象から絞り出したようなものなので、

タイトルから様々な記憶がよみがえります。

そして14回目の今年は、


『Pearl? or Treat?』




もしかしたら過去イチゆるーいかも?

しれませんが、

肩のチカラが抜けるようになった表れかな?

と考えて決めました。


上村作品を通じてお客様にお届けしたい

メッセージはずっと変わらず、


『パールっておもしろい』


真珠との素敵な一期一会となるよう

皆様を真珠の海へ、今年も誘います。

是非、お立ち寄りください。


Pearl? or Treat? by Eiji uemura

10/18~20 at Bellekatena



2024年10月6日日曜日

ら。

 うわー、10月。

ハロウィン、クリスマス…

加速装置に早くも乗ってしまいました。


先週末はワネスト10周年マルシェでした。

ベルカテナ第2章もほぼ同じ時を刻んだわけで

引きも切らぬお客様のマルシェと、

誰もいなかったあの頃を重ね、

プレーヤーもすっかり変わってしまったので、

この瞬間を共に噛み締める同志がいないことに

むしろ少し寂しさを感じたのは歳のせいかな?

(苦笑)

オリジナル商品“Crazy Dude“には遊びの中に

そんな個人的な思いもそっと忍ばせてあります。




”続ける”と”続けられる”

どちらも簡単なことではないものです。

ただ続ける、では大抵続かないですから。

気付けば30年という工場の仕事。

モチベーションだのやり甲斐だのといった

自分の意志を挟ませている余裕もなく、

”目の前の危機”を乗り越えようともがき続けた、

そんな事実にしても“ただ“続けたわけではなく、

絶望的な暗闇の中でかすかに射し込む光を

こじ開けるようなことも幾度かありました。

でも、続けることが出来たのは従業員の存在や

家族の健康など、様々な歯車が噛み合ってこそ。

”ら”一文字の意味に感謝です。


ベルカテナの“ら“。

それはいつも元気なスタッフと、

僕の出会いに共感してくださる皆様の存在、

それなしでは到底続けられませんでしたが、

加えて、常に一歩、いや数歩先のあるべきかたち

を明るく示してくれる存在があったからこそ、

なんとか心の炎を灯し続けられたのではないか、

と思っています。

今年も伊勢からキャンピングカーにどっさり

荷物を詰め込んでやってきます。

ちょうどハロウィンの季節。

きもだめしのようなこわいものみたさの感覚で

真珠屋敷となるベルカテナをお楽しみください。



Pearl or Treat by Eiji Uemura

10/18(金)~20(日)

11~19時(最終日は18時まで)